日: 2025年11月10日

  • 宮崎「焼鳥 煌」—希少部位が揃う贅沢な串コース

    今夜は宮崎市の人気焼き鳥店「煌(てる)」へ。

    お寿司屋さんを思わせるカウンターがあり、そこにお寿司さながら焼き鳥が一串一串出てくる。そんな雰囲気でいただくコースは6,800円。最近の高級焼き鳥店では1万円を超えることも珍しくない中で、この価格でこの内容はかなりの良心的設定だと思う。

    まず提供されたのは梅の茶碗蒸し。優しい出汁の香りに、梅の酸味がほんのりと広がる。鶏の旨味を引き立てる控えめな酸味で、あんまりない組み合わせの美味しさに最初の一口から心を掴まれる。

    続いて、しっとりと仕上げられたむね肉の漬け。淡白なむね肉に、旨味を引き出す下味がしっかりと入っていて、ひと噛みごとに出汁の風味が滲む。

    そこから串の世界へ。「振り袖」、「皮」、「そり」といった部位が続く。特にそりは、ほどよい弾力と脂の香りが絶妙で、噛むほどに甘みが増していく。

    箸休めの梅きゅうりは、濃厚な焼き鳥の合間にぴったり。梅の塩味が口の中をすっとリセットしてくれる。

    そして地頭鶏もも肉のたたき。表面は香ばしく、中はしっとりとレア。地鶏ならではの弾力がありながらも、火入れが絶妙で生臭さは一切ない。鶏の香りが口の中に広がる。

    串はさらに進み、「ねぎま」、「ハツ」、「ささみ(わさび・梅)」と続く。ささみはとろけるほど柔らかく、わさびの清涼感と梅の酸味、それぞれが別の魅力を引き出していた。

    レバーパテは濃厚で、バゲットとの相性も抜群。滑らかな舌触りで、焼き鳥が続く口の中を心地よくリセットしてくれる。

    手羽は皮目がパリッと香ばしく、塩加減が絶妙。骨の周りまできれいに食べたくなる美味しさだった。

    そこからさらに驚かされたのが背肝(腎臓)。ふんわりとした食感。希少部位ながら丁寧に仕込まれており、結構脂がありこってりの中にホルモンならではのクセもあり食べ応えのある一串。

    サイドメニューを眺めてて思わず追加した地鶏のメンチカツ(カレー塩)。衣はサクッと軽く、中は肉汁たっぷり。カレー塩の香ばしさが地鶏の旨味をさらに引き立ててくれる。

    最後の串は、「砂肝」。分厚く切り分けられた砂肝はゴリゴリと心地よい食感で久しぶりにこんな美味しい砂肝食べたなと印象深かった。

    コースの余韻のまま、追加で「セセリ」、「ちょうちん」、「さえずり」、「レバー」を注文。どの串も個性が際立っていた。特にちょうちんのとろりとした黄身の甘み、さえずりのコリコリ感は、希少部位好きにはたまらない。

    締めにはそぼろめし(追加)と鳥スープ。優しい味わいで、コースの余韻をじんわりと締めてくれた。

    どの料理も手間を惜しまず、素材の持ち味を最大限に引き出しており、「この値段でこれだけの内容を味わえるのか」と感動してしまう。宮崎で本格的な焼き鳥を堪能したい方には、ぜひおすすめしたいお店だ。値段、雰囲気、味の総合力で非常に満足できるお店です。

    【採血データ観察】

    今回の採血は、食事前の土曜日(当日)と2日後の月曜日の2回。

    数値は以下の通り。

    • UA(尿酸値):7.0 → 6.1
    • TG(中性脂肪):135 → 170

    尿酸値が久しぶりに「6台」に下がっていて、正直かなり嬉しい。

    とはいえ、これは食事の影響ではない。努力してない人間が数字を下げることができたのは薬を始めたから。フェブリク10mgを飲み始めました。少量の服用ながら、しっかり下がって一安心。

    一方、中性脂肪がやや上昇していたのは、翌日の日曜日に食べたマクドナルドのポテトLの影響が大きそう。糖質、脂質の多いファストフードは、やはり数値に反映されやすいと改めて実感した。

    それでも、全体としてはバランスの良い結果。焼き鳥中心の食事は、部位によって脂の量が異なるものの、地鶏を炭火で焼くことで余分な脂が落ち、想像よりも軽やかに感じた。フェブリク開始後の初回データとして、今後の変化を見るのが楽しみである。