秋刀魚は危険!?過去最高の尿酸値

9/12

「秋刀魚は危険!?」と思わず叫びたくなるような採血結果が出ました。昨日は自炊で比較的シンプルな献立。鶏もも肉とナスの炒め物、そして秋刀魚の塩焼き。どちらも普段から食卓に並びやすい料理ですが、翌日の採血結果を見て驚きました。


昨日の食事内容

昼食は控えめに済ませ、3時のおやつに冷凍のフライドポテトを揚げてつまみました。これがすでに「中性脂肪ブースター」として効いていた可能性があります。夜は鶏もも肉200gとナスを使った炒め物、さらに秋刀魚を丸ごと1尾塩焼きに。ご飯は1杯。脂っこい外食を避けた自炊メニューで「今日は比較的ヘルシー」と思っていたのですが…。


採血データの変化

翌朝の数値はこちらです。

  • 尿酸値(UA):7.7 → 8.5
  • 中性脂肪(TG):121 → 177

中性脂肪はやはり上昇。フライドポテトの油と夜のご飯の糖質が重なった影響は明らかです。しかし驚きなのは尿酸値。なんと一気に8.5まで跳ね上がり、過去最高を記録しました。


プリン体摂取量の計算

ここで食材ごとのプリン体量を確認してみましょう。

  • 鶏もも肉200g:約244mg
  • 秋刀魚丸ごと1尾:約150〜180mg
  • 合計:約400mg強

ナスのプリン体はほぼ無視できるレベル。日本痛風学会が推奨するプリン体摂取目安は1日400mg以下とされています。つまり、この日のプリン体摂取量は「上限ぎりぎり」ではあるものの、突出して多すぎるわけではありません。

それでも尿酸値が大きく上がった背景には「体内環境」の影響が考えられます。

なぜ尿酸値が急上昇したのか?

一昨日は「鮨かみむら」でおまかせコースを楽しみ、日本酒を4合。アルコールは尿酸の生成を増やすと同時に、体内での分解・排泄を抑制する作用があります。そのため、前日の鮨で摂取した魚介由来のプリン体が体内に残り、処理が追いつかないまま翌日の食事(鶏肉+秋刀魚)でさらに上乗せされた、という構図が考えられます。

つまり「食べた量」だけでなく「タイミング」が大きく関係しているのです。プリン体自体は400mg程度でも、体内に処理しきれない分が溜まっていたため、尿酸値が過去最高を記録してしまったのでしょう。


秋刀魚は本当に危険なのか?

秋刀魚は確かにプリン体を含みますが、特別突出して多いわけではありません。むしろ栄養面では、良質なタンパク質、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸、ビタミン類が豊富で健康的な食材です。「秋刀魚を食べたから尿酸値が激増した」というよりも、

  • 直前に大量のアルコールを摂取していた
  • 体にプリン体が残っていた
  • そこに鶏肉と秋刀魚が重なった
    という条件が重なった結果と見るべきでしょう。

秋刀魚そのものを「危険」と切り捨てるのは少し乱暴で、むしろ「食べるタイミング」と「体内の処理能力」を意識したいところです。


中性脂肪について

中性脂肪の増加は今回かなりシンプルな因果関係。おやつのフライドポテトが直撃したと考えてよいでしょう。じゃがいも自体の糖質は比較的血糖値を上げにくいのですが、油で揚げることで吸収されやすくなり、さらに揚げ物はカロリーが高いため、短時間でエネルギー過多になります。そこに夜のご飯1杯分の糖質が加わり、合成された中性脂肪が翌朝の数値に現れたと解釈できます。


これからどうするか?

今回の結果は、「美味しいものを我慢したくない」という気持ちと、「数値を安定させたい」という現実とのせめぎ合いを象徴しているように感じます。尿酸値が8を超えると健診では「要指導」となり、将来的な痛風発作のリスクが高まります。今はまだ「上がり下がり」を繰り返していますが、このまま積み重なると基準値に戻らない状態になる可能性も否定できません。

そこで大事なのは「節制ではなく工夫」。例えば、

  • 食後や翌日の軽いウォーキングで代謝を促す
  • 水分をしっかり摂って尿酸の排泄を助ける
  • 揚げ物やアルコールを「連日」続けない
    といった小さな工夫が、数値を落ち着かせるカギになるはずです。

実際、今回「明日からウォーキングを始めようかな」と思ったその気持ちがとても大切。節制ではなく、「食べたら動く」というシンプルなサイクルを作ることで、美味しいものを我慢せずに健康と付き合えるはずです。


まとめ

今回の採血では、尿酸値が7.7から8.5へと過去最高を記録し、中性脂肪も121から177へ上昇しました。原因は秋刀魚そのものというよりも、一昨日の日本酒による排泄抑制効果とプリン体の蓄積に、鶏肉+秋刀魚が重なったタイミングが大きいと考えられます。

秋刀魚は決して「危険な食材」ではなく、むしろ栄養価の高い魚。ただし体内のコンディション次第で尿酸値に影響が出やすいことを今回の結果が物語っています。

「節制はしたくない」けれど、数値は意識しておきたい。だからこそ、食べた翌日はウォーキングなどで体を動かし、体内の代謝と排泄を促すことが重要です。そうすれば、好きなものを楽しみながら健康も守れる——今回のデータはそんなヒントを与えてくれたように思います。


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