9/30夜
先週訪れたばかりなのに、どうしても忘れられない味があり、また「勝しん」へ。そう、あの時いただいた ヤマタロウガニ です。味噌の濃厚さ、身の旨味、そして殻ごと楽しめる食感が頭から離れず、気づけば再訪を決めていました。
ちょうど月末ということもあり、店の水槽にはずらりと並ぶ新鮮なカニたち。その中には、珍しい トラガニがぎっしり!せっかくなので、ヤマタロウガニとトラガニを食べ比べる贅沢な夜となりました。
ヤマタロウガニ:濃厚さと豪快さの塊
まずはお目当てのヤマタロウガニ。やはり圧倒的な存在感です。
身も味噌も、とにかく濃厚。口に入れた瞬間、蟹の旨味が爆発するように広がり、鼻腔を抜ける香りも豊潤。殻が柔らかいため、バリバリとかじるように食べられるのも特徴です。
さらに女将さんにお願いして「甲羅酒」に。甲羅に残った味噌を熱燗に溶かすスタイルで、臭みが少しでもあれば成立しない飲み方です。これがもう病みつきになる美味しさ。熱を帯びた日本酒に味噌のコクが溶け合い、濃厚な旨味が身体に染み渡る。思わず「これだけで延々と飲める」と思ってしまうほど。
トラガニ:淡白さと上品さ
続いては初めていただくトラガニ。見た目も立派ですが、食べてみるとヤマタロウガニとはまったく違う方向性の美味しさでした。
殻が硬めで食べやすさは劣るものの、身は淡白で、噛むほどに繊細な甘みが広がります。塩焼きにすると塩味がいい具合に寄り添い、素材の味を際立たせてくれる。
味噌はほろ苦さがあり、大人なニュアンス。日本酒を合わせれば、その苦味が逆に旨味に変わり、杯が止まらない。ヤマタロウガニが「豪快で力強い味」なら、トラガニは「静かに寄り添う上品な味わい」。両者のコントラストが見事で、食べ比べの楽しさを存分に味わえました。
〆の裏メニュー:トマトピラフ
カニの食べ比べで満たされた後に、裏メニューとして出していただいたのが トマトピラフ。これがまた素晴らしかった。
バターの香りがふわっと立ち上がり、口に入れると水分が飛んだトマトの酸味と旨味がぎゅっと凝縮。シンプルながらも奥深い味わいで、カニ料理の後にもぴったりの軽やかな〆。思わず「これを目当てに来てもいい」と思えるほどの完成度でした。
まとめ
今回のテーマは「ヤマタロウガニを腹いっぱい食べたい」。その夢は見事に叶いました。
- ヤマタロウガニ:濃厚で豪快、殻ごと食べられる特別な旨さ。甲羅酒は必体験。
- トラガニ:淡白で上品、味噌のほろ苦さは大人の味。日本酒との相性抜群。
- 裏メニューのトマトピラフ:香りと酸味のバランスが秀逸で最高の〆。
2種類のカニを食べ比べ、最後にピラフで締める贅沢な夜。期待を超える満足感で、また新たに「勝しん」の魅力を実感しました。
💉 採血データ観察記録:濃厚な夜の翌朝
さて、翌朝の採血データです。

- 尿酸値(UA):7.8 → 8.4 mg/dL
- 中性脂肪(TG):200 → 98 mg/dL
尿酸値はやや上昇したものの、中性脂肪はむしろ大きく低下という対照的な結果でした。
カニ味噌や甲羅酒といった“プリン体リッチ”な食事内容を考えれば、この変化は興味深いものです。
ヤマタロウガニのプリン体量は推定でおおよそ250〜300mg前後(可食部100gあたり)。
甲羅酒も含めると、それなりの摂取量になりますが、
食事全体が脂質控えめだったこと、またその後の活動量が多かったことが中性脂肪の低下に寄与したのかもしれません。
もちろん、一晩の数値変化を健康指標として評価するつもりはありません。
あくまで「食の記録と身体の反応を並べて観察する」——それが私の楽しみ方です。













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点数の意味
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