牛かつ&自炊アヒージョ後の採血データ|尿酸値と中性脂肪の意外な変化

9/10

昨日の昼は外食で「牛かつ ながさき」の国産牛かつ定食を楽しみ、夜は自炊でちょっとお洒落な献立に挑戦しました。スイス料理の「ロスティ」と、スペイン発祥の「アヒージョ」。なんでそんな国際色豊かなメニューになったかというと、カルディでの買い物に影響されたからです(笑)。輸入食品店に行くと、ついつい普段なら選ばないような食材や調味料に心を動かされ、気づけば夕食が旅気分のテーブルに変わってしまうのだから面白いものです。

ロスティはジャガイモを細かく刻み、フライパンでこんがり焼き上げるシンプルな料理。外はカリッと、中はほくほくとした食感が楽しめます。見た目はハッシュドポテトのようで、日本人にもなじみやすい味わいでした。アヒージョはオリーブオイルとニンニクで具材を煮込む一品で、今回はタコとマッシュルームを使用。ワインにも合いそうな芳醇な香りが立ち上がり、食卓に少し贅沢な雰囲気を添えてくれました。


翌日の採血データ

そんな食事の翌朝に測定した数値は以下の通りです。

  • 尿酸値(UA):7.5 → 7.4
  • 中性脂肪(TG):158 → 127

数値を見てまず驚いたのは、中性脂肪がむしろ下がっていたこと。ジャガイモをしっかり食べたので「これは上がるかもしれない」と予想していましたが、結果は逆。やはりお米由来の糖質の方が中性脂肪を上げやすい、という自分の体感が裏付けられた形になりました。

尿酸値はわずかに低下。ただし依然として基準値(おおよそ7.0未満)には届いていません。


食材と数値の関係を考察

尿酸値に関しては、今回の献立ではプリン体の多い食材はごく少量でした。アヒージョに使ったタコとマッシュルームは確かにプリン体を含んでいますが、分量はそれほど多くありません。また、昼に食べた牛かつも「牛肉=高プリン体」という印象を持たれがちですが、実際には豚肉や魚の内臓類に比べると含有量は中程度。したがって、「一食でドンと上がる」というよりは、日々の積み重ねが効いていると考えられます。

実際、尿酸値が基準値をなかなか下回らないのは、ここ最近ほぼ毎日プリン体を摂取しているためだと推測できます。体はある程度の排泄能力を持っているため、若いうちは食べ続けても緩やかに下がることがあります。しかし、加齢とともに腎臓の尿酸排泄機能は低下しやすく、今のように「少しずつでも下がっている」状況が「横ばい」や「上昇傾向」に変わっていくことが予想されます。


中性脂肪が下がった理由

では、なぜジャガイモをしっかり食べても中性脂肪が上がらなかったのか。ここにはいくつかの可能性が考えられます。

まず第一に、ジャガイモの糖質は血糖値を急激に上げにくいという特徴があります。お米やパンの精製された炭水化物に比べ、ジャガイモはでんぷんの構造や食物繊維の影響で血糖値の上昇が緩やか。そのため、中性脂肪の合成に直結しにくいのです。

第二に、アヒージョに使ったオリーブオイルの影響も考えられます。オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸を豊富に含み、血中の中性脂肪やLDLコレステロールを改善する作用が知られています。脂質を摂取したにもかかわらず中性脂肪が下がった背景には、この「良質な油」の働きもあるのかもしれません。

第三に、前日の牛かつも関係している可能性があります。牛肉は高タンパク質で満足感が高く、食べ過ぎを防ぐ効果がある一方、揚げ物でありながら衣が薄めで脂質の摂取量は豚カツより軽めだった可能性があります。結果的に「食べ過ぎないバランスの取れた食事」になったことも、中性脂肪の改善につながったと推測されます。


数値をどう捉えるか

尿酸値に関しては、確かに「下がってはいるけれど、まだ高め」。この状況は「毎日少しずつの積み重ね」の表れと言えます。ただし、基準値を超える日が続くと、それ自体が将来のリスク因子になり得ます。若いうちは「排泄能力が勝っている」からまだ耐えられますが、今のうちに体質の傾向を知り、できる範囲で工夫をしておくことが将来の安心につながります。

中性脂肪については、今回の結果から「糖質の種類によって影響が異なる」ことが再確認できました。お米や精製炭水化物を減らし、芋類や野菜、良質な油を組み合わせることで、中性脂肪を安定させやすいのかもしれません。


まとめ

前日の牛かつランチと、自炊のロスティ&アヒージョという少し贅沢な献立。結果として尿酸値は7.5から7.4へ微減、中性脂肪は158から127へ大きく改善しました。

尿酸値がなかなか基準値まで下がらないのは、毎日のプリン体摂取の積み重ねが要因。ただしまだ排泄能力が優位なため、少しずつ下降傾向にあります。将来的には加齢とともにこのバランスが変化することを考えると、今のうちに「無理なくできる習慣」を見つけておくことが大切です。

中性脂肪については、ジャガイモを食べてもむしろ下がったという意外な結果。精製された糖質よりも血糖値を穏やかにする炭水化物、そして良質な脂質をうまく取り入れることで、健康的に楽しむ食生活が実現できると感じました。

「美味しいものを我慢せず、工夫して楽しむ」——今回の食事と数値は、そのスタンスを後押ししてくれる結果になったように思います。

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