月: 2025年10月

  • 焼き鳥の気分の夜——郊外の小さなお店


    郊外の住宅街を少し抜けた先に、ぽつんと灯る『とり吟』というお店の看板。看板も控えめで、初めて訪れる人は通り過ぎてしまいそうな小さな焼き鳥屋さんです。店内はテーブルが3卓、カウンター4席のみ。無駄な装飾はなく、換気扇の音と炭のはぜる音がBGM。妙に落ち着く、肩の力が抜けた空間でした。

    ここはコースを選ぶシステム。3つあるうちの1番いいやつ、おまかせフルコースを頼みました。

    お漬物とおかわり自由な大根おろしが箸休めとして来て、まずは「宮崎地鶏胸肉の炙りタタキ」からスタート。炭火で真っ黒に焼く地鶏なのにふわふわと柔らかいお肉で、噛むほどに地鶏特有のうま味が滲み出ます。ポン酢タレでサラダのような仕立てで、肉の香りを生かす設計。派手さはないけれど、職人の仕事が感じられる一皿でした。

    串に行く前に追加でレバ刺しを頼みました。新鮮なレバーで美味しいやつ!お酒が進み、早々に駆けつけ1杯の生中がなくなりスペインのスパークリングでこのコースを合わそうとボトルでオーダーしました。

    串は「もも」「つくね」「レバー」「ハツ」と王道を順番に。ももは脂がほどよく、強めの炭香と塩加減が絶妙。つくねもシンプルながら柑橘のほのかな香りがあり美味しかった。レバーはねっとりと濃厚。ハツは小ぶりながらも弾力があり、噛むたびにうま味が広がります。派手な演出はないのに、全体としてバランスが整っている印象です。

    王道の後に出てきた「トマトの豚肉巻き ジェノベーゼソース」は豚の脂とトマトの酸味、そしてバジルの香りが思いのほかよく調和していました。銀杏と子供ピーマンは塩焼きで。どちらもほっとするような地味な美味しさでした。

    “今日の一品”は、焼き鳥屋のカレー。こういう気取らない料理が一番記憶に残ります。ルーは鶏の出汁が効いていて、具材はほぐした焼き鳥の端肉。野菜もごろごろして食べ応えがありパンと一緒に食べるスタイルで家庭的だけれど、深みがあって妙に後を引く味でした。

    最後に出てきたのが、創作串。「エビのオーロラソースがけ キャビア載せ」。プリプリのエビに、まろやかなソースと塩気の強いキャビア。ここまでの流れからの急展開という感じ。店主の遊び心を感じる一皿でもあります。ちゃんと味がまとまってて美味しかった。締めの「極み親子丼」は、出汁の香りが際立ち、炭の香りを引きずるような余韻。アイスで口の中を落ち着けて終了。全体として「大衆焼き鳥屋」に分類されるお店ながら、要所にセンスの光る店でした。

    高級鮨ではなく回転寿司を欲する夜があるように、こういう焼き鳥屋が恋しくなる日があります。特別ではないけれど、日常に寄り添う美味しさ。気取らず、でも手抜きはしない。そんな立ち位置が心地よいお店でした。

    点数 3点

    点数の意味

    5—人生最後の日はこのお店❗️

    4—人に勧めても間違いない

    3—何度も通いたくなるお店

    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ

    1—あんまり…かな

    0—もう行かない


    採血データの観察メモ

    今回の採血結果は、

    尿酸値が 8.7 → 9.0 mg/dL、中性脂肪が 126 → 124 mg/dL。

    尿酸値の推移

    尿酸値はわずかな上昇にとどまったとはいえ、9!全然尿酸値が下がらなくなってきた。焼き鳥はプリン体摂取量が多めになるのは確かです。

    地鶏、レバー、ハツ、つくねといった部位はいずれもプリン体を比較的多く含みます。特にレバーは100gあたり約300mg前後(推定値)と高め。量は多くありませんでしたが、いくつかの高プリン体食材が重なったことで、尿酸値の上昇につながった可能性があります。

    一方で中性脂肪(TG)はほぼ横ばい。揚げ物ではなく炭火焼き中心であった点、そして炭水化物を控えめにしたことが影響していると思われます。脂質負荷は軽く、エネルギーとして消費されやすい構成でした。

    まとめると、

    • 尿酸値:上昇、とうとう9!(プリン体摂取影響)
    • 中性脂肪:ほぼ変化なし(脂質・糖質負荷少)

    という結果。

    食後の満足感のわりには数値の変動が穏やかで(尿酸値は元々高かったので)、「控えめな量を楽しむ焼き鳥」であれば、データ上も比較的穏当な印象でした。尿酸値が高めの方には焼き鳥は要注意な食べ物ということを身をもって実感しました。

  • 【プレオープン訪問】ドライエージングされた肉が旨すぎる!!ポン酢タレが光る新店の実力を探る


    カウンターに「石壁」?印象的な店構え

    3日後に正式オープン予定の焼肉屋さん『YAKINIKU HITOKIWA』のプレオープンに伺いました。運営元は、すでに居酒屋と洋食屋の2店舗を展開しているHITOKIWAグループ。どちらも人気店であり、新店舗も期待が高まります。

    扉を開けるとまず目に飛び込んでくるのは、カウンターの中に据えられた巨大な石壁。まるで城壁のような重厚感があり、非日常的な空間演出に心を奪われます。そこに炭火の香ばしい香りが漂い、五感が一気に食事モードに切り替わります。

    熟成タンの奥深さを知る

    最初にいただいたのはキムチ盛り合わせ(白菜・カクテキ・きゅうり)。発酵の酸味が柔らかく、辛味よりも旨みが前に出ているタイプです。続いて登場したのは「昆布締めタン刺し」。低温で熟成されたタンはしっとりと柔らかく、昆布の旨みが淡く重なります。また、「白センマイ刺し」は臭みが全くなく美味しいやつ。

    さらに圧巻だったのが「熟成タン食べ比べ3種盛り」(タン元・タン下・タン先)。最新のドライエージング庫で2週間熟成されたタンは、ザクザクと心地よく噛み切れる柔らかさで、噛むほどに濃い旨みがあふれます。特にタン元は脂のコクが強く、塩だけで完結する美味しさ。正直、ここまで「タンそのものの味」を感じたのは久しぶりでした。3つの味わいの違いも面白かった。

    ポン酢タレが主役級の存在感

    「本日の赤身肉3種盛り」は肩三角、ランプ、ももの3種類。それと「特選和牛ハラミ」を食べてみました。普段は焼肉といえば“タレと白ごはん”派の私。酸味の強いポン酢系はあまり好みではないのですが、ここのポン酢タレは別格でした。

    酸っぱすぎず、むしろ旨みと香りのバランスが絶妙。脂の多いハラミやタン刺しにも合うし、赤身肉の味を引き立てる上品な仕上がりです。おそらく柑橘の種類と出汁の比率にかなりこだわっているのではないでしょうか。

    炭火で仕上げる赤身の真髄

    メインは「宮崎牛の赤身炭火焼き」(ランプ・生胡椒添え)。自分で焼くのが難しい塊肉はスタッフが炭火の焼き場で丁寧に火入れしてくれます。高温の炭で表面をしっかり焼き上げ、中は美しいレア。肉汁が閉じ込められたランプは、しっかりとした肉質とほのかな甘みが共存しています。

    生胡椒(珍しい宮崎県産!)のフレッシュな刺激がアクセントになり、赤身の香りをより際立たせてくれます。〆には「ユッケジャンクッパ」を。辛すぎず旨みの強いスープで、満足感のある締めくくりでした。デザートの「さつまいものジェラート」も優しい甘みで、最後まで抜かりのないラインナップ。

    ここが好きになった一番の理由

    肉がうまいのはもちろん、この店の素晴らしい所はお酒がうまい!クラフトジンが豊富でソーダ割りがめちゃくちゃ肉と合う。バラのジンは焼肉屋の食中酒として抜群に美味しかった。酒飲みとしては酒がうまいのが1番嬉しい笑

    採血データ観察:タンと赤身中心の焼肉後、意外な数値変化

    今回は食事の数時間前と翌日に採血を行いました。

    結果は以下の通りです。

    • 尿酸値(UA):7.6 → 8.2
    • 中性脂肪(TG):153 → 120

    食事内容を振り返ると、プリン体を多く含む牛タンや赤身肉をしっかり食べていますが、炭水化物は白ご飯1杯とユッケジャンクッパ半分ほど。脂質は多めでも糖質摂取が控えめだったためか、中性脂肪はむしろ低下しました。

    一方で尿酸値はやや上昇。特に熟成肉や内臓系(白センマイ刺し)を含んでいたため、想定内の変化です。発酵食品(キムチ)や昆布締めによる旨みの強さも、食欲を増進させる要因になったかもしれません。

    この日はアルコールを控えめにしたので、もし飲酒が加わっていたらもう少し尿酸値が上がっていたかも。焼肉というと“プリン体の敵”のように言われがちですが、実際は糖質量や摂取タイミングのほうが中性脂肪に影響を与えることが多いと改めて実感しました。

    とはいえ今回はあくまで個人的な観察。肉の旨みを堪能しながら、自分の身体の数値をデータで見つめる時間は、ちょっとした「研究」でもあります。

    まとめ:普段使いも特別な日も、頼れる新店

    熟成タンの完成度、ポン酢タレの秀逸さ、そして塊肉の炭火での火入れ技術。どれを取っても満足度の高い新店でした。分厚いTボーンステーキもあるとのことで、“普段使いにも特別な日にも行ける焼肉屋”として重宝しそうです。

    点数 4.5点

    点数の意味

    5—人生最後の日はこのお店❗️

    4—人に勧めても間違いない

    3—何度も通いたくなるお店

    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ

    1—あんまり…かな

    0—もう行かない

  • 安心院の老舗旅館で味わう「すっぽんのすべて」──やまさ旅館「美味求真」フルコース

    肌寒くなってきたのですっぽんを堪能するために大分の安心院まで週末を利用してグルメ旅してきました。

    前半:すっぽんの全身をいただくという体験

    大分・安心院(あじむ)。すっぽんで有名な盆地に、創業大正9年の老舗「やまさ旅館」はあります。今回は、ここの名物「すっぽん料理」を心ゆくまで味わえるフルコース「美味求真」をいただきに訪れました。

     お風呂で体を温め、浴衣姿で畳の間に座ると、最初に登場したのは「生き血のオレンジジュース割り」。どこか儀式めいた一杯です。血の鉄分をほのかに感じつつも、柑橘の酸味がそれをやわらかく包み、すっぽんの生命力をやさしく受け取るような味わいでした。

     続く前菜は、「精巣、肝臓、心臓の酢和え」。ここじゃないとなかなか味わえない一品。酢の香りがふわりと立ち、心臓はコリッと、精巣はとろりと。どれも食感と旨味の対比が見事で、思わず笑みが溢れる。さらに「エンペラの湯引き」は繊細な味わいでぷるんとした食感と、すっぽん特有のコラーゲン感が印象的でした。

    「すっぽんのスープ」は、まさに滋養の極み。澄んだ黄金色のスープをひと口すすると、体の内側から熱が広がるよう。すっぽんの旨味が凝縮されています。続いての「刺身 首と胸」は、淡白ながら深みのある味わいで、鶏肉と魚の中間のような不思議な食感。ここでも素材の鮮度が際立っていました。

     「茶碗蒸し エンペラの餡」は、舌にのせた瞬間にとろけて、優しい甘味と出汁の旨味がふわっと広がります。中盤の「肝焼き」は香ばしく、焼かれたことで酢和えとはまた違う一面が。旨みの塊をかぶりつく快感が忘れられない。せっかくだから頼んだ安心院ワインにぴったりでした。

     そして「からあげ」と「炭火焼き」は、いわば力強い肉の章。特に炭火焼きは、宮崎地鶏の炭火焼きを思わせる香りと噛み応えで、これほどの野性味を上品に感じるのはすっぽんならでは。濃い味付けなのにそれに負けないすっぽんの”味”に驚かされました。

     すっぽん料理と言ったらやっぱり「水炊き」と「雑炊」!特にすっぽんの雑炊はまさに締めの芸術。コラーゲンが溶け出したスープを卵でとじた雑炊は、体の芯まで染みわたる美味しさ。すっぽんの旨味が一滴残らず活かされ、思わず「これを食べに来たんだ」と実感しました。

     飲み物は地元・安心院ワインをボトルで。やわらかい酸が料理を引き立ててくれます。さらに「甲羅酒」。焼いた甲羅の香ばしさと酒の甘みが一体となり、思わず継ぎ酒してしまいました。お風呂上がりでお酒の回りがよく、気分よくほろ酔いになり、心も体もとろけるような夜でした。

    点数 4.3点

    点数の意味

    5—人生最後の日はこのお店❗️

    4—人に勧めても間違いない

    3—何度も通いたくなるお店

    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ

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    後半:すっぽん料理と血液データの観察

    今回は食事の当日と翌々日に採血を行いました。結果は以下の通りです。

    • 尿酸値(UA):8.4 → 8.0 mg/dL
    • 中性脂肪(TG):205 → 199 mg/dL

     意外にも、どちらの値もわずかに低下していました。すっぽんといえば「プリン体が多そう」という印象を持たれがちですが、実際のプリン体含有量は100gあたりおおよそ130〜150mg程度。これは鶏レバー(約300mg)よりかなり低く、むしろ白身魚に近い値です。今回のコースで摂取量は多かったものの、全体のバランスとしてはプリン体過多とはいえない範囲でした。

     また、すっぽんの脂質は中性脂肪よりもリン脂質が多く、血中脂質に直接的な悪影響を与えにくい構成です。そのためか、TG値の変動もほとんど認めませんでした。

     一方で、すっぽんのコラーゲンやアミノ酸(特にアルギニンやグリシン)は血管拡張や代謝促進に関与することが知られています。実際、翌朝の体感としても代謝が軽やかで、体が「整った」ような感覚がありました。

     数値的には劇的な変化はありませんが、「高たんぱく・低脂質・中程度のプリン体」というすっぽんの特性が、血液データ上でも穏やかに反映された結果といえそうです。

     食後の満足感と、翌朝の軽さ。このギャップこそ、すっぽん料理の妙味かもしれません。

  • 宮崎の秋を食べる──松茸とはも、ヤマタロウガニの味噌丼まで。「Washokuたか木」で出会った一夜限りの滋味

    前半:食の記録

    今年の宮崎は、例年よりもずっと暑い夏でした。その影響で、秋の味覚・松茸の収穫量もぐっと少なめ。それでも運良く「今日は地物が入ってますよ」と声をかけていただいた日の夜、向かったのは「Washokuたか木」。季節の移ろいを一皿ずつ感じさせてくれる、宮崎の名店です。

    最初の一品は、栗のすりながし。とろりとした自然の栗の甘みに、ほのかな塩気が舌に残ります。温かい器の中に、秋の始まりをやさしく閉じ込めたような味わい。そこから、四角豆の天ぷら、鮎の一夜干しの天ぷら、そしてカリッと香ばしい骨せんべいと、香りと食感のリズムが続きます。特に鮎の天ぷらは、一夜干しならではの凝縮した旨みが印象的でした。

    続いてのお椀は、はもと松茸。松茸の芳香がふわりと立ちのぼり、鱧の淡い甘みと共に口の中でほどけていきます。夏の名残と秋の深まりが同居するような、短い季節の境目を感じる一椀です。

    そしてこの日の主役ともいえる一品、ヤマタロウガニの味噌(10匹分!)とキャビアの丼。濃厚な旨みに、キャビアの塩味が重なり、口中に“川と海の深み”が広がる。贅沢でありながら、決して派手ではなく、どこか野趣を感じる味わいでした。

    お造りは、ちゃいろまるはたの炙りとかますの炙り。どちらも香ばしく炙られた皮目の下に、透明感のある身が光ります。続くのは、とまん牛サーロインの炙りと松茸。和食の中にさりげなく現れる肉料理が、季節の流れをさらに豊かにします。松茸が脂と相性のいいと言われる所以を実感しました。

    中盤には、シロアマダイと蓮根餅、むかご。そこに添えられるのは、数種類の出汁を吸わせたどんこ椎茸と厚揚げ。素材の輪郭を消さず、丁寧に引き出す「たか木」らしい一皿です。締めには松茸ご飯、そしてヤマタロウガニと伊勢海老の味噌汁。宮崎の海と山、両方の恵みを余すことなくいただきました。

    デザートは、ねり栗の中に紫芋の餡。栗の香りと紫芋のやわらかな甘みが、秋の余韻をそっと包み込みます。

    ──これぞ「食運」に恵まれた夜でした。

    後半:血液データの観察

    さて、翌日の採血結果です。

    • 尿酸値(UA):8.0 → 8.2 mg/dL
    • 中性脂肪(TG):225 → 234 mg/dL

    どちらも軽度の上昇ですが、想定の範囲内でした。今回のコースの中で特に影響がありそうなのは、やはりヤマタロウガニ味噌とキャビア丼でしょう。甲殻類の内臓部にはプリン体が多く含まれ、味噌部分は特に濃縮されています。文献値から推定すると、ヤマタロウガニ10匹分の味噌=プリン体およそ400〜500mg前後(予想値)。これは一食としてはかなり高めです。

    また、キャビアもプリン体量こそ少なめ(約30mg/100g)ですが、脂質は豊富。さらに牛サーロインの炙りや伊勢海老の味噌汁など、脂質を含む料理が続いたため、翌日のTG上昇(+9)は自然な反応と考えられます。

    それでも、数値の変化は穏やか。塩分や糖質を抑えた献立構成と、ゆっくりとした食事のリズムが、急激な代謝変動を防いでくれたのかもしれません。

    「美味しいものを、丁寧に、ゆっくり食べる」──医学的な教訓ではなく、経験的な実感として、やはりこの一言に尽きます。

    【まとめ】

    宮崎の秋を五感で味わいながら、自身の血液データを静かに観察する夜。食運に恵まれたこの日の記録は、単なるグルメ体験ではなく、「食べること」と「身体の反応」を対話させるようなひとときでした。

    点数 4.3点

    点数の意味

    5—人生最後の日はこのお店❗️

    4—人に勧めても間違いない

    3—何度も通いたくなるお店

    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ

    1—あんまり…かな

    0—もう行かない

  • ハオチー飯店で“本格中華×アラカルト”——翌日の尿酸値と中性脂肪もチェック

    10/13夜

    前半:ハオチー飯店のアラカルト、本格中華顔負けの香り

    コースの縛りから解放され、食べたい皿を自分の順番で。そんな気分の夜に向かったのは「ハオチー飯店」。席に着き、まずは冷菜で舌を整えるところからスタートです。

    1、最初は「前菜の盛り合わせ」

    「じゃがいもの千切り」は軽い酸味と油のコーティングでシャキシャキ感が際立ち、口内がリフレッシュ。

    「エビの紹興酒づけ」は紹興酒の芳香がふっと立ちのぼり、生の甘さを残す身質がしっとり。小さなひと口の中に“熟成した旨み”が詰まっています。

    「大根餅」は、表面がカリッ、中はとろん。大根の風味がじわりと広がり、噛むごとにうま味の層が重なります。

    冷菜系のハイライトは「真鯛とパクチーとニンニク」。淡白な鯛に、パクチーとにんにくの刺激が清冽な輪郭を与え、辛味に進む前の“序章”として完璧。

    2、温菜の口火を切ったのは「秋刀魚の春巻き」。薄い春巻きの皮の内側で秋刀魚の脂がほどよく溶け、噛むと香ばしさと魚の旨みが同時爆発。

    3、次いで「トマト卵炒め」。熟したトマトの酸味と卵の半熟感がふわっと重なり、辛味の前の小休止にぴったり。

    主役級の辛旨ゾーンへ。

    4、「とまん牛の水煮牛肉片」は花椒の痺れと唐辛子の辛味が何層にも重なる旨みを引き立てる四川の王道みたいな印象。唐辛子の海に浮かぶ薄切り牛肉はやわらかく、スープをまとって旨辛の沼へ誘います。

    5、「毛沢東スペアリブ」はザクザクとしたスパイスが特徴的。いろんなスパイスや唐辛子の香りの複雑さが、スペアリブの肉と脂を昇華させる。中毒性のある味わい。

    6、締めの「麻婆豆腐」は豆鼓と豆板醤のコク、花椒の余韻、油のキレの三拍子。滑らかな豆腐が舌の上でほどけ、幸福な痺れだけが静かに残ります。

    全体構成は、冷菜→軽い温菜→魚の香ばしさ→まろやか系→四川辛旨の山、というメリハリ。“町中華”の気軽さと“本格派”の香りの奥行きが、アラカルトゆえに自分のテンポで積み上がるのが最高です。「本格的な中華を気軽にアラカルトで食べたい」「コースに縛られず、自分の好きなものを選びたい」という夜に、この店はちょうどいい答えをくれます。

    後半:採血データの変化を読む(UA 8.6→8.8、TG 234→126)

    尿酸値(UA)8.6→8.8:わずかに上昇の背景

    この日の皿構成には、秋刀魚やエビなど、相対的にプリン体が多めの魚介が含まれています。公的資料の食品表では、秋刀魚は約208.8 mg/100gと「多い」カテゴリー、エビも「多い」群に入る代表例として挙げられます。 

    加えて、アルコールは肝での尿酸産生を促し腎からの排泄を抑える作用があり(紹興酒“漬け”でも摂取量はゼロではありません)、総合的にUAを押し上げやすい条件でした。 

    もっとも、0.2上昇は検査条件(水分量、運動、採血のタイミング)で揺れ得る範囲でもあります。単回の変化は“傾向の芽”として捉え、辛旨・魚介・アルコールの組み合わせが続く時期は水分摂取と量の調整でバッファを張る、くらいの運用が現実的です。

    中性脂肪(TG)234→126:大幅低下の理由候補

    TGは食後3–4時間でピーク、10時間前後で空腹時レベルへ戻るのが一般的。空腹時間の長さや前夜の糖質量で大きく上下します。 

    今回の大幅低下は、(1)主食を控えめにして“おかず中心”だった可能性、(2)空腹時間が十分だった可能性、の二つがまず有力です。空腹時採血が推奨されるのも、TGが食事影響を強く受けるため。 

    さらに補助線として、青魚の脂(EPA/DHA)には継続摂取でTG低下エビデンスが多数。単回で劇的に下がるわけではないものの、魚皿(秋刀魚、真鯛)を選ぶ食習慣は“中期的なTG改善”の土台になります。 

    きょうの“おいしく整える”実践メモ

    • 尿酸対策(我慢しない版)
      • 魚介・内臓系が重なる日は水を多めに(目安:食中・食後にコップ1–2杯)。
      • 煮汁・スープは完飲しない選択肢も(プリン体は水溶性)。
      • アルコールが続く日は“もう1杯”をソーダや中国茶に置換。
    • 中性脂肪対策(楽しみを削らない版)
      • 辛旨メインの日は主食を半分に、代わりに千切りじゃがいもや前菜の野菜で満足度をキープ。
      • 食後~就寝前に15分のゆる有酸素(散歩でOK)。
      • 魚皿を1品→2品への“置換”を習慣化(中期的なTG低下の下支え)。

    まとめ

    本格派の香り高さと、アラカルトの自由度。その両方を同時に満たしてくれるのがハオチー飯店の魅力でした。翌朝のデータはUAがわずかに上振れ、TGは大きく改善。辛旨・魚介・アルコールという“おいしい組み立て”は、水分・主食の量・空腹時間の三点を工夫すれば、数値とも折り合いがつきやすいと確認できました。**「健康でいたい、でも我慢は最小限」**を合言葉に、次回も香りの山を楽しく登りましょう。

    点数 4点

    点数の意味

    5—人生最後の日はこのお店❗️

    4—人に勧めても間違いない

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    0—もう行かない

  • 宮崎の名店・一心鮨で秋の贅沢。そして、その翌日の採血は?

    10/12夜

    10月の宮崎。昼間はまだ半袖で歩けるほどの陽気なのに、夕暮れの風にはかすかに秋の気配。そんな季節の狭間に、「秋を感じたい」と思い立って一心鮨へ。宮崎を代表する高級鮨店として名高いこの店は、食材も演出もまるで舞台のよう。暖簾をくぐる瞬間から、非日常が静かに始まります。

    秋を味わう至福の鮨コース

    最初に供されたのは銀杏餅。中にはカラスミ入りとウニ入りの二種。もっちりとした銀杏餅の中から、カラスミの塩気とウニの甘みが交互に現れ、口の中で秋と海が出会うような味わい。

    続いてのあなごは、表面をふっくらと焼き上げ、上には贅沢に黒トリュフ。香りだけで一皿の世界が完成しています。子持ち昆布のぷちぷちとした食感、かますの脂の香り。

    刺身は塩のお皿で楽しむ美味いやつ。ひらめの身と縁側、タイ、縞鯵。どれも厚みのバランスが絶妙で、包丁の仕事にため息が出るほど。特に縞鯵のねっとりとした旨みは、この季節ならではの濃さです。

    温物のアラ煮は美味しい日本酒と塩で他には味つけなし!酒の旨みとアラの身の旨みの相乗効果で素晴らしい一皿。隠し味程度に入った柚子胡椒の働きが見事だった。続くマナガツオの幽庵焼きでは、柚子の香りが秋の静けさを呼び込み、これにワインを合わせるとまさにペアリング!一心鮨の真骨頂をみた。

    そして圧巻の一皿がフォアグラベースの茶碗蒸し。蟹(ガザミ)とフカヒレ、そしてキャビア。フォアグラの濃厚さを下地に、蟹の旨みとキャビアの塩味が幾層にも広がり、複雑でありながら美しい調和を奏でます。

    ここから鮨の部へ。
    中トロ、大トロ、芽ネギトロで始まり、脂の流れを感じさせる構成。途中の焼き松茸が香りの中休みとなり、その松茸と大トロを合わせた鮨では、香ばしさと甘みが重なり合い、まさに“秋の贅沢”。

    二巡目の鮨では、棒鯖鮨、赤貝、太刀魚(山わさびのせ)、金目鯛、イカ、ウニ、かつお、エビ、穴子と続く。ひとつひとつに明確な個性があり、口の中の温度が変わるたびに季節の情緒が移り変わっていく。
    玉子二種で流れを締め、追加の縁側、干瓢巻き、キャビア巻きで静かに幕を下ろす。
    最後の栗のアイスが、秋の終わりを告げるような優しい甘さ。

    ワインペアリングとの相性も見事で、食後には幸福感と軽やかさだけが残りました。

    採血データの観察 ― UA8.5→8.6、TG180→234

    今回の採血データは、一心鮨に行く当日の昼と、翌日の昼に測定したものです。

    • 尿酸値(UA):8.5 → 8.6
    • 中性脂肪(TG):180 → 234

    つまり、“贅沢な鮨ディナーの翌日”に、このわずかな上昇が見られました。

    構成された食材を振り返ると、フォアグラ、キャビア、大トロ、ウニ、トリュフなど、脂質とプリン体を多く含む高級食材が中心。そこにワインのアルコールも加わり、TG(中性脂肪)の上昇は予想の範囲内といえます。

    一方で尿酸値は+0.1と小さな変化にとどまりました。
    これは、前日の摂取内容に対して水分摂取量や排泄のタイミングがうまく働いた結果かもしれません。
    高プリン体食でも、翌日のデータが大きく乱れなかった点は興味深いところです。

    特に印象的だったのは、数値よりも体感の軽さ
    高脂質のコースをいただいた翌朝も体が重くならず、むしろ穏やかな空腹感と快調さがありました。
    「美味しいものを心から楽しむこと」は、数字の上昇以上に代謝全体に良い影響を与えているのかもしれません。

    🍂 終わりに ― 食とデータの共存

    秋の一心鮨は、職人の手仕事と旬の香りが交わる場所でした。
    食材の力と技が織りなす一皿一皿は、まさに“季節を味わう実験”。

    そして採血という定点観測を通じて見えてくるのは、
    「良い・悪い」ではなく、食べることと生きることのバランス

    数字を眺めながら、また次の一食を楽しみにする。
    それが、Dr.Dの自由研究のいちばんの醍醐味です。

    点数 4.5点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

  • 宮崎市・KUROUSHI黒牛で味わう“日常にちょっと贅沢な焼肉”

    10/9夜

    宮崎市にある「KUROUSHI 黒牛」は、私のお気に入りの焼肉屋さんのひとつ。
    何度も通っているけれど、この日はちょっと気分を変えて、
    これまで頼んだことのなかった 「希少部位の赤身6種盛り合わせ」 を注文してみました。

    お皿に並んだのは、シルバーサイド・内もも・シンシン・ツラミ・上ロース・ハラミの6種類。
    それぞれのカットがまるで“肉の標本”のように美しく、
    見た瞬間に「今日は当たりだな」と確信しました。
    同じ牛肉でも、部位によって香りも脂の質もまったく違うんです。

    まずはシルバーサイド。赤身らしいしっかりとした食感があり、
    噛むほどにじんわりと旨みが広がるタイプ。
    続いて内ももは柔らかく、クセがなく上品な味わい。
    シンシンはもも肉の中でも特にきめが細かく、口に入れた瞬間に肉の香ばしさがふわっと立ち上がります。
    ツラミ(頬肉)は弾力があり、コリコリとした歯ごたえが楽しい。
    上ロースは、赤身とサシのバランスが絶妙で、ひと口食べただけで幸せになる美味しさ。
    そしてハラミは、肉汁と脂の甘さが溶け合う王道の旨さで、締めくくりにふさわしい存在でした。

    希少部位のいいところは、「少しずつ色んな味を楽しめること」。
    お腹いっぱいになる前に、部位ごとの個性を味わえるのが楽しいんです。
    赤身中心だから脂っこさも少なく、食べ終わるまでまったく重たさを感じません。
    「今日はお肉をじっくり味わいたい」という日にぴったりの一皿でした。

    そこに追加で、ネギ塩の牛タン・セセリ・シマチョウ・カメノコウも注文。
    ネギ塩タンはさっぱりとしていて、赤身の合間のリフレッシュに最高。
    厚みのあるタンにたっぷりのネギをのせて焼くと、香りがふわっと立ち上がり、
    噛むたびにジュワッと肉汁が溢れます。
    セセリはぷりっとした弾力が心地よく、鶏の旨みが濃厚。
    シマチョウはホルモンらしい脂の甘さが楽しめて、ビールとの相性も抜群。
    そしてカメノコウはモモ系の部位で、噛むほどに深い旨みが広がる“通好み”の味。
    焼くたびに香りが違うので、ついつい焼き台を見つめながら時間を忘れてしまいました。

    この日選んだのは、飲み放題付きで1700円という太っ腹なプラン。
    ビール、サワー、焼酎と、どれも飲みやすくてつい杯が進みます。
    お肉の脂をお酒が流してくれて、またお肉に戻る——そんな無限ループに突入。
    気づけば笑顔のまま箸が止まりません。

    お会計の瞬間、思わず顔を見合わせて「えっ、これで8000円ちょい!?」と声を出してしまいました。
    二人でお腹いっぱい食べて、たっぷり飲んでこの金額。
    この満足度はちょっと驚きです。
    値段を見て「安い」と思える焼肉屋さんって、意外と少ないんですよね。

    黒牛のすごいところは、“精肉卸直営店”ならではの品質と価格のバランス。
    上質な宮崎牛や鹿児島黒牛を、この価格帯で食べられるのは本当にありがたい。
    それでいて堅苦しさがなく、店員さんも気さくで、
    「今日おすすめの部位ありますか?」なんて気軽に聞ける雰囲気なんです。
    店内も落ち着いた雰囲気で、個室や掘りごたつ席があるから、
    友人同士でもカップルでも、誰と行ってもゆっくり過ごせる感じ。

    今回の「希少部位盛り合わせ」は特別感がありつつ、
    価格的にも手が届く範囲で、“普段使いできる贅沢”という言葉がぴったりでした。
    毎週行くほどではないけれど、頑張った一日の終わりや、
    ちょっと良いことがあった日に立ち寄りたくなる、そんな焼肉屋さん。

    「高級焼肉」と「大衆焼肉」のちょうど真ん中。
    味も値段も雰囲気も、全部が“ちょうどいい”バランスで成り立っています。
    だからこそ、何度行っても飽きない。
    「今日もやっぱり黒牛でいいよね」と自然に口に出る安心感があるんです。

    採血データ観察記録:尿酸値と中性脂肪の動き

    さて、翌朝の採血データ。
    この日の数値は——

    • 尿酸値:8.9 → 9.2 mg/dL
    • 中性脂肪:191 → 120 mg/dL

    尿酸値はわずかに上昇し、一方で中性脂肪は大きく低下という対照的な結果でした。
    前夜の食事内容を振り返ると、赤身中心とはいえプリン体を含む部位(ハラミ・ツラミなど)を多く摂取した影響が考えられます。
    プリン体量としては全体で**おおよそ350〜400mg前後(推定値)**といったところでしょう。

    一方で脂質の少ない赤身中心だったこと、そしてアルコールによる一時的な代謝変化が加わったことで、中性脂肪が翌朝には大きく下がった可能性があります。
    とはいえ、この変化はあくまで一晩の観察結果。
    体調や水分摂取量によっても数値は揺れ動くため、特別な意味づけはせず、いつも通り淡々とデータを記録していきたいと思います。

    まとめ

    希少部位の食べ比べ、ネギ塩タンの香ばしさ、そして焼酎片手にホルモンをつまむ幸せ。
    どれを取っても外れなしで、最後まで笑顔が絶えない夜でした。
    二人で8000円ちょいというお会計にも驚きつつ、
    「美味しくて安い、ここは本当に普段使いできる焼肉屋さんだなぁ」と改めて実感。

    特別な日じゃなくても、ちょっといい焼肉を食べたい夜にぴったり。
    宮崎で“コスパ最強の満足焼肉”を探しているなら、KUROUSHI黒牛は間違いなくおすすめです🥰

    点数 3.9点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

  • 「ブリック ステーキ ハウスで“贅沢ランチ”〜平家の郷グループ&八郷牛のこだわりを味わう」

    10/7 昼

    お昼にお肉をガツンと食べたくなるとき、ステーキにするかハンバーグにするか迷ってしまうもの。そんなとき、私の“迷ったらここ!”のお店が ブリック ステーキ ハウス(BRICK STEAK HOUSE) です。

    このお店、ただのステーキ屋さんではありません。実は、あの宮崎ブランド「平家の郷」グループに属しており、あの平家の郷のハンバーグが食べれるし、さらにステーキメニューが揃っているのです。 

    平家の郷グループとそのこだわり

    「平家の郷」は、1983年創業。炭火で焼く霜降りハンバーグと宮崎牛ステーキが看板メニューです。 

    特徴として、「つなぎを使わない国産牛100%」という点が掲げられており、肉そのものを味わう姿勢が強く出ています。 

    また、グループ全体で“牧場 → 加工 → 店舗”まで関わる六次産業化を進めており、自社牧場で育てた牛を使うことにより品質管理を徹底しているようです。 

    そうした “生産から提供まで一貫する流れ” が、味だけでなく安心感にもつながっているのだと感じます。

    “八郷牛(やごうぎゅう)”を味わうということ

    ブリック ステーキ ハウスでは、グループ自慢の 八郷牛 を使ったステーキメニューが提供されています。 

    八郷牛の特徴として、以下のポイントが報じられています:

    • 脂が少なめでさっぱりとした味わい。歯ごたえもしっかりしているという声もあります。 
    • 熟成された赤身肉として “芳醇な旨味” を追求している、と紹介されている記事も。 
    • 八郷牛というブランド名を前面に掲げ、子どもにも安心な牛肉を提供したい、という理念も出ています。 

    こうした設定により、「せっかくお昼に奮発するなら、ただのステーキ屋より背後にこだわりがある店で食べたい」という気持ちが強くなります。

    ステーキ?それともハンバーグ? ブリックでの選び方

    このお店に来たら、迷うのが「ステーキかハンバーグか」。どちらも目玉ですが、それぞれに魅力があります。

    • ステーキ の場合: 八郷牛のカット肉をじっくり味わえる。噛みしめる楽しさ、肉そのものの風味を重視するならこちらが最適。
    • ハンバーグ の場合: 平家の郷直系の “つなぎなし・100%牛肉” の製法が生きる。鉄板でじゅうじゅう音を立てて出されるライブ感も魅力。

    実際、ブリックには「ハンバーグ & ミックスカットステーキ」が選べるメニューもあり、両方を欲張る組み合わせも可能とのレビューもあります。 

    これなら、「ステーキもハンバーグも味わいたい!」という願いも叶いますね。

    雰囲気・立地・サービス面も

    • 店舗は宮崎市新別府町江口にあり、駐車場も確保されています。 
    • 営業時間は、平日はランチ 11:30~15:00(LO14:30)、夜 17:30~21:00(LO20:30)。土日祝はランチ時間が早く始まり、夜も少し長め。 
    • 店内は明るく開放感があるようで、子連れにも配慮されているとの紹介もあります。キッズルームもあります。 

    こうした点も、「ちょっと贅沢なランチ」に向いている理由になります。


    私のおすすめシーンと“迷ったらこれ”のセレクト

    もし私がランチで訪れるなら、こうオーダーします:

    • 最初から「ステーキ or ハンバーグ」で悩むなら、ハンバーグ&ミックスステーキコンボ を選びたい。両方の良さが一度に楽しめるから。
    • もし「今日は肉をしっかり味わいたい」気分なら、八郷牛のステーキをミディアムで。脂控えめな牛なので、焼きすぎず肉の旨味を引き出したい。
    • 「やわらかくジューシーな肉を満喫したい」なら、平家の郷流の霜降りハンバーグをミディアムレアで。ナイフを入れた瞬間に肉汁があふれる体験を期待したい。

    そして、肉の余韻をすっきりリセットしてくれるソースや薬味(ガーリック、和風ソース、大根おろしなど)も見逃せません。

    締めくくり:ただの肉ランチじゃない、背景とストーリーを味わう体験

    このように、ブリック ステーキ ハウス は、ただお肉を出す店というよりも、「生産から提供までこだわる平家の郷グループ」の一翼であり、ブランド牛「八郷牛」を味わえる場でもあります。

    だからこそ、「贅沢ランチ」で訪れる価値があります。ステーキかハンバーグかで迷ったら、私はいつも「両方味わいたい」派。あなたも、ぜひ欲張って選んでみてください♪

    点数 3点

    点数の意味

    5—人生最後の日はこのお店❗️

    4—人に勧めても間違いない

    3—何度も通いたくなるお店

    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ

    1—あんまり…かな

    0—もう行かない

    採血データ観察記録:数値が語る“お肉ランチ”の翌日

    さて、今回の採血データです。

    • 尿酸値(UA):8.4 → 8.1 mg/dL
    • 中性脂肪(TG):252 → 187 mg/dL

    どちらも前回より改善方向へ。
    ステーキやハンバーグをしっかり食べた翌日としては、やや意外な結果でした。

    赤身中心の構成で脂質が少なかったこと、そしてランチ後の活動量が多かったことが影響したのかもしれません。
    プリン体量としては一食あたりおおよそ**200〜250mg(推定値)**程度。
    数値変化はあくまで生理的範囲の揺らぎですが、
    「体がどのように反応するか」を記録するのは、やはり興味深いものです。

  • 【宮崎・ニシタチ】路地裏のイタリアン「アッカペッラ」で薪窯で作る本格ピザとワインに酔う夜

    10/5夜

    🍕路地裏の奥に灯る、薪窯の香り

    宮崎の繁華街・ニシタチ。そのにぎやかな通りから一本奥へ入ると、まるでイタリアの路地裏に迷い込んだような雰囲気の小さな店があります。
    その名も「アッカペッラ」。外観は控えめですが、扉を開けた瞬間に広がる薪窯の香ばしい香りが食欲を刺激します。
    カウンターの奥で炎がゆらめき、店主が生地を回してピザを焼く姿はまさに職人の手仕事。小さな空間ながら温かみがあり、デートにも一人飲みにもぴったりの雰囲気です。

    🍽️最初の一皿から心を掴まれる「8種の前菜盛り合わせ」

    最初に運ばれてきたのは「8種の前菜盛り合わせ」。
    彩り豊かなプレートには、生ハムやマリネ、ラタトゥイユなどが並び、一口ごとに味の変化が楽しめます。
    それぞれの前菜が丁寧に味つけされていて、ワインとの相性も抜群。小皿料理が好きな方にはたまらない内容です。

    前菜をつまみながらグラスの白ワインを口に含むと、軽やかな酸味が広がり、料理の味をより引き立ててくれます。
    まだメインにたどり着く前から、幸せな時間がゆっくりと流れます。

    🧀ふわとろ「ゴルゴンゾーラ入りオムレツ」と野菜の旨みが詰まったピザ

    次に登場したのは「ゴルゴンゾーラ入りオムレツ」。
    ふんわり焼かれた卵の中にブルーチーズがとろけ、香り高くコクのある味わい。塩味は控えめで、ワインの酸味とよく合います。
    濃厚なのに重たくなく、チーズ好きにはたまらない一皿です。

    そしてピザは「オルトナーラ(野菜のトマト煮込み)」。
    薪窯で高温・短時間に焼き上げられた生地は、外はカリッと中はもっちり。
    トマトソースの酸味と野菜の甘みが絶妙にバランスし、チーズのコクが全体をまとめています。
    シンプルな具材ながら、素材の力を最大限に生かした味わい。まさに本格派のピザです。

    🍖牛頬肉の赤ワイン煮込みで、贅沢な余韻を

    メインには「牛頬肉の赤ワイン煮込み」。
    ナイフを入れるまでもなく、フォークだけでほろりと崩れる柔らかさ。
    じっくり煮込まれたソースには肉の旨みと赤ワインの深みが溶け込み、口に含むと芳醇な香りが広がります。
    ピザとの組み合わせも最高ですが、次はぜひ赤ワインを合わせてじっくり味わいたいと思う一皿でした。

    この日は白ワインをボトルで注文。前菜からピザ、メインまで全体の流れが心地よく、つい時間を忘れてしまうほどの充実感。
    酔い方も心地よく、「また来たい」と素直に思える夜でした。

    💬医師目線のちょっと健康コラム

    ワインやチーズと聞くと「太りそう」「尿酸値が上がりそう」と心配する方も多いかもしれません。

    ですが、実はワインに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があり、適量であれば生活習慣病予防にもつながると報告されています。

    また、チーズの脂質は中性脂肪に直結するものではなく、摂りすぎなければ心配無用です。

    むしろピザ生地の糖質を控えめにし、野菜が多いトッピングを選ぶことでバランスの良い一食になります。

    おいしく食べて、翌日は少し体を動かす。

    そんな“我慢しない健康習慣”が、外食好きな方には一番現実的で続けやすいと思います。

    🍷まとめ:ニシタチで見つけた“大人の隠れ家イタリアン”

    アッカペッラは、派手さよりも「丁寧さ」で勝負するイタリアン。

    料理はもちろん、スタッフの気さくな接客や温かい店内の雰囲気にも癒やされます。

    ワインとピザで過ごす夜は、肩の力を抜いて自分をリセットできる時間。

    宮崎で“本格イタリアンとワインをゆっくり味わいたい夜”には、ぜひこのお店を思い出してください。

    きっと、次の日の朝まで余韻が続くはずです。

    点数 3点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

    💬 採血データ観察記録:数値が語る“意外な変化”

    さて、翌朝の採血データです。
    この夜はワインにチーズ、赤身肉と、どちらかといえば「数値が上がりそうな食事」でした。
    ところが結果は——

    • 尿酸値(UA):8.2 → 6.9 mg/dL
    • 中性脂肪(TG):200 → 95 mg/dL

    どちらも明らかに改善方向でした。
    もちろん一晩での変化は“短期的な生理的変動”の範囲内と考えていますが、
    この対照的な食事内容と結果の関係を観察するのはやはり面白いものです。

    ワインに含まれるポリフェノールの抗酸化作用、
    チーズの脂質が直接的に中性脂肪へ結びつかない点、
    そしてピザの糖質量が控えめだったことなどが影響した可能性もあります。

    外食の楽しみとデータの変化——この“ゆるい因果関係”を追うのが、私のちょっとした趣味でもあります。

  • 宮崎屈指のイタリアン「イルソリーゾ」で世界三大キノコのポルチーニを堪能!

    10/1夜

    宮崎で「一番美味しいイタリアンはどこ?」と尋ねられたら、多くの人が口を揃えて答えるのが イルソリーゾ
    素材の持ち味を最大限に引き出し、季節を皿の上で表現するシェフの手腕は、宮崎のみならず全国でも名が通るほどです。

    そんなイルソリーゾに、秋の味覚・ポルチーニ茸が入荷したと聞き、その初日に行ってきました。


    ポルチーニのタヤリン:秋の贅沢を閉じ込めた一皿

    イタリア・ピエモンテ地方の伝統パスタ 「タヤリン」。卵黄をたっぷり練り込み、細く繊細に仕上げられた手打ち麺です。

    この日は、そのタヤリンにフレッシュなポルチーニ茸が合わせられました。

    ひと口目から広がる芳醇な香り。しっかりとしたコシを持つ麺が、濃厚なキノコの旨味を余すことなく受け止めます。噛み締めるたびに旨味が層になって広がり、深い余韻を残す。まさに 秋の恵みを凝縮した贅沢な一皿でした。


    この日のコース

    イルソリーゾの魅力は、もちろんポルチーニだけにとどまりません。この日のコースも、最初から最後まで驚きと美味しさに満ちていました。

    • 鯵のハム仕立て
       やわらかな塩気と旨味。魚とは思えないほど繊細で、思わずワインを誘うスターター。
    • 河豚のテリーヌ
       淡白な河豚をじっくりと仕込み、ほのかな甘みとしっとりした舌触りに仕上げた逸品。
    • 放牧豚の自家製生ハムとイチヂク
       脂の甘さと熟成の香りがイチヂクの甘酸っぱさと重なり、口の中で美しい調和を奏でる。
    • 季節野菜の盛り合わせ
       彩り豊かな野菜たちが、それぞれの持ち味を活かされた調理で並ぶ。
    • オニサザエ トマトソースとブロッコリーソース
       力強い磯の香りを、トマトの酸味とブロッコリーの青さが引き締め、奥行きを増す。
    • 鮎のフリット イチヂクの葉包み
       セロリのソースと鮎の肝のソースが、揚げた鮎の香ばしさに重なり、清涼感と苦味が絶妙に同居する。
    • ヤリイカと干しトマトのカヴァテッリ
       ショートパスタに絡む干しトマトの凝縮感とイカの旨味。食感のコントラストが楽しい。
    • ポルチーニのタヤリン
       この日の主役。秋の豊かさを体現する一皿。
    • ヤマタロウガニ カニ味噌のソース
       濃厚なカニ味噌の旨味がソースに溶け込み、パスタと合わせると至福の味わい。
    • 炭火釜焼きのグラスフェッドラム
       牧草飼育の子羊を炭火釜でじっくりと。脂のキレがよく、肉本来の力強さと香ばしさが共存。
    • デザート
       ピオーネのセミフレッド、さらにココナッツ・木苺・マンゴーを組み合わせたアイス。爽やかで華やか、最後まで余韻を楽しませてくれる構成でした。

    ワインとグラッパで完璧な締め

    料理にはシェフおすすめのワインを合わせてもらいました。魚介には軽やかな白、ラムには深みのある赤。それぞれの皿に寄り添うように選ばれたワインが、料理の魅力をさらに引き立てます。

    そして最後は、イタリアワインの世界で「神様」と呼ばれるグラッパ ロマーノ・レヴィ。香り高く、清らかな余韻を残して食事を締めくくりました。


    まとめ

    久しぶりのイルソリーゾ。今回もまた、一皿ごとに驚きがあり、深い満足感を得られる時間となりました。

    • ポルチーニのタヤリンは秋の恵みを体現する逸品
    • 魚・肉・野菜それぞれに新しい発見と美味しさ
    • ワインと料理のペアリング、最後のグラッパまで完璧

    改めて「宮崎でイタリアンといえばイルソリーゾ」と言われる理由を実感。秋の食材とともに、贅沢で幸せな夜を堪能できました。

    💉 採血データ観察記録:華やかな夜の翌朝

    さて、翌朝の採血データは次のとおりでした。

    • 尿酸値(UA):8.4 → 9.1 mg/dL
    • 中性脂肪(TG):98 → 204 mg/dL

    数値としては、どちらも上昇。
    とはいえ、この日はリッチなコースにワインとグラッパ。
    まさに“数値が上がって当然”の食事内容だったといえます。

    ただし、イルソリーゾの料理は全体的にオイルや塩分が控えめで、素材の味を生かした仕立て。
    「食後の重たさ」をまったく感じなかったのが印象的でした。
    中性脂肪や尿酸値の変化は、むしろ**“おいしさの代償”**として観察の範囲内。。。と思うことにする笑

    医学的な意味づけではなく、あくまで自分の身体のリズムを知るための記録。
    数字を眺めながら、「この食事の満足感なら、多少の上昇はむしろ納得」と思えた朝でした。

    点数 4.5点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない