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  • 宮崎の名店・一心鮨で秋の贅沢。そして、その翌日の採血は?

    10/12夜

    10月の宮崎。昼間はまだ半袖で歩けるほどの陽気なのに、夕暮れの風にはかすかに秋の気配。そんな季節の狭間に、「秋を感じたい」と思い立って一心鮨へ。宮崎を代表する高級鮨店として名高いこの店は、食材も演出もまるで舞台のよう。暖簾をくぐる瞬間から、非日常が静かに始まります。

    秋を味わう至福の鮨コース

    最初に供されたのは銀杏餅。中にはカラスミ入りとウニ入りの二種。もっちりとした銀杏餅の中から、カラスミの塩気とウニの甘みが交互に現れ、口の中で秋と海が出会うような味わい。

    続いてのあなごは、表面をふっくらと焼き上げ、上には贅沢に黒トリュフ。香りだけで一皿の世界が完成しています。子持ち昆布のぷちぷちとした食感、かますの脂の香り。

    刺身は塩のお皿で楽しむ美味いやつ。ひらめの身と縁側、タイ、縞鯵。どれも厚みのバランスが絶妙で、包丁の仕事にため息が出るほど。特に縞鯵のねっとりとした旨みは、この季節ならではの濃さです。

    温物のアラ煮は美味しい日本酒と塩で他には味つけなし!酒の旨みとアラの身の旨みの相乗効果で素晴らしい一皿。隠し味程度に入った柚子胡椒の働きが見事だった。続くマナガツオの幽庵焼きでは、柚子の香りが秋の静けさを呼び込み、これにワインを合わせるとまさにペアリング!一心鮨の真骨頂をみた。

    そして圧巻の一皿がフォアグラベースの茶碗蒸し。蟹(ガザミ)とフカヒレ、そしてキャビア。フォアグラの濃厚さを下地に、蟹の旨みとキャビアの塩味が幾層にも広がり、複雑でありながら美しい調和を奏でます。

    ここから鮨の部へ。
    中トロ、大トロ、芽ネギトロで始まり、脂の流れを感じさせる構成。途中の焼き松茸が香りの中休みとなり、その松茸と大トロを合わせた鮨では、香ばしさと甘みが重なり合い、まさに“秋の贅沢”。

    二巡目の鮨では、棒鯖鮨、赤貝、太刀魚(山わさびのせ)、金目鯛、イカ、ウニ、かつお、エビ、穴子と続く。ひとつひとつに明確な個性があり、口の中の温度が変わるたびに季節の情緒が移り変わっていく。
    玉子二種で流れを締め、追加の縁側、干瓢巻き、キャビア巻きで静かに幕を下ろす。
    最後の栗のアイスが、秋の終わりを告げるような優しい甘さ。

    ワインペアリングとの相性も見事で、食後には幸福感と軽やかさだけが残りました。

    採血データの観察 ― UA8.5→8.6、TG180→234

    今回の採血データは、一心鮨に行く当日の昼と、翌日の昼に測定したものです。

    • 尿酸値(UA):8.5 → 8.6
    • 中性脂肪(TG):180 → 234

    つまり、“贅沢な鮨ディナーの翌日”に、このわずかな上昇が見られました。

    構成された食材を振り返ると、フォアグラ、キャビア、大トロ、ウニ、トリュフなど、脂質とプリン体を多く含む高級食材が中心。そこにワインのアルコールも加わり、TG(中性脂肪)の上昇は予想の範囲内といえます。

    一方で尿酸値は+0.1と小さな変化にとどまりました。
    これは、前日の摂取内容に対して水分摂取量や排泄のタイミングがうまく働いた結果かもしれません。
    高プリン体食でも、翌日のデータが大きく乱れなかった点は興味深いところです。

    特に印象的だったのは、数値よりも体感の軽さ
    高脂質のコースをいただいた翌朝も体が重くならず、むしろ穏やかな空腹感と快調さがありました。
    「美味しいものを心から楽しむこと」は、数字の上昇以上に代謝全体に良い影響を与えているのかもしれません。

    🍂 終わりに ― 食とデータの共存

    秋の一心鮨は、職人の手仕事と旬の香りが交わる場所でした。
    食材の力と技が織りなす一皿一皿は、まさに“季節を味わう実験”。

    そして採血という定点観測を通じて見えてくるのは、
    「良い・悪い」ではなく、食べることと生きることのバランス

    数字を眺めながら、また次の一食を楽しみにする。
    それが、Dr.Dの自由研究のいちばんの醍醐味です。

    点数 4.5点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

  • 宮崎市・KUROUSHI黒牛で味わう“日常にちょっと贅沢な焼肉”

    10/9夜

    宮崎市にある「KUROUSHI 黒牛」は、私のお気に入りの焼肉屋さんのひとつ。
    何度も通っているけれど、この日はちょっと気分を変えて、
    これまで頼んだことのなかった 「希少部位の赤身6種盛り合わせ」 を注文してみました。

    お皿に並んだのは、シルバーサイド・内もも・シンシン・ツラミ・上ロース・ハラミの6種類。
    それぞれのカットがまるで“肉の標本”のように美しく、
    見た瞬間に「今日は当たりだな」と確信しました。
    同じ牛肉でも、部位によって香りも脂の質もまったく違うんです。

    まずはシルバーサイド。赤身らしいしっかりとした食感があり、
    噛むほどにじんわりと旨みが広がるタイプ。
    続いて内ももは柔らかく、クセがなく上品な味わい。
    シンシンはもも肉の中でも特にきめが細かく、口に入れた瞬間に肉の香ばしさがふわっと立ち上がります。
    ツラミ(頬肉)は弾力があり、コリコリとした歯ごたえが楽しい。
    上ロースは、赤身とサシのバランスが絶妙で、ひと口食べただけで幸せになる美味しさ。
    そしてハラミは、肉汁と脂の甘さが溶け合う王道の旨さで、締めくくりにふさわしい存在でした。

    希少部位のいいところは、「少しずつ色んな味を楽しめること」。
    お腹いっぱいになる前に、部位ごとの個性を味わえるのが楽しいんです。
    赤身中心だから脂っこさも少なく、食べ終わるまでまったく重たさを感じません。
    「今日はお肉をじっくり味わいたい」という日にぴったりの一皿でした。

    そこに追加で、ネギ塩の牛タン・セセリ・シマチョウ・カメノコウも注文。
    ネギ塩タンはさっぱりとしていて、赤身の合間のリフレッシュに最高。
    厚みのあるタンにたっぷりのネギをのせて焼くと、香りがふわっと立ち上がり、
    噛むたびにジュワッと肉汁が溢れます。
    セセリはぷりっとした弾力が心地よく、鶏の旨みが濃厚。
    シマチョウはホルモンらしい脂の甘さが楽しめて、ビールとの相性も抜群。
    そしてカメノコウはモモ系の部位で、噛むほどに深い旨みが広がる“通好み”の味。
    焼くたびに香りが違うので、ついつい焼き台を見つめながら時間を忘れてしまいました。

    この日選んだのは、飲み放題付きで1700円という太っ腹なプラン。
    ビール、サワー、焼酎と、どれも飲みやすくてつい杯が進みます。
    お肉の脂をお酒が流してくれて、またお肉に戻る——そんな無限ループに突入。
    気づけば笑顔のまま箸が止まりません。

    お会計の瞬間、思わず顔を見合わせて「えっ、これで8000円ちょい!?」と声を出してしまいました。
    二人でお腹いっぱい食べて、たっぷり飲んでこの金額。
    この満足度はちょっと驚きです。
    値段を見て「安い」と思える焼肉屋さんって、意外と少ないんですよね。

    黒牛のすごいところは、“精肉卸直営店”ならではの品質と価格のバランス。
    上質な宮崎牛や鹿児島黒牛を、この価格帯で食べられるのは本当にありがたい。
    それでいて堅苦しさがなく、店員さんも気さくで、
    「今日おすすめの部位ありますか?」なんて気軽に聞ける雰囲気なんです。
    店内も落ち着いた雰囲気で、個室や掘りごたつ席があるから、
    友人同士でもカップルでも、誰と行ってもゆっくり過ごせる感じ。

    今回の「希少部位盛り合わせ」は特別感がありつつ、
    価格的にも手が届く範囲で、“普段使いできる贅沢”という言葉がぴったりでした。
    毎週行くほどではないけれど、頑張った一日の終わりや、
    ちょっと良いことがあった日に立ち寄りたくなる、そんな焼肉屋さん。

    「高級焼肉」と「大衆焼肉」のちょうど真ん中。
    味も値段も雰囲気も、全部が“ちょうどいい”バランスで成り立っています。
    だからこそ、何度行っても飽きない。
    「今日もやっぱり黒牛でいいよね」と自然に口に出る安心感があるんです。

    採血データ観察記録:尿酸値と中性脂肪の動き

    さて、翌朝の採血データ。
    この日の数値は——

    • 尿酸値:8.9 → 9.2 mg/dL
    • 中性脂肪:191 → 120 mg/dL

    尿酸値はわずかに上昇し、一方で中性脂肪は大きく低下という対照的な結果でした。
    前夜の食事内容を振り返ると、赤身中心とはいえプリン体を含む部位(ハラミ・ツラミなど)を多く摂取した影響が考えられます。
    プリン体量としては全体で**おおよそ350〜400mg前後(推定値)**といったところでしょう。

    一方で脂質の少ない赤身中心だったこと、そしてアルコールによる一時的な代謝変化が加わったことで、中性脂肪が翌朝には大きく下がった可能性があります。
    とはいえ、この変化はあくまで一晩の観察結果。
    体調や水分摂取量によっても数値は揺れ動くため、特別な意味づけはせず、いつも通り淡々とデータを記録していきたいと思います。

    まとめ

    希少部位の食べ比べ、ネギ塩タンの香ばしさ、そして焼酎片手にホルモンをつまむ幸せ。
    どれを取っても外れなしで、最後まで笑顔が絶えない夜でした。
    二人で8000円ちょいというお会計にも驚きつつ、
    「美味しくて安い、ここは本当に普段使いできる焼肉屋さんだなぁ」と改めて実感。

    特別な日じゃなくても、ちょっといい焼肉を食べたい夜にぴったり。
    宮崎で“コスパ最強の満足焼肉”を探しているなら、KUROUSHI黒牛は間違いなくおすすめです🥰

    点数 3.9点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

  • 「ブリック ステーキ ハウスで“贅沢ランチ”〜平家の郷グループ&八郷牛のこだわりを味わう」

    10/7 昼

    お昼にお肉をガツンと食べたくなるとき、ステーキにするかハンバーグにするか迷ってしまうもの。そんなとき、私の“迷ったらここ!”のお店が ブリック ステーキ ハウス(BRICK STEAK HOUSE) です。

    このお店、ただのステーキ屋さんではありません。実は、あの宮崎ブランド「平家の郷」グループに属しており、あの平家の郷のハンバーグが食べれるし、さらにステーキメニューが揃っているのです。 

    平家の郷グループとそのこだわり

    「平家の郷」は、1983年創業。炭火で焼く霜降りハンバーグと宮崎牛ステーキが看板メニューです。 

    特徴として、「つなぎを使わない国産牛100%」という点が掲げられており、肉そのものを味わう姿勢が強く出ています。 

    また、グループ全体で“牧場 → 加工 → 店舗”まで関わる六次産業化を進めており、自社牧場で育てた牛を使うことにより品質管理を徹底しているようです。 

    そうした “生産から提供まで一貫する流れ” が、味だけでなく安心感にもつながっているのだと感じます。

    “八郷牛(やごうぎゅう)”を味わうということ

    ブリック ステーキ ハウスでは、グループ自慢の 八郷牛 を使ったステーキメニューが提供されています。 

    八郷牛の特徴として、以下のポイントが報じられています:

    • 脂が少なめでさっぱりとした味わい。歯ごたえもしっかりしているという声もあります。 
    • 熟成された赤身肉として “芳醇な旨味” を追求している、と紹介されている記事も。 
    • 八郷牛というブランド名を前面に掲げ、子どもにも安心な牛肉を提供したい、という理念も出ています。 

    こうした設定により、「せっかくお昼に奮発するなら、ただのステーキ屋より背後にこだわりがある店で食べたい」という気持ちが強くなります。

    ステーキ?それともハンバーグ? ブリックでの選び方

    このお店に来たら、迷うのが「ステーキかハンバーグか」。どちらも目玉ですが、それぞれに魅力があります。

    • ステーキ の場合: 八郷牛のカット肉をじっくり味わえる。噛みしめる楽しさ、肉そのものの風味を重視するならこちらが最適。
    • ハンバーグ の場合: 平家の郷直系の “つなぎなし・100%牛肉” の製法が生きる。鉄板でじゅうじゅう音を立てて出されるライブ感も魅力。

    実際、ブリックには「ハンバーグ & ミックスカットステーキ」が選べるメニューもあり、両方を欲張る組み合わせも可能とのレビューもあります。 

    これなら、「ステーキもハンバーグも味わいたい!」という願いも叶いますね。

    雰囲気・立地・サービス面も

    • 店舗は宮崎市新別府町江口にあり、駐車場も確保されています。 
    • 営業時間は、平日はランチ 11:30~15:00(LO14:30)、夜 17:30~21:00(LO20:30)。土日祝はランチ時間が早く始まり、夜も少し長め。 
    • 店内は明るく開放感があるようで、子連れにも配慮されているとの紹介もあります。キッズルームもあります。 

    こうした点も、「ちょっと贅沢なランチ」に向いている理由になります。


    私のおすすめシーンと“迷ったらこれ”のセレクト

    もし私がランチで訪れるなら、こうオーダーします:

    • 最初から「ステーキ or ハンバーグ」で悩むなら、ハンバーグ&ミックスステーキコンボ を選びたい。両方の良さが一度に楽しめるから。
    • もし「今日は肉をしっかり味わいたい」気分なら、八郷牛のステーキをミディアムで。脂控えめな牛なので、焼きすぎず肉の旨味を引き出したい。
    • 「やわらかくジューシーな肉を満喫したい」なら、平家の郷流の霜降りハンバーグをミディアムレアで。ナイフを入れた瞬間に肉汁があふれる体験を期待したい。

    そして、肉の余韻をすっきりリセットしてくれるソースや薬味(ガーリック、和風ソース、大根おろしなど)も見逃せません。

    締めくくり:ただの肉ランチじゃない、背景とストーリーを味わう体験

    このように、ブリック ステーキ ハウス は、ただお肉を出す店というよりも、「生産から提供までこだわる平家の郷グループ」の一翼であり、ブランド牛「八郷牛」を味わえる場でもあります。

    だからこそ、「贅沢ランチ」で訪れる価値があります。ステーキかハンバーグかで迷ったら、私はいつも「両方味わいたい」派。あなたも、ぜひ欲張って選んでみてください♪

    点数 3点

    点数の意味

    5—人生最後の日はこのお店❗️

    4—人に勧めても間違いない

    3—何度も通いたくなるお店

    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ

    1—あんまり…かな

    0—もう行かない

    採血データ観察記録:数値が語る“お肉ランチ”の翌日

    さて、今回の採血データです。

    • 尿酸値(UA):8.4 → 8.1 mg/dL
    • 中性脂肪(TG):252 → 187 mg/dL

    どちらも前回より改善方向へ。
    ステーキやハンバーグをしっかり食べた翌日としては、やや意外な結果でした。

    赤身中心の構成で脂質が少なかったこと、そしてランチ後の活動量が多かったことが影響したのかもしれません。
    プリン体量としては一食あたりおおよそ**200〜250mg(推定値)**程度。
    数値変化はあくまで生理的範囲の揺らぎですが、
    「体がどのように反応するか」を記録するのは、やはり興味深いものです。

  • 【宮崎・ニシタチ】路地裏のイタリアン「アッカペッラ」で薪窯で作る本格ピザとワインに酔う夜

    10/5夜

    🍕路地裏の奥に灯る、薪窯の香り

    宮崎の繁華街・ニシタチ。そのにぎやかな通りから一本奥へ入ると、まるでイタリアの路地裏に迷い込んだような雰囲気の小さな店があります。
    その名も「アッカペッラ」。外観は控えめですが、扉を開けた瞬間に広がる薪窯の香ばしい香りが食欲を刺激します。
    カウンターの奥で炎がゆらめき、店主が生地を回してピザを焼く姿はまさに職人の手仕事。小さな空間ながら温かみがあり、デートにも一人飲みにもぴったりの雰囲気です。

    🍽️最初の一皿から心を掴まれる「8種の前菜盛り合わせ」

    最初に運ばれてきたのは「8種の前菜盛り合わせ」。
    彩り豊かなプレートには、生ハムやマリネ、ラタトゥイユなどが並び、一口ごとに味の変化が楽しめます。
    それぞれの前菜が丁寧に味つけされていて、ワインとの相性も抜群。小皿料理が好きな方にはたまらない内容です。

    前菜をつまみながらグラスの白ワインを口に含むと、軽やかな酸味が広がり、料理の味をより引き立ててくれます。
    まだメインにたどり着く前から、幸せな時間がゆっくりと流れます。

    🧀ふわとろ「ゴルゴンゾーラ入りオムレツ」と野菜の旨みが詰まったピザ

    次に登場したのは「ゴルゴンゾーラ入りオムレツ」。
    ふんわり焼かれた卵の中にブルーチーズがとろけ、香り高くコクのある味わい。塩味は控えめで、ワインの酸味とよく合います。
    濃厚なのに重たくなく、チーズ好きにはたまらない一皿です。

    そしてピザは「オルトナーラ(野菜のトマト煮込み)」。
    薪窯で高温・短時間に焼き上げられた生地は、外はカリッと中はもっちり。
    トマトソースの酸味と野菜の甘みが絶妙にバランスし、チーズのコクが全体をまとめています。
    シンプルな具材ながら、素材の力を最大限に生かした味わい。まさに本格派のピザです。

    🍖牛頬肉の赤ワイン煮込みで、贅沢な余韻を

    メインには「牛頬肉の赤ワイン煮込み」。
    ナイフを入れるまでもなく、フォークだけでほろりと崩れる柔らかさ。
    じっくり煮込まれたソースには肉の旨みと赤ワインの深みが溶け込み、口に含むと芳醇な香りが広がります。
    ピザとの組み合わせも最高ですが、次はぜひ赤ワインを合わせてじっくり味わいたいと思う一皿でした。

    この日は白ワインをボトルで注文。前菜からピザ、メインまで全体の流れが心地よく、つい時間を忘れてしまうほどの充実感。
    酔い方も心地よく、「また来たい」と素直に思える夜でした。

    💬医師目線のちょっと健康コラム

    ワインやチーズと聞くと「太りそう」「尿酸値が上がりそう」と心配する方も多いかもしれません。

    ですが、実はワインに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があり、適量であれば生活習慣病予防にもつながると報告されています。

    また、チーズの脂質は中性脂肪に直結するものではなく、摂りすぎなければ心配無用です。

    むしろピザ生地の糖質を控えめにし、野菜が多いトッピングを選ぶことでバランスの良い一食になります。

    おいしく食べて、翌日は少し体を動かす。

    そんな“我慢しない健康習慣”が、外食好きな方には一番現実的で続けやすいと思います。

    🍷まとめ:ニシタチで見つけた“大人の隠れ家イタリアン”

    アッカペッラは、派手さよりも「丁寧さ」で勝負するイタリアン。

    料理はもちろん、スタッフの気さくな接客や温かい店内の雰囲気にも癒やされます。

    ワインとピザで過ごす夜は、肩の力を抜いて自分をリセットできる時間。

    宮崎で“本格イタリアンとワインをゆっくり味わいたい夜”には、ぜひこのお店を思い出してください。

    きっと、次の日の朝まで余韻が続くはずです。

    点数 3点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

    💬 採血データ観察記録:数値が語る“意外な変化”

    さて、翌朝の採血データです。
    この夜はワインにチーズ、赤身肉と、どちらかといえば「数値が上がりそうな食事」でした。
    ところが結果は——

    • 尿酸値(UA):8.2 → 6.9 mg/dL
    • 中性脂肪(TG):200 → 95 mg/dL

    どちらも明らかに改善方向でした。
    もちろん一晩での変化は“短期的な生理的変動”の範囲内と考えていますが、
    この対照的な食事内容と結果の関係を観察するのはやはり面白いものです。

    ワインに含まれるポリフェノールの抗酸化作用、
    チーズの脂質が直接的に中性脂肪へ結びつかない点、
    そしてピザの糖質量が控えめだったことなどが影響した可能性もあります。

    外食の楽しみとデータの変化——この“ゆるい因果関係”を追うのが、私のちょっとした趣味でもあります。

  • 宮崎屈指のイタリアン「イルソリーゾ」で世界三大キノコのポルチーニを堪能!

    10/1夜

    宮崎で「一番美味しいイタリアンはどこ?」と尋ねられたら、多くの人が口を揃えて答えるのが イルソリーゾ
    素材の持ち味を最大限に引き出し、季節を皿の上で表現するシェフの手腕は、宮崎のみならず全国でも名が通るほどです。

    そんなイルソリーゾに、秋の味覚・ポルチーニ茸が入荷したと聞き、その初日に行ってきました。


    ポルチーニのタヤリン:秋の贅沢を閉じ込めた一皿

    イタリア・ピエモンテ地方の伝統パスタ 「タヤリン」。卵黄をたっぷり練り込み、細く繊細に仕上げられた手打ち麺です。

    この日は、そのタヤリンにフレッシュなポルチーニ茸が合わせられました。

    ひと口目から広がる芳醇な香り。しっかりとしたコシを持つ麺が、濃厚なキノコの旨味を余すことなく受け止めます。噛み締めるたびに旨味が層になって広がり、深い余韻を残す。まさに 秋の恵みを凝縮した贅沢な一皿でした。


    この日のコース

    イルソリーゾの魅力は、もちろんポルチーニだけにとどまりません。この日のコースも、最初から最後まで驚きと美味しさに満ちていました。

    • 鯵のハム仕立て
       やわらかな塩気と旨味。魚とは思えないほど繊細で、思わずワインを誘うスターター。
    • 河豚のテリーヌ
       淡白な河豚をじっくりと仕込み、ほのかな甘みとしっとりした舌触りに仕上げた逸品。
    • 放牧豚の自家製生ハムとイチヂク
       脂の甘さと熟成の香りがイチヂクの甘酸っぱさと重なり、口の中で美しい調和を奏でる。
    • 季節野菜の盛り合わせ
       彩り豊かな野菜たちが、それぞれの持ち味を活かされた調理で並ぶ。
    • オニサザエ トマトソースとブロッコリーソース
       力強い磯の香りを、トマトの酸味とブロッコリーの青さが引き締め、奥行きを増す。
    • 鮎のフリット イチヂクの葉包み
       セロリのソースと鮎の肝のソースが、揚げた鮎の香ばしさに重なり、清涼感と苦味が絶妙に同居する。
    • ヤリイカと干しトマトのカヴァテッリ
       ショートパスタに絡む干しトマトの凝縮感とイカの旨味。食感のコントラストが楽しい。
    • ポルチーニのタヤリン
       この日の主役。秋の豊かさを体現する一皿。
    • ヤマタロウガニ カニ味噌のソース
       濃厚なカニ味噌の旨味がソースに溶け込み、パスタと合わせると至福の味わい。
    • 炭火釜焼きのグラスフェッドラム
       牧草飼育の子羊を炭火釜でじっくりと。脂のキレがよく、肉本来の力強さと香ばしさが共存。
    • デザート
       ピオーネのセミフレッド、さらにココナッツ・木苺・マンゴーを組み合わせたアイス。爽やかで華やか、最後まで余韻を楽しませてくれる構成でした。

    ワインとグラッパで完璧な締め

    料理にはシェフおすすめのワインを合わせてもらいました。魚介には軽やかな白、ラムには深みのある赤。それぞれの皿に寄り添うように選ばれたワインが、料理の魅力をさらに引き立てます。

    そして最後は、イタリアワインの世界で「神様」と呼ばれるグラッパ ロマーノ・レヴィ。香り高く、清らかな余韻を残して食事を締めくくりました。


    まとめ

    久しぶりのイルソリーゾ。今回もまた、一皿ごとに驚きがあり、深い満足感を得られる時間となりました。

    • ポルチーニのタヤリンは秋の恵みを体現する逸品
    • 魚・肉・野菜それぞれに新しい発見と美味しさ
    • ワインと料理のペアリング、最後のグラッパまで完璧

    改めて「宮崎でイタリアンといえばイルソリーゾ」と言われる理由を実感。秋の食材とともに、贅沢で幸せな夜を堪能できました。

    💉 採血データ観察記録:華やかな夜の翌朝

    さて、翌朝の採血データは次のとおりでした。

    • 尿酸値(UA):8.4 → 9.1 mg/dL
    • 中性脂肪(TG):98 → 204 mg/dL

    数値としては、どちらも上昇。
    とはいえ、この日はリッチなコースにワインとグラッパ。
    まさに“数値が上がって当然”の食事内容だったといえます。

    ただし、イルソリーゾの料理は全体的にオイルや塩分が控えめで、素材の味を生かした仕立て。
    「食後の重たさ」をまったく感じなかったのが印象的でした。
    中性脂肪や尿酸値の変化は、むしろ**“おいしさの代償”**として観察の範囲内。。。と思うことにする笑

    医学的な意味づけではなく、あくまで自分の身体のリズムを知るための記録。
    数字を眺めながら、「この食事の満足感なら、多少の上昇はむしろ納得」と思えた朝でした。

    点数 4.5点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

  • ヤマタロウガニが苦手な方は「勝しん」で食べたら人生変わるぞ!

    9/30夜

    先週訪れたばかりなのに、どうしても忘れられない味があり、また「勝しん」へ。そう、あの時いただいた ヤマタロウガニ です。味噌の濃厚さ、身の旨味、そして殻ごと楽しめる食感が頭から離れず、気づけば再訪を決めていました。

    ちょうど月末ということもあり、店の水槽にはずらりと並ぶ新鮮なカニたち。その中には、珍しい トラガニがぎっしり!せっかくなので、ヤマタロウガニとトラガニを食べ比べる贅沢な夜となりました。


    ヤマタロウガニ:濃厚さと豪快さの塊

    まずはお目当てのヤマタロウガニ。やはり圧倒的な存在感です。

    身も味噌も、とにかく濃厚。口に入れた瞬間、蟹の旨味が爆発するように広がり、鼻腔を抜ける香りも豊潤。殻が柔らかいため、バリバリとかじるように食べられるのも特徴です。

    さらに女将さんにお願いして「甲羅酒」に。甲羅に残った味噌を熱燗に溶かすスタイルで、臭みが少しでもあれば成立しない飲み方です。これがもう病みつきになる美味しさ。熱を帯びた日本酒に味噌のコクが溶け合い、濃厚な旨味が身体に染み渡る。思わず「これだけで延々と飲める」と思ってしまうほど。


    トラガニ:淡白さと上品さ

    続いては初めていただくトラガニ。見た目も立派ですが、食べてみるとヤマタロウガニとはまったく違う方向性の美味しさでした。

    殻が硬めで食べやすさは劣るものの、身は淡白で、噛むほどに繊細な甘みが広がります。塩焼きにすると塩味がいい具合に寄り添い、素材の味を際立たせてくれる。

    味噌はほろ苦さがあり、大人なニュアンス。日本酒を合わせれば、その苦味が逆に旨味に変わり、杯が止まらない。ヤマタロウガニが「豪快で力強い味」なら、トラガニは「静かに寄り添う上品な味わい」。両者のコントラストが見事で、食べ比べの楽しさを存分に味わえました。


    〆の裏メニュー:トマトピラフ

    カニの食べ比べで満たされた後に、裏メニューとして出していただいたのが トマトピラフ。これがまた素晴らしかった。

    バターの香りがふわっと立ち上がり、口に入れると水分が飛んだトマトの酸味と旨味がぎゅっと凝縮。シンプルながらも奥深い味わいで、カニ料理の後にもぴったりの軽やかな〆。思わず「これを目当てに来てもいい」と思えるほどの完成度でした。


    まとめ

    今回のテーマは「ヤマタロウガニを腹いっぱい食べたい」。その夢は見事に叶いました。

    • ヤマタロウガニ:濃厚で豪快、殻ごと食べられる特別な旨さ。甲羅酒は必体験。
    • トラガニ:淡白で上品、味噌のほろ苦さは大人の味。日本酒との相性抜群。
    • 裏メニューのトマトピラフ:香りと酸味のバランスが秀逸で最高の〆。

    2種類のカニを食べ比べ、最後にピラフで締める贅沢な夜。期待を超える満足感で、また新たに「勝しん」の魅力を実感しました。

    💉 採血データ観察記録:濃厚な夜の翌朝

    さて、翌朝の採血データです。

    • 尿酸値(UA):7.8 → 8.4 mg/dL
    • 中性脂肪(TG):200 → 98 mg/dL

    尿酸値はやや上昇したものの、中性脂肪はむしろ大きく低下という対照的な結果でした。
    カニ味噌や甲羅酒といった“プリン体リッチ”な食事内容を考えれば、この変化は興味深いものです。

    ヤマタロウガニのプリン体量は推定でおおよそ250〜300mg前後(可食部100gあたり)
    甲羅酒も含めると、それなりの摂取量になりますが、
    食事全体が脂質控えめだったこと、またその後の活動量が多かったことが中性脂肪の低下に寄与したのかもしれません。

    もちろん、一晩の数値変化を健康指標として評価するつもりはありません。
    あくまで「食の記録と身体の反応を並べて観察する」——それが私の楽しみ方です。

    点数 4.5点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

  • 宮崎の本格中華といえば『中国料理 川sen』

    9/28夜

    久しぶりに足を運びました。宮崎を代表する中華料理店「川」。
    やはり「中華のコースをじっくり楽しみたい」と思った時、この店以外は考えられません。

    最近は食べログからネット予約も可能になり、スマホからポチっと手軽に予約できるようになったのも嬉しいポイント。行きたい時に気軽にアクセスできるのはありがたい限りです。


    コースの楽しみ方

    「川」のコースは、魚料理4種、肉料理3種の中からそれぞれ一品を選ぶスタイル。ベースは決まっているのに、その日の気分や好みに合わせて構成を変えられるのが楽しいところです。さらに余裕があれば、〆に担々麺や炒飯を追加できるという遊び心ある仕組みも嬉しい。


    今回いただいたコース

    この日のラインナップは以下の通りでした。

    • かつおと冬瓜の青山椒和え
       初手から鮮烈。かつおの力強い旨味に、青山椒の痺れるような清涼感が重なり、冬瓜の優しい食感が全体をまとめる。口の中で複数の香りと味が波のように押し寄せ、食欲を一気に引き上げます。
    • 名物よだれ鶏
       定番にして必食の一皿。しっとり柔らかな鶏肉に、花椒の痺れと甘辛ダレが絡み、後を引く美味しさ。何度食べても「やっぱりこれが川の味」と思わせる完成度です。
    • 秋刀魚と茄子の春巻き
       香ばしい皮の中から、脂ののった秋刀魚ととろける茄子。秋の旨味を閉じ込めた贅沢な春巻きは、かじる瞬間から幸せな香りが広がります。
    • 菊芋の饅頭(肉味噌とサーチャー醬)
       菊芋の自然な甘みに、肉味噌の濃厚さ、サーチャー醬の香りが重なって、奥行きのある味わい。見た目は素朴なのに、口に運ぶと手間ひまのかかった滋味深さが広がります。
    • アカハタのトウチ蒸し
       ふっくらとした白身に、トウチの発酵感ある塩気と旨味がじんわり染み込む。蒸しならではの優しさと奥深さで、箸を進めるたびに魚の甘さを再確認させられます。
    • さかもと牛のシンシン 火鍋仕立て
       上質な赤身肉を、スパイス香る火鍋仕立てで。シンシン特有のしっとりした柔らかさが辛味と合わさり、力強い中にも品のある味わい。四川料理のエッセンスを、日本の牛肉で楽しむ贅沢さに圧倒されました。
    • 追加:カラスミチャーハン
       これはもう説明不要の美味しさ。パラリと仕上げられたご飯に、カラスミのコクと塩気が絡み、噛むほどに旨味が広がる。コースの流れをしっかり受け止めつつ、最高の〆となりました。
    • デザート盛り合わせ
       串間「夢の塩」を使った杏仁豆腐、自家製渋皮煮アイス、4種の豆とタピオカのココナッツ仕立て。どれも甘さ控えめで後口が軽やか。最後まで香りと食感の妙を楽しませてくれます。

    お酒との相性

    合わせたのは紹興酒8年を2合。熟成由来の深みある香りとまろやかな旨味が、スパイスや発酵調味料を多用する「川」の料理と見事に調和します。特にアカハタのトウチ蒸しとの相性は抜群で、思わず杯が進みました。


    まとめ

    「川」の料理は、どれも一皿一皿に手間ひまがかかっており、香りと旨味が層になって広がっていくのが特徴です。今回のコースも例外ではなく、前菜からデザートまで隙のない構成。追加したカラスミチャーハンも期待以上で、締めにふさわしい存在でした。

    やはり「川」は間違いない。特別な夜を、確かな満足感とともに締めくくってくれる中華の名店です。

    💉 採血データ観察記録:穏やかな変化

    さて、翌朝の採血結果です。

    • 尿酸値(UA):7.7 → 7.6 mg/dL
    • 中性脂肪(TG):133 → 107 mg/dL

    中華のフルコースを堪能した翌日としては、どちらも安定的な数値でした。
    油を使った料理が多い印象の中華ですが、「川」の料理は余分な脂を感じさせず、
    発酵調味料やスパイスで旨味を引き出す構成。
    全体的に塩分も控えめで、体に負担のない“余韻の残る中華”という印象です。

    中性脂肪がやや下がったのは、脂質よりも糖質を控えたコース構成による影響かもしれません。
    あくまで一晩の観察ではありますが、「満足度の高い食事ほど数値も穏やか」という傾向を改めて感じました。

    点数 4.3点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

  • 町寿司がニシタチ繁華街で味わえる!『鮨処 ゆきの』

    ようやく行くことができました。気になっていた 新しくできたお寿司屋さん

    「町中華」という言葉があるように、寿司にも「町寿司」があると思います。住宅街にひっそりと佇み、肩肘張らずに立ち寄れる寿司屋。普段使いにちょうど良く、気軽さと確かな味を兼ね備えた存在です。

    今回訪れたお店は、そんな“町寿司”の良さを街中に持ってきたような印象でした。


    町寿司が街中にやってきた

    ニシタチの繁華街にあるこのお店。立地からして高級志向の鮨店かと思いきや、実際に入ってみると驚くほど居心地が良い。

    価格帯もほどよく、居酒屋よりは少し高いけれど、高級寿司店ほど緊張感のある雰囲気ではない。お酒を楽しみながら一品料理をつまみ、最後に寿司で締める。そんな「気楽に、でもきちんと寿司を楽しめる場所」という立ち位置でした。

    「今日はちょっといいものを食べたい」けれど「堅苦しいのは気分じゃない」。そんな時にぴったりです。


    醤油を自分で塗るスタイル

    一番印象的だったのは、なんといっても 「醤油を自分で塗るスタイル」

    通常、寿司にはあらかじめ煮切り醤油やタレが塗られて出されることが多いですが、ここでは刷毛で自分好みに塗ることができます。これは初体験でしたが、とても新鮮で楽しい。寿司を食べる所作にちょっとした遊び心が加わり、食事体験そのものが印象深くなりました。

    「自分で仕上げる寿司」という新しい感覚。寿司という伝統的な食文化に、ちょっとした工夫を取り入れることでこんなにも体験が変わるのかと驚かされました。


    一品料理も充実

    この日いただいた料理はどれも「町寿司」らしい安心感と工夫がありました。

    • 本日の刺し盛り
       鮮度抜群の魚が少しずつ盛られ、彩りも美しい。お酒の最初の一杯と合わせるには最高の一皿。
    • 土瓶蒸し
       秋の気配を感じさせる香り高い出汁。松茸の香りがふわりと立ち上り、心まで温まります。
    • 蓮根饅頭
       もちっとした食感に、蓮根のほのかな甘み。上品なあんが絡み、寿司前の小料理として嬉しい一品。
    • 河豚の唐揚げ
       外はカリッと、中はふんわり。噛むほどに上品な旨味が広がり、お酒が進みます。

    これらの料理だけでも十分満足できるラインナップでした。


    締めのお寿司

    そしてお待ちかねの寿司。いただいたのは以下のネタです。

    • 赤貝
       磯の香りが爽やかで、噛むとシャキッとした歯ざわり。鮮度の高さが際立つ。
    • 赤えび
       ねっとりとした甘み。口の中に広がる濃厚さに、思わず笑みがこぼれます。
    • こはだ
       ほどよい〆加減で酢の酸味と魚の旨味が絶妙に調和。江戸前の技を感じる一貫。
    • さんま
       脂がのりつつも爽やか。秋を告げる味わいに、季節を感じられました。
    • 金目鯛の炙り
       軽く炙られた皮目の香ばしさと、身の甘みが見事にマッチ。華やかな一貫。
    • 玉子
       優しい甘みで食事を締めくくるにふさわしい存在。

    それぞれのネタに気負いはなく、町寿司らしい素朴さと誠実さを感じさせる味わいでした。


    まとめ

    今回訪れた新しい寿司屋は、まさに「町寿司の魅力を街中で味わえるお店」。

    • 居心地の良い雰囲気と適度な価格帯
    • 一品料理と寿司を組み合わせて楽しめる自由さ
    • 醤油を自分で塗るユニークな体験

    肩肘張らずに楽しめるけれど、きちんと寿司を食べたい時にぴったり。ニシタチの繁華街で“町寿司”の心地よさを体験できる、貴重なお店でした。

    点数 2点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

  • 食材を指定して楽しむことが出来る「勝しん」

    9/25 夜 2

    「今日はどうしても伊勢海老が食べたい」——そんな気分になる日ってありますよね。せっかくなら鮮度抜群のものを、最高の状態で味わいたい。そんな時に頼りになるのが、食材を指定して予約できる割烹料理店。宮崎でその代表格といえば、やはり 勝しん です。


    伊勢海老メインの刺身盛り合わせ

    最初に登場したのは、伊勢海老を主役に据えた刺身の盛り合わせ。皿の中央に堂々と盛り付けられた身は、透明感のある濃い色合いで、見るからに新鮮。箸で持ち上げるとプリプリというよりも「ぶりんぶりん」とした弾力で、噛むと甘みが弾け出します。

    これぞ伊勢海老の醍醐味。濃厚で奥行きのある旨味が口いっぱいに広がり、「やっぱり来て良かった」と心から思える瞬間です。


    ヤマタロウガニの衝撃

    伊勢海老の余韻に浸っていると、「こちらもぜひ」と出していただいたのが ヤマタロウガニのボイル。正直、それほど期待していなかったのですが、一口食べた瞬間に衝撃を受けました。

    まず、他の店で食べるカニよりも圧倒的に味が濃い。身自体の旨味がしっかりしていて、さらに味噌は甘みが強く、まるでクリームのように舌に絡みつきます。そして驚くほど臭みがなく、雑味が一切ない。大将曰く「下処理が違う」とのことですが、ここまで差が出るものなのかと感心しました。

    正直に言うと、この日のMVPは伊勢海老ではなくヤマタロウガニ。あまりに美味しくて「次はヤマタロウガニ尽くしでお願いしたい」と思ったほどです。


    伊勢海老のボイルで豪快に

    続いて登場したのは、念願の 伊勢海老のボイル。刺身とはまた違った迫力があります。

    火が入ることで身が引き締まり、ぎゅっと凝縮された甘みが力強く感じられる。豪快にかぶりつくと、殻の香ばしさも相まって「海の恵みを食べている」という満足感に包まれます。刺身の繊細な甘みと、ボイルの濃厚な旨味。どちらも甲乙つけがたい美味しさです。


    味噌汁と〆の幸せ

    最後は伊勢海老の頭を使った 味噌汁。濃厚なだしが溶け出し、体の芯まで温まるような一杯です。そこに香ばしいおかかおにぎりと、さっぱりとしたお新香が添えられ、最高の〆となりました。

    高級食材を味わった後でも、こうした素朴なご飯と味噌汁が心を満たしてくれる。この落差もまた割烹料理の醍醐味だと感じます。


    お酒とともに

    この日の席では、日本酒を2本、さらにシャンパンを1本開けました。伊勢海老やカニの濃厚な旨味に負けない華やかな香りと切れ味。料理との相性も抜群で、贅沢なひとときを演出してくれました。


    まとめ

    「伊勢海老が食べたい」と訪れた勝しんでしたが、思わぬ発見は ヤマタロウガニの美味しさ

    • 伊勢海老の刺身は濃厚でぶりんぶりんの食感
    • ボイルは豪快さと甘みの凝縮を楽しめる
    • ヤマタロウガニは味噌の甘みと濃厚さで衝撃的な美味しさ
    • 〆の味噌汁とおにぎりで心から満たされる

    料理もお酒も大満足の夜。次回はぜひヤマタロウガニ尽くしをお願いしてみたい、そう思わせる晩餐でした。

    💉 採血データ観察記録:高級食材と数値の関係

    翌朝の採血データは以下の通り。

    • 尿酸値(UA):7.8 → 8.7 mg/dL
    • 中性脂肪(TG):112 → 104 mg/dL

    尿酸値はかなり上昇。
    伊勢海老とヤマタロウガニ——どちらもプリン体を多く含むため、一晩の変化として大きいですが、しょうがないかと思わせる甲殻類の量でした。

    一方で、中性脂肪はわずかに低下。
    脂質そのものが少なく、たんぱく質中心の献立だったことが影響したのかもしれません。
    いずれにしても、**「贅沢な食事を楽しんだ代償を受け止めなければ」**として思うもののまたカニを食べたくなってる私でした笑。

    点数 4点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

  • 予約前のちょい飲みにはブンスト!

    9/25夜

    予約したお店までの待ち時間。30分ほど空いていたので「ちょっと小腹を満たしたい」と思ったとき、真っ先に頭に浮かんだのは ブンスト でした。気軽に立ち寄れて、しかもお酒と相性の良い一品が揃っている。こういう場面で本当に頼りになるお店です。


    名物セットで軽く一杯

    ちょい飲みにはやっぱり「ブンスト名物セット」。ビールと一緒に、タン刺しと炙りユッケが付いてくるお得なセットメニューです。

    このちょうど良いサイズ感が本当に絶妙。タン刺しは柔らかく、噛むごとに旨味がじんわりと広がります。炙りユッケは香ばしい風味と濃厚なタレが絡み、ビールをぐいぐい進ませる危険なやつ。

    「軽く一杯だけ」のつもりが、このセットを頼むとつい笑顔になってしまいます。ちょい飲みに求めているものがぎゅっと詰まったセットと言えるでしょう。


    話題の「本気のアジフライ」

    そして今回はもうひとつ、どうしても食べてみたかったメニューがありました。SNSで何度も見かけて気になっていた「本気のアジフライ」です。

    名前に偽りなし。ひと口かじった瞬間に衣の軽やかなサクッという音が響き、中からはふっくらジューシーな鯵の身があふれ出す。脂のりも絶妙で、青魚特有のクセはなく、ただただ美味しい。

    アジフライは家庭でも食べる馴染みのある料理ですが、「これぞ専門店の仕事」と思わせる完成度。ビールを合わせれば、思わず笑みがこぼれる一皿でした。


    危うく満腹に

    本当は次のお店が控えているので、ここでは控えめに…と思っていたのですが、名物セットにアジフライまで食べてしまうと「他のメニューも試してみたい」という欲望がむくむくと湧いてきます。

    串焼きや揚げ物など、気になる品がずらりと並ぶメニュー表を前に、「ここでお腹いっぱいになってしまったら本末転倒」と自制するのが大変でした。

    それでも「軽く飲んで、しっかり満足」という今回の目的はきっちり達成。次の店に向かうために余力を残しつつも、心も胃袋も満たされました。


    まとめ

    ブンストは、

    • 名物セットで気軽に一杯
    • 話題の「本気のアジフライ」は必食レベル
    • サクッと立ち寄れる気軽さ
      が魅力のお店です。

    待ち合わせ前や、2軒目・3軒目のちょい飲みにもぴったり。今回は次のお店への“前菜的な立ち寄り”でしたが、改めて腰を据えて色々食べてみたくなるお店でした。

    点数 3.5点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない