ナッコプセ翌日の採血結果|プリン体たっぷりの内臓鍋で尿酸値は下がる?

9/23

韓国料理の定番、ナッコプセ。テナガダコ(ナクチ)、ホルモン(コプチャン)、海老(セウ)を組み合わせた鍋料理で、旨味の濃いスープと辛味が合わさる豪華な一品です。宮崎の「太一家」でいただいたこのナッコプセは、最後の〆までしっかり楽しみました。

しかし問題は翌日の採血。モツなどの内臓系はプリン体を多く含み、「尿酸値が確実に上がるはず」と思っていたのですが……。


内臓系に含まれるプリン体量

正確なデータは少ないのですが、参考値として以下が知られています。

  • マルチョウ(小腸):100gあたり150〜250mg
  • センマイ(第3胃):100gあたり約120mg

これだけを見ても、内臓系はやはりプリン体が多め。加えて「鍋料理」には特有の落とし穴があります。食材から溶け出したプリン体はスープに残り、そのスープを最後の雑炊や麺で余さず吸収してしまう。つまり、プリン体を“完食”する料理とも言えるのです。

そのため、常識的に考えれば 翌日の採血結果は悪化しているはず でした。


採血データの結果

ところが実際の結果は予想外でした。

  • 尿酸値(UA):8.7 → 8.5
  • 中性脂肪(TG):116 → 114

中性脂肪は変化なしで正常値を維持。むしろ尿酸値はわずかに下がっていました。

アルコールもそこそこ飲んでいたので、正直「これは悪化しただろう」と予想していたのですが、蓋を開けてみれば逆の結果。これには驚かされました。


なぜ尿酸値が下がったのか?

可能性として考えられるのは 水分摂取量と利尿作用 です。

ナッコプセはスープがたっぷりで、辛味が効いている分、自然と水分を多く摂ります。さらにマッコリやビールなどアルコール類も飲んでいたため、アルコールの利尿作用と相まって尿量が増加。結果として尿酸の排泄量も増え、翌朝の数値としてわずかに下がったのではないかと推測できます。

尿酸値のグラフ

食事と尿酸値の関係を再考

今回の結果を見て感じたのは、「尿酸値は必ずしも即日に反映するわけではない」ということ。

教科書的には「プリン体摂取後、半日〜翌日に尿酸値へ影響が出る」とされています。しかし実際には、

  • プリン体摂取量の累積
  • 尿酸の排泄能(腎臓の働きや水分摂取量)
  • 運動や代謝の状態
    などが複雑に絡み合い、数日〜1週間単位での平均的な負荷が数値に現れるのではないか、と考えた方がしっくりきます。

つまり、単発の「プリン体爆弾」を食べたからといって即座に尿酸値が爆上がりするわけではなく、日常的にプリン体が多い食事を続けていることが、高値で推移する原因なのです。


運動の必要性

数値が予想外に下がったとはいえ、尿酸値8.5は依然として高値。いつ痛風発作が起きてもおかしくないレベルです。ここまで来ると、やはり 運動による尿酸排泄促進 が必要です。

ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は、腎臓の血流を改善し、尿酸排泄を助ける効果が期待できます。以前から「始めよう」と言いつつ実行できていないのですが、そろそろ本腰を入れるべきタイミングかもしれません。


まとめ

ナッコプセ(韓国版もつ鍋)を食べた翌日の採血は、尿酸値8.7から8.5へ、中性脂肪は116から114へと、予想に反して改善していました。

内臓系のプリン体量やスープの吸収を考えると「確実に悪化」と思われたのに、むしろ下がったのは水分とアルコールの利尿作用で排泄が促された結果かもしれません。

ただし、尿酸値は即日で大きく変動するというより、数日単位で蓄積したプリン体摂取や排泄能が反映されると考えるのが現実的。今回下がったのは一時的な偶然にすぎず、依然として高値が続いていることに変わりはありません。

「美味しいものは我慢しない」。そのためにも、運動と水分で体の排泄力を高めることが次の課題です。

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