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昨日はちょっと贅沢な外食のはしごをしてきた。まず1軒目では豪快なTボーンステーキ。骨付きで分厚く焼かれた肉をナイフで切り分けると、肉汁がじゅわっと溢れ出してくる。外は香ばしく、中はしっとりとした赤身。脂身の甘さと赤身の旨みのコントラストが素晴らしく、シンプルに塩だけで食べても十分な満足感があった。ワインを合わせれば、まさに至福のひとときだ。
そして2軒目では締めにガーリックライス。ニンニクの香りが食欲を再び呼び覚まし、バターと醤油の香ばしさがたまらない。お酒も進み、結局かなりしっかり食べて飲んでしまった。翌日の採血が少し怖くなるような夜だった。
さて、その翌朝に実施した採血の結果である。

尿酸値(UA)は 7.5 → 7.9 mg/dL と上昇。
一方で中性脂肪(TG)は 150 → 117 mg/dL とむしろ低下していた。
正直なところ、ピザやライスといった炭水化物も摂っていたため、中性脂肪はもっと上がるかと思っていた。ところが意外にも数値は下がっていた。これはやはり服用している中性脂肪を下げる薬「パルモディア(ペマフィブラート)」の効果が大きいのだろう。薬の力を実感するとともに、日々の食生活の影響だけでは測れない体の反応に改めて驚かされる。
一方で尿酸値はやはり上昇していた。昨日のメニューを振り返ると、ステーキやガーリックライスに加え、つぶ貝、秋刀魚、ヤリイカといったプリン体を多く含む食品をちょこちょこつまんでいた。量自体は決して多くなかったものの、プリン体は毎日の積み重ねで体内に蓄積しやすい。特に海産物は旨み成分とともにプリン体も豊富で、尿酸値に影響を与えることが多い。
尿酸値が持続的に高い状態が続くと、痛風発作や腎障害のリスクが高まることは医学的にも明らかになっている。ただし、食事を極端に制限して楽しみを奪うのは現実的ではない。大切なのは「工夫してリスクを減らす」ことだと思う。例えば、アルコール摂取の際には水分をしっかり取り、尿量を増やすことで尿酸の排泄を促すことができる。ビールやワインを飲んだら、同じくらいの量の水や炭酸水を一緒に飲むように心がけるだけでも違ってくる。
また、運動も尿酸値に良い影響を与える。特に有酸素運動は体内の代謝を改善し、尿酸排泄を助けるとされている。ただし激しい運動は逆に尿酸を一時的に上げてしまう可能性があるため、ウォーキングや軽いジョギング程度の継続が望ましい。
食事に関しては「プリン体ゼロ」を目指す必要はない。むしろ美味しいものを適度に楽しみつつ、その分を水分補給や運動で調整するほうが、長く続けられる生活習慣につながるはずだ。私自身も「健康でいたいけれど、美味しいものを我慢してまで数値を下げたいわけではない」という立場なので、どうバランスを取るかを日々模索している。
今回の採血結果を振り返ると、中性脂肪は薬のおかげで安定していた一方、尿酸値は確実に上昇していた。これはやはり「プリン体の摂取量」と「水分不足」が影響したのだろう。今後は美味しいものを楽しむためにも、もう少し水分補給を意識していきたいと感じた。

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