カテゴリー: 採血結果

  • ナッコプセ翌日の採血結果|プリン体たっぷりの内臓鍋で尿酸値は下がる?

    9/23

    韓国料理の定番、ナッコプセ。テナガダコ(ナクチ)、ホルモン(コプチャン)、海老(セウ)を組み合わせた鍋料理で、旨味の濃いスープと辛味が合わさる豪華な一品です。宮崎の「太一家」でいただいたこのナッコプセは、最後の〆までしっかり楽しみました。

    しかし問題は翌日の採血。モツなどの内臓系はプリン体を多く含み、「尿酸値が確実に上がるはず」と思っていたのですが……。


    内臓系に含まれるプリン体量

    正確なデータは少ないのですが、参考値として以下が知られています。

    • マルチョウ(小腸):100gあたり150〜250mg
    • センマイ(第3胃):100gあたり約120mg

    これだけを見ても、内臓系はやはりプリン体が多め。加えて「鍋料理」には特有の落とし穴があります。食材から溶け出したプリン体はスープに残り、そのスープを最後の雑炊や麺で余さず吸収してしまう。つまり、プリン体を“完食”する料理とも言えるのです。

    そのため、常識的に考えれば 翌日の採血結果は悪化しているはず でした。


    採血データの結果

    ところが実際の結果は予想外でした。

    • 尿酸値(UA):8.7 → 8.5
    • 中性脂肪(TG):116 → 114

    中性脂肪は変化なしで正常値を維持。むしろ尿酸値はわずかに下がっていました。

    アルコールもそこそこ飲んでいたので、正直「これは悪化しただろう」と予想していたのですが、蓋を開けてみれば逆の結果。これには驚かされました。


    なぜ尿酸値が下がったのか?

    可能性として考えられるのは 水分摂取量と利尿作用 です。

    ナッコプセはスープがたっぷりで、辛味が効いている分、自然と水分を多く摂ります。さらにマッコリやビールなどアルコール類も飲んでいたため、アルコールの利尿作用と相まって尿量が増加。結果として尿酸の排泄量も増え、翌朝の数値としてわずかに下がったのではないかと推測できます。

    尿酸値のグラフ

    食事と尿酸値の関係を再考

    今回の結果を見て感じたのは、「尿酸値は必ずしも即日に反映するわけではない」ということ。

    教科書的には「プリン体摂取後、半日〜翌日に尿酸値へ影響が出る」とされています。しかし実際には、

    • プリン体摂取量の累積
    • 尿酸の排泄能(腎臓の働きや水分摂取量)
    • 運動や代謝の状態
      などが複雑に絡み合い、数日〜1週間単位での平均的な負荷が数値に現れるのではないか、と考えた方がしっくりきます。

    つまり、単発の「プリン体爆弾」を食べたからといって即座に尿酸値が爆上がりするわけではなく、日常的にプリン体が多い食事を続けていることが、高値で推移する原因なのです。


    運動の必要性

    数値が予想外に下がったとはいえ、尿酸値8.5は依然として高値。いつ痛風発作が起きてもおかしくないレベルです。ここまで来ると、やはり 運動による尿酸排泄促進 が必要です。

    ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は、腎臓の血流を改善し、尿酸排泄を助ける効果が期待できます。以前から「始めよう」と言いつつ実行できていないのですが、そろそろ本腰を入れるべきタイミングかもしれません。


    まとめ

    ナッコプセ(韓国版もつ鍋)を食べた翌日の採血は、尿酸値8.7から8.5へ、中性脂肪は116から114へと、予想に反して改善していました。

    内臓系のプリン体量やスープの吸収を考えると「確実に悪化」と思われたのに、むしろ下がったのは水分とアルコールの利尿作用で排泄が促された結果かもしれません。

    ただし、尿酸値は即日で大きく変動するというより、数日単位で蓄積したプリン体摂取や排泄能が反映されると考えるのが現実的。今回下がったのは一時的な偶然にすぎず、依然として高値が続いていることに変わりはありません。

    「美味しいものは我慢しない」。そのためにも、運動と水分で体の排泄力を高めることが次の課題です。

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  • 4日外食せず尿酸値9からどれくらい下がったか

    9/22

    9月18日、尿酸値がついに「9.0」という衝撃の数字を記録しました。痛風発作を意識せざるを得ない危険水域。さすがに危機感を抱き、この週末は「外食らしい外食は控えよう」と決めました。


    自分なりの“節制”

    とはいえ、完全な節制はなかなか難しいものです。外食は避けたつもりでも、振り返るとウーバーイーツでマクドナルドを頼んだり、鰻を食べたり、寿司をつまんだり…。結局「プリン体ゼロ生活」には程遠い内容でした。

    ただ、普段のように鮨屋やイタリアンでフルコースを楽しむわけではなく、自宅中心で食事を済ませたのも事実。これを「私なりの節制」と呼ぶことにします。


    採血データの結果

    4日間を経ての採血結果はこちら。

    • 尿酸値(UA):9.0 → 8.7
    • 中性脂肪(TG):177 → 116

    まず注目したいのは中性脂肪。しっかり下がって基準値内に収まりました。さらに肝機能や腎機能、血糖、コレステロール関連もすべて正常範囲。全体としては健康的なデータに整っています。

    一方の尿酸値。9.0から8.7へとわずかに低下しましたが、依然として高値。基準値7.0未満からは遠く、改善したとは言い難い数字です。


    尿酸値が下がりにくい理由

    今回の結果は「努力していないから仕方ない」と片付けることもできますが、医学的な背景を考えてみるといくつかの要因が見えてきます。

    まず、尿酸値はプリン体摂取の“前日分”だけで決まるわけではありません。体内に蓄積したプリン体が尿酸に分解され、排泄されるまでには時間がかかります。つまり、数日の積み重ねでじわじわと数値が動くのです。

    今回、外食を控えたとはいえマクドナルドや鰻、寿司といった「プリン体を含む食事」は続いていました。完全に排泄する余裕を与えるには不十分だったのでしょう。


    中性脂肪は改善した理由

    中性脂肪は177から116へと改善しました。こちらは比較的“前日の食事内容”に反映されやすい項目です。

    大きな要因は 脂質と糖質の摂取が控えめになったこと。外食で揚げ物やアルコールを取らなかった分、数値に良い影響が出たと考えられます。自宅中心の食事は「プリン体対策」には不十分でも、「中性脂肪対策」には効果的だったようです。


    「食事制限したくない」からこそ

    尿酸値に関しては、もはや「食事制限だけで解決」は現実的ではありません。私自身、食べたいものを食べるスタンスを崩すつもりはありません。

    ではどうするか。答えは「排泄を促す」方向に舵を切ることです。

    尿酸は腎臓から尿に溶けて排泄されます。そのため、

    • 水分を十分に摂る(1日2リットル目標)
    • 軽い有酸素運動を習慣化する(ウォーキングやジョギング)
      が非常に有効です。

    運動によって血流が改善し、腎臓の機能が高まると、尿酸が体外へスムーズに排泄されやすくなります。「食べる楽しみを奪わない」ためには、むしろこちらの工夫が必須だと改めて感じました。


    まとめ

    4日間外食を控え、自宅中心で過ごした結果、尿酸値は9.0から8.7へ微減。中性脂肪は177から116へ改善し、肝臓や腎臓、血糖、コレステロールはすべて正常でした。

    一見「努力不足」とも思えますが、尿酸値は“直前の食事”だけでなく“数日間の蓄積”に左右されることを再確認しました。完全にプリン体を断つのは難しいからこそ、運動や水分で排泄を促すことが重要です。

    「食べたいものは食べる。その代わり、体を動かして数値を整える」——ずっと口にしてきたことですが、そろそろ本気で実行する時期かもしれません。

    ニッポンセレクト
  • レバー連投で尿酸値ついに9.0!家焼肉翌日の採血データを公開

    9/18

    「節制しなきゃ」と頭では分かっていても、目の前に美味しいものがあるとどうしても手が伸びてしまいます。特にレバー。高プリン体食材であることは十分承知しているのですが、冷蔵庫に余っていると「食べきってしまおう」とつい調理してしまう。昨日も例外ではなく、レバーを焼いて食べ、さらに肉を買い足して家で焼肉までしてしまいました。


    翌日の採血結果

    そして今朝の採血データがこちらです。

    • 尿酸値(UA):8.7 → 9.0
    • 中性脂肪(TG):149 → 177

    中性脂肪は少し上昇しましたが、問題はやはり尿酸値。ついに「9.0」という数字を叩き出してしまいました。


    尿酸値9の意味するもの

    尿酸値9.0。これは明らかに危険水域です。基準値は7.0未満であり、健診では8.0を超えた時点で「要治療」と判断されることも多いレベル。実際、このまま高尿酸血症の状態が続けば、いつ痛風発作を起こしてもおかしくありません。

    ただ、ここで重要なのは「一食で一気に跳ね上がった」というよりも、「蓄積の結果として上がった」という点です。

    プリン体摂取量を振り返る

    今回食べたレバーは2日前の1/4程度。つまり摂取量は控えめでした。それでも尿酸値は8.7から9.0に上昇。これは、「その日食べた量」だけでは説明できません。

    プリン体含有量を整理すると、

    • 牛レバー:約220mg / 100g
    • 鶏レバー:約312mg / 100g

    2日前には200gを食べて約530mgを摂取。昨日はその1/4、つまり50gほどで100〜150mg程度。数値だけ見れば「そこまで多くない」レベルです。

    しかし、問題は「連日の高プリン体摂取」。福岡食べ歩き旅行以来、魚介や肉、鮨に加えてレバーが続き、体内での尿酸処理が追いつかなくなっています。プリン体は分解されて尿酸になりますが、その排泄能力には限界があります。結果として、少量の追加摂取でも「雪だるま式」に数値が積み上がっていくのです。


    中性脂肪の変動

    中性脂肪は149から177へやや上昇。家焼肉で肉の脂を摂取したことと、夜の食事全体のカロリー過多が影響したと考えられます。ただし尿酸値のように急激なリスクを示す数値ではなく、今回の変動は許容範囲内。問題はむしろ「尿酸値の慢性的高値」だと言えます。


    なぜ「蓄積」が怖いのか

    尿酸値が高い状態が続くと、血液中で尿酸が飽和し、やがて関節内に結晶化して沈着します。これが痛風発作の直接原因。しかも結晶は一度沈着すると簡単には消えません。つまり「昨日の食事だけで判断する」のではなく、「数日〜数週間の食生活全体」でリスクを考える必要があります。

    今回のように、レバーを連日摂取していなくても、直前の旅行や飲酒でプリン体負荷が高まっていれば、翌日少し食べただけで大幅に数値が跳ね上がる。これが“蓄積効果”の怖さです。


    これからの工夫

    尿酸値が9.0に到達した今、真剣に「プリン体を摂らない日」を設ける必要があります。週末だけでも、

    • 魚卵・レバー・白子・あん肝など高プリン体食材を避ける
    • 水分をしっかり摂取する(1日2リットルを目標に)
    • 軽いウォーキングやジョギングを取り入れる

    といった工夫で、少しでも尿酸の排泄を促すべきでしょう。

    大事なのは「我慢」ではなく「調整」。美味しいものは楽しみながらも、意識してプリン体を抜く日を作ることで、痛風リスクを下げることができます。


    まとめ

    レバーを少量食べただけなのに、尿酸値は8.7から9.0へ。中性脂肪は149から177へやや上昇しました。原因は「その日の食事」ではなく「連日の蓄積」。プリン体を処理しきれず、ついに危険水域へ達してしまったと考えられます。

    尿酸値9.0は、痛風発作が現実味を帯びるレベル。週末は意識的にプリン体を避け、水分と運動で排泄を促す必要があります。

    「食べたいものは楽しむ」気持ちを持ちながらも、数値をコントロールする工夫を取り入れていくこと。それが、美味しいものを我慢せずに健康を守るための唯一の方法だと思います。

    ニッポンセレクト
  • コナズ珈琲翌日の採血結果|尿酸値7.8→8.7に急上昇した原因はレバー?

    9/17

    最近、本当に分からなくなってきました。どんな食事をしたら尿酸値が上がるのか。外食をして「今日は上がるだろうな」と思っても意外と変化がなく、逆に自炊で節制したつもりの日に大きく上がったり。教科書的な理屈では説明がつかないことが続いています。


    コナズ珈琲の翌日採血

    さて、今回の採血データはこちら。

    • 尿酸値(UA):7.8 → 8.7
    • 中性脂肪(TG):83 → 149

    中性脂肪は上昇しましたが、基準値の範囲内。問題視すべきはやはり尿酸値。ついに8.7まで跳ね上がり、過去の中でもかなり高い数値となってしまいました。

    「唐揚げとカレーくらいしか食べていないのに…」と思ったのですが、冷静に振り返ると原因はしっかり存在しました。


    レバーをしっかり食べていた

    昼食に「ホルモンやまき」の真似事をして、レバーを結構食べていました。

    プリン体含有量を確認すると以下の通りです。

    • 牛レバー:約220mg / 100g
    • 鶏レバー:約312mg / 100g

    今回食べた量は200g程度。単純計算で 約530mgのプリン体 を摂取したことになります。

    日本痛風・尿酸核酸学会が定める1日のプリン体摂取目安は400mg以下。つまり、明らかにオーバーしています。ただし、数字だけを見れば「少し超えた程度」。理論上、これだけで尿酸値が7.8から8.7に爆増する説明にはなりません。


    蓄積効果とタイミングの問題

    今回の尿酸値上昇を考えるうえで重要なのは「連日の摂取」と「体内処理のタイミング」。

    福岡での食べ歩き旅行以来、肉や魚、鮨などプリン体を多く含む食事が続いていました。その結果、体内ではプリン体の分解・排泄が追いつかず、余剰が蓄積していた可能性があります。そこにレバー200gという“追い打ち”をかけたことで、翌日の数値として一気に表面化した、と考えられます。

    つまり、尿酸値は「昨日食べたものだけで決まる」のではなく、「直近数日間の累積の結果」として現れているということです。


    中性脂肪の変化について

    一方、中性脂肪は83から149へ上昇。ただし基準値の範囲に収まっており、急激な上昇というほどではありません。原因はおそらく「カレー+唐揚げ」という炭水化物と脂質の組み合わせ。加えて、福岡から帰ってきて活動量が減ったことで代謝が鈍り、数値に表れたのだと思います。

    ただ、中性脂肪は「前日の食事に直結しやすい」傾向があり、翌日には改善することも多いです。継続して高値が続かなければ、今回の変化は一過性と考えて良いでしょう。


    健診で良い数字を出すには?

    今回の結果から見えてきた教訓は明確です。

    「健診の前日だけ控えれば大丈夫」という考えは甘い。

    尿酸値はプリン体の摂取から半日〜翌日に影響が出るとされていますが、実際には2日以上経ってから反映されるケースも多い。つまり、健診で良い数字を出したいなら、少なくとも数日前からプリン体摂取を意識的に減らす必要があるということです。

    レバーや白子、あん肝などの内臓系は特に高プリン体食材。健診直前はもちろん、数日前から控えておくことが望ましいでしょう。


    まとめ

    コナズ珈琲の翌日の採血結果は、尿酸値が7.8から8.7へ上昇し、中性脂肪は83から149へと変動しました。直接の原因は昼に食べたレバー200gですが、それ以上に「福岡旅行以来の連日のプリン体摂取による蓄積」が大きく影響していたと考えられます。

    尿酸値は決して「昨日食べたもの」だけで決まるのではなく、数日の積み重ねで変動する。だからこそ、健診を控えている人は前日だけでなく数日前からの食事を見直すことが大切です。

    食べたいものは楽しみながらも、体のリズムや代謝を意識して工夫すること。その積み重ねが、尿酸値を安定させる鍵になるのだと思います。

  • 外食後は下がり自炊で上がる?尿酸値の“時間差”を考察

    9/16

    福岡での食べ歩きを終えた翌日は、自宅で自炊。外食で贅沢した分、体を少しリセットする意味も込めて選んだのは、宮崎の郷土料理 チキン南蛮 です。

    揚げた鶏もも肉に南蛮酢を絡め、タルタルソースをたっぷりかけて頬張る瞬間は、何度食べても幸せを感じます。シンプルでいて飽きない美味しさが、宮崎の人々の食卓に根付いている理由なのだろうと思います。


    採血データの結果

    さて、この日の食事を終えて翌朝に測定した採血データがこちらです。

    • 尿酸値(UA):7.1 → 7.8
    • 中性脂肪(TG):205 → 83

    驚きの結果でした。節制したつもりなのに、尿酸値は急増してしまいました。一方で中性脂肪は大幅に低下。


    尿酸値の急増はなぜ?

    鶏もも肉はプリン体を中程度に含みます。100gあたりの含有量はおよそ120mg前後。今回使ったのは200g程度だったので、プリン体摂取量は240mgほど。決して過剰とは言えません。むしろ、前日の食べ歩きで魚介や肉を存分に食べていた時のほうが摂取量は多かったはずです。

    なのに、外食の翌日は正常値近くまで下がったのに、自炊で節制した日は上昇。教科書的には「プリン体摂取後、半日〜翌日に尿酸値へ反映する」と言われていますが、どうも現実はそれだけでは説明できません。

    私の体感としては「尿酸値の影響は2日後に出る」ケースが多いように思います。つまり、今回の上昇はチキン南蛮そのものの影響ではなく、福岡食べ歩きで摂ったプリン体が“時間差”で反映したのではないか、という推測です。


    中性脂肪はなぜ下がった?

    もうひとつ不可解なのが中性脂肪。前日は205と高めでしたが、この日は一気に83まで低下しました。夕食では普段よりご飯を多めに食べたにもかかわらず、です。

    ここにもいくつかの理由が考えられます。

    • 前日の高値はパンやお菓子の影響
      福岡からの車移動でパンを間食していたことが前日の上昇に直結し、1日経って代謝されたことで落ち着いた可能性。
    • 糖質より脂質の影響が大きい
      ご飯は確かに糖質ですが、脂質の摂取量が少なければ中性脂肪はそこまで上がりません。チキン南蛮は揚げ物ですが、揚げ油の量や消費カロリー次第で吸収は異なります。
    • 日常活動の影響
      自宅での生活に戻り、活動や代謝のバランスが改善したのかもしれません。

    結果だけを見れば「食事制限したから下がった」とは言い切れず、むしろ体の代謝リズムがどのように影響するのかを物語っているように感じます。


    生活習慣病と「食事制限」の落とし穴

    「生活習慣病=食事制限」というイメージは根強く、健診で数値が高いとまずは「食事に気をつけましょう」と言われます。しかし実際には、私のように「外食三昧の翌日は下がる」「節制したつもりで上がる」という現象も起きるのです。

    つまり、単純に「食事を節制すれば改善する」という発想だけでは十分ではありません。尿酸値や中性脂肪は、食べたものの内容だけでなく、体内の代謝能力、排泄能力、運動量、水分摂取、前日の食事内容との時間差など、複数の要因に影響されているのです。


    今後に向けて

    今回の結果は「自炊で節制した=必ず改善」というわけではないことを改めて教えてくれました。数値を安定させるには、やはり 運動と水分 が鍵になりそうです。特に尿酸値に関しては、腎臓からの排泄が大きく関わるため、ウォーキングやジョギングなど軽い有酸素運動を日常に取り入れることが重要。

    「食べたいものは食べる。その代わり、体を動かして代謝と排泄を助ける」
    これが、自分にとって最も現実的で継続できる方法だと思います。

    まとめ

    福岡食べ歩きの翌日、自炊でチキン南蛮を食べた日の採血結果は、尿酸値が7.1から7.8へ急増、中性脂肪は205から83へ大幅に低下しました。

    「外食で下がり、自炊で上がる」という逆転現象は、尿酸値の変動が必ずしも“翌日反映”ではないことを示しています。中性脂肪にしても、ご飯を多く食べたのに下がった事実は、「食事制限=即改善」とは言い切れない難しさを物語っています。

    生活習慣病への対策は、一筋縄ではいかない。だからこそ、食事だけでなく運動や水分摂取といった生活全体の工夫が欠かせません。食事を楽しみつつ、体をうまく動かすことで、無理なく数値を安定させていきたいと思います。

  • 【血液データ公開】福岡グルメ旅の翌日の尿酸値と中性脂肪の意外な動き

    9/15

    福岡への食べ歩き旅行。イタリアンからクラシックな洋食まで、魅力的なお店を訪ね歩き、胃袋も心も存分に満たされた2日間でした。普段から尿酸値が高めで推移している私にとって、「旅行中に数値がどう変化するか」はちょっとした実験のようなもの。旅行の翌朝は、期待と不安を抱きつつ採血に臨みました。


    今回の採血結果

    さて、今回の数値は以下の通りです。

    • 尿酸値(UA):8.4 → 7.1
    • 中性脂肪(TG):126 → 205

    驚きの結果となりました。なんと、尿酸値は大きく下がり、7.1まで低下。一方で、中性脂肪は200を超えてしまいました。


    尿酸値が下がった理由は?

    通常、教科書的な知識では「プリン体を摂取すると半日から翌日に尿酸値が上がる」とされています。魚介や肉類、日本酒やビールなどプリン体を多く含む食品を摂ると、翌日の数値に直結するはず。ところが今回、旅行中は洋食が中心で、決して「控えめな食事」とは言えなかったにも関わらず、尿酸値は下がりました。

    なぜか。ここにはいくつかの可能性が考えられます。

    まず一つは「時間差の影響」。プリン体の摂取と尿酸値の変動は必ずしも1日単位で完結するものではなく、体内での代謝や排泄のリズムにより、数日後に反映されるケースもあります。つまり「2日経ってから影響が出る」可能性が十分にあるわけです。

    次に考えられるのは「旅行中の生活リズム」。普段より歩く距離が増え、代謝が活発になったことで、尿酸の排泄が促進されたのかもしれません。外食で多少プリン体が多かったとしても、体が処理能力を発揮すれば、尿酸値が下がることはあり得ます。

    さらに、旅行中は水分摂取が増えていた可能性も。外を歩き回る分、水分補給を意識的にしていたのかもしれません。尿酸は水に溶けて排泄されるため、水分摂取量が増えれば下がりやすくなります。


    中性脂肪が上昇した理由

    一方で、中性脂肪は大きく上昇。原因を振り返ると、思い当たるのは「車での移動中にパンをおやつ代わりに食べていたこと」。菓子パンや惣菜パンは糖質と脂質の塊。しかも移動中で体を動かしていなければ、そのまま中性脂肪として蓄積されやすくなります。

    つまり、旅行中の歩き回りで尿酸値は下がったものの、車移動中のおやつが中性脂肪に直撃した、という構図が浮かび上がります。


    食事制限ではなく「排泄能」を上げる工夫を

    今回のデータを見て改めて感じたのは、「食事だけでコントロールしようとしても限界がある」ということです。プリン体摂取を厳しく制限すれば一時的に下がるかもしれませんが、それでは食べる楽しみを失ってしまいます。

    大切なのは「体の排泄能を高めること」。運動や水分摂取で尿酸の排泄を促し、数値を安定させる方が現実的です。特に有効なのが有酸素運動。ウォーキングやジョギングを日課にすることで、腎臓の働きを助け、尿酸を効率よく排泄できます。

    「涼しくなってきたし、朝ジョギングを始めようかな」という気持ちは、まさに正解。節制よりも習慣で数値をコントロールする方が、食事を楽しみながら健康を守るベストな方法です。


    まとめ

    福岡食べ歩き旅行後の採血は、尿酸値が8.4から7.1へ大幅に低下し、中性脂肪は126から205へ上昇するという意外な結果となりました。

    尿酸値は必ずしも翌日に反映されるわけではなく、体内の代謝リズムや運動・水分摂取の有無によって数値が変化することを実感しました。一方、中性脂肪は移動中のおやつパンが原因でしっかり上昇。糖質と脂質の摂り方には注意が必要です。

    これからは「食事制限ではなく工夫」。朝のジョギングや水分補給を習慣化し、排泄能を高めることで、美味しい食事を我慢せずに楽しみながら健康と付き合っていきたいと思います。

  • 【尿酸値検証】ケンタッキーを食べても上がらない?翌日の血液データを公開

    9/13

    先日の採血で尿酸値がついに過去最高の8.5を記録し、危機感を覚えたばかりでした。それなのに、不思議と食べたくなるのは揚げ物やファストフード。人間の欲望というのは本当に面白いものです。今回はどうしても食べたくなり、ケンタッキーの「月見チーズフィレバーガー」を選びました。


    ケンタッキーで月見チーズフィレバーガー

    季節限定の「月見シリーズ」は、この時期ならではの楽しみ。サクッと揚がったチキンフィレに、とろりとしたチーズと卵が重なり、バンズに包まれた瞬間から食欲を刺激します。脂っこいのに、なぜか飽きがこない。濃厚なのにどこか軽やかに感じるのは、チキンフィレの肉質と衣のバランスのおかげかもしれません。

    ファストフードを食べると「体に悪そう」と思われがちですが、これまでの経験上、実は尿酸値や中性脂肪が大きく悪化することはあまりありません。理由のひとつは、肉の種類と量。鶏むねや鶏もも肉はプリン体量が中程度で、レバーや魚卵、青魚ほどではありません。加えてファストフードは一食で摂る量が限定的。結果的にプリン体摂取はそこまで多くならないのです。


    採血データの結果

    さて、今回の翌朝の採血結果です。

    • 尿酸値(UA):8.5 → 8.4
    • 中性脂肪(TG):177 → 126

    まず注目したいのは中性脂肪。フライドチキンを食べたにもかかわらず、むしろ大幅に低下しました。脂質や揚げ物を摂ったからといって、必ずしも数値が跳ね上がるわけではないことがよく分かります。体内での代謝や、食べた量・時間帯、前日の摂取内容などが複雑に絡み合っており、「ファストフード=中性脂肪が上がる」とは単純に言えないのです。

    一方、尿酸値は8.4。確かに前日の8.5よりは下がっていますが、ほぼ横ばい。以前であれば「プリン体の少ない食事をすれば翌日にはぐっと下がる」というパターンが多かったのですが、今回は下がりきらない。これが少し気になるところです。

    尿酸値が下がらなくなってきた理由

    尿酸値は体内でプリン体が分解されて生じる老廃物であり、本来は尿として排泄されます。ところが、加齢や腎機能の低下、生活習慣の影響によって「排泄能」が落ちると、蓄積して下がりにくくなります。

    今回のケースでは、食事内容だけでなく「運動不足」が影響している可能性が高いです。体を動かさないと血流や腎臓の働きが鈍り、尿酸の排泄が滞りやすくなります。逆に軽い運動や十分な水分摂取を心がけると、尿酸の排泄が促されやすいことが知られています。

    つまり、食事のプリン体量だけでなく、「体がどれだけ尿酸を処理できる状態か」という条件が大きく関わっているのです。


    肝腎・脂質の検査もクリア

    週末ということもあり、肝機能・腎機能も併せて検査しました。結果は問題なし。コレステロールや中性脂肪も基準値内で、大きな異常は見られませんでした。数値だけを見れば「危険水域」に近づいている尿酸値が気になりますが、他の臓器機能はしっかり保たれているというのは安心材料です。


    これからの工夫

    とはいえ、尿酸値8.4は明らかに高値。放置していい数字ではありません。痛風発作のリスクはもちろん、長期的には腎障害や動脈硬化のリスクを高めることも分かっています。

    ただ、「好きな食事を我慢する」というのは現実的ではありませんし、このブログのスタンスにも反します。そこで注目すべきは「運動と水分」。ウォーキングのような軽い有酸素運動を取り入れるだけで、尿酸の排泄は改善されやすくなります。また、こまめに水分を摂ることで尿量を増やし、尿酸を体外へ出すサイクルを整えることも大切です。

    「節制」ではなく「工夫」。これなら美味しいものを食べながらでも実践できそうです。


    まとめ

    ケンタッキーの月見チーズフィレバーガーを食べた翌日の採血結果は、尿酸値8.5→8.4、中性脂肪177→126。中性脂肪は改善した一方、尿酸値はほぼ横ばいで「下がりにくくなっている」ことが分かりました。

    食事のプリン体量だけでは説明できない数値の動きには、運動不足や水分摂取不足といった生活習慣の影響が大きく関わっています。今後はウォーキングなどの軽い運動を取り入れ、体の排泄能力をサポートすることが鍵になりそうです。

    「節制はしたくないけれど、工夫はする」——そんなスタンスで、美味しいものを楽しみながら健康と付き合っていきたいと思います。

  • 秋刀魚は危険!?過去最高の尿酸値

    9/12

    「秋刀魚は危険!?」と思わず叫びたくなるような採血結果が出ました。昨日は自炊で比較的シンプルな献立。鶏もも肉とナスの炒め物、そして秋刀魚の塩焼き。どちらも普段から食卓に並びやすい料理ですが、翌日の採血結果を見て驚きました。


    昨日の食事内容

    昼食は控えめに済ませ、3時のおやつに冷凍のフライドポテトを揚げてつまみました。これがすでに「中性脂肪ブースター」として効いていた可能性があります。夜は鶏もも肉200gとナスを使った炒め物、さらに秋刀魚を丸ごと1尾塩焼きに。ご飯は1杯。脂っこい外食を避けた自炊メニューで「今日は比較的ヘルシー」と思っていたのですが…。


    採血データの変化

    翌朝の数値はこちらです。

    • 尿酸値(UA):7.7 → 8.5
    • 中性脂肪(TG):121 → 177

    中性脂肪はやはり上昇。フライドポテトの油と夜のご飯の糖質が重なった影響は明らかです。しかし驚きなのは尿酸値。なんと一気に8.5まで跳ね上がり、過去最高を記録しました。


    プリン体摂取量の計算

    ここで食材ごとのプリン体量を確認してみましょう。

    • 鶏もも肉200g:約244mg
    • 秋刀魚丸ごと1尾:約150〜180mg
    • 合計:約400mg強

    ナスのプリン体はほぼ無視できるレベル。日本痛風学会が推奨するプリン体摂取目安は1日400mg以下とされています。つまり、この日のプリン体摂取量は「上限ぎりぎり」ではあるものの、突出して多すぎるわけではありません。

    それでも尿酸値が大きく上がった背景には「体内環境」の影響が考えられます。

    なぜ尿酸値が急上昇したのか?

    一昨日は「鮨かみむら」でおまかせコースを楽しみ、日本酒を4合。アルコールは尿酸の生成を増やすと同時に、体内での分解・排泄を抑制する作用があります。そのため、前日の鮨で摂取した魚介由来のプリン体が体内に残り、処理が追いつかないまま翌日の食事(鶏肉+秋刀魚)でさらに上乗せされた、という構図が考えられます。

    つまり「食べた量」だけでなく「タイミング」が大きく関係しているのです。プリン体自体は400mg程度でも、体内に処理しきれない分が溜まっていたため、尿酸値が過去最高を記録してしまったのでしょう。


    秋刀魚は本当に危険なのか?

    秋刀魚は確かにプリン体を含みますが、特別突出して多いわけではありません。むしろ栄養面では、良質なタンパク質、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸、ビタミン類が豊富で健康的な食材です。「秋刀魚を食べたから尿酸値が激増した」というよりも、

    • 直前に大量のアルコールを摂取していた
    • 体にプリン体が残っていた
    • そこに鶏肉と秋刀魚が重なった
      という条件が重なった結果と見るべきでしょう。

    秋刀魚そのものを「危険」と切り捨てるのは少し乱暴で、むしろ「食べるタイミング」と「体内の処理能力」を意識したいところです。


    中性脂肪について

    中性脂肪の増加は今回かなりシンプルな因果関係。おやつのフライドポテトが直撃したと考えてよいでしょう。じゃがいも自体の糖質は比較的血糖値を上げにくいのですが、油で揚げることで吸収されやすくなり、さらに揚げ物はカロリーが高いため、短時間でエネルギー過多になります。そこに夜のご飯1杯分の糖質が加わり、合成された中性脂肪が翌朝の数値に現れたと解釈できます。


    これからどうするか?

    今回の結果は、「美味しいものを我慢したくない」という気持ちと、「数値を安定させたい」という現実とのせめぎ合いを象徴しているように感じます。尿酸値が8を超えると健診では「要指導」となり、将来的な痛風発作のリスクが高まります。今はまだ「上がり下がり」を繰り返していますが、このまま積み重なると基準値に戻らない状態になる可能性も否定できません。

    そこで大事なのは「節制ではなく工夫」。例えば、

    • 食後や翌日の軽いウォーキングで代謝を促す
    • 水分をしっかり摂って尿酸の排泄を助ける
    • 揚げ物やアルコールを「連日」続けない
      といった小さな工夫が、数値を落ち着かせるカギになるはずです。

    実際、今回「明日からウォーキングを始めようかな」と思ったその気持ちがとても大切。節制ではなく、「食べたら動く」というシンプルなサイクルを作ることで、美味しいものを我慢せずに健康と付き合えるはずです。


    まとめ

    今回の採血では、尿酸値が7.7から8.5へと過去最高を記録し、中性脂肪も121から177へ上昇しました。原因は秋刀魚そのものというよりも、一昨日の日本酒による排泄抑制効果とプリン体の蓄積に、鶏肉+秋刀魚が重なったタイミングが大きいと考えられます。

    秋刀魚は決して「危険な食材」ではなく、むしろ栄養価の高い魚。ただし体内のコンディション次第で尿酸値に影響が出やすいことを今回の結果が物語っています。

    「節制はしたくない」けれど、数値は意識しておきたい。だからこそ、食べた翌日はウォーキングなどで体を動かし、体内の代謝と排泄を促すことが重要です。そうすれば、好きなものを楽しみながら健康も守れる——今回のデータはそんなヒントを与えてくれたように思います。


  • 鮨はプリン体の宝庫!鮨かみむらの翌日の採血

    9/11

    「鮨はプリン体の宝庫」——鮨好きな方にとっては耳が痛い言葉かもしれませんが、これは事実。鮨を構成する魚介類は基本的にプリン体を多く含みますし、日本酒と一緒に楽しめばさらに尿酸値を押し上げやすい組み合わせになります。酒呑みの立場からすると「美味しいもの=プリン体が多い」という認識でほぼ正解、と言ってしまって良いでしょう。


    宮崎「鮨かみむら」での夜

    今回は宮崎市ニシタチにある「鮨かみむら」でおまかせコースをいただきました。南蛮エビの天ぷら、鮎の塩焼きと団子仕立て、煮はまぐり、茶碗蒸しに冬瓜と松茸、このわたまで登場し、旬をぎゅっと閉じ込めた一品料理に心が躍ります。

    握りも圧巻でした。鱒の浅漬けに始まり、筋子、スマガツオ、牡蠣、鯨漬け、真鯛、ヤリイカ、穴子、太刀魚、玉子焼き……。どの一貫もシャリの温度と酸味が絶妙に決まり、魚介の旨味を最大限に引き出していました。日本酒4合とともに過ごす至福の時間。お会計は26,000円と贅沢でしたが、満足度はそれ以上でした。


    翌日の採血データ

    さて、問題の翌日の採血結果です。

    • 尿酸値(UA):7.4 → 7.7
    • 中性脂肪(TG):127 → 121

    予想では「鮨=魚介=プリン体の山」なので、尿酸値は大きく上がるのではと身構えていました。しかし実際には7.4から7.7への上昇と、思ったより控えめな増加。もちろん基準値(7.0未満)を超えていることに変わりはありませんが、「爆発的に跳ね上がる」というほどではありませんでした。

    一方、中性脂肪はむしろ127から121へ低下。酢飯由来の糖質で上がるのではと予測していましたが、良い意味で裏切られる結果となりました。最近の流れを見ても、中性脂肪は安定して低めに推移しており、生活全体のリズムが良い方向に作用しているのかもしれません。


    鮨と尿酸値の関係

    では、なぜ鮨を食べても尿酸値が「爆発的には」上がらなかったのか。

    魚介類のプリン体は、同じプリン体でも「水溶性で体外に排泄されやすい」という特徴があります。内臓系(レバーや白子、あん肝など)に比べれば、数値への直結度がやや緩やか。鮨で使われる魚介は確かにプリン体を含みますが、「排泄されやすいプリン体」が多いため、思ったよりも数値に反映されにくかったと考えられます。

    ただし、問題は「持続性」です。魚介のプリン体は体外に出やすいとはいえ、連日食べ続ければ当然のことながら蓄積し、尿酸値が下がりきらない状態になります。今回も7.7と基準値を超えているため、「思ったより上がらなかったから大丈夫」と油断は禁物。あくまで「継続して食べれば高止まりする」という現実を忘れないことが大切です。


    中性脂肪が下がった理由

    中性脂肪については、酢飯由来の糖質で上昇することを予想していましたが、結果はむしろ減少。これにはいくつかの要因が考えられます。

    第一に、魚介類そのものは高タンパク質で低脂肪。揚げ物や脂っこい肉料理に比べれば、中性脂肪を直接的に上げにくい食材群です。

    第二に、日本酒の摂取量。確かにアルコールは中性脂肪を上げやすいのですが、食事全体のバランスや、前後の日の摂取内容との兼ね合いで数値が抑えられた可能性があります。

    第三に、最近の生活リズム。睡眠や運動習慣、食事の全体像などが良い影響を与えていると考えられます。体質改善は一食単位ではなく、日々の積み重ねによって現れるもの。今回の「下がった」という結果は、継続してきた生活習慣の成果かもしれません。


    健診で尿酸値が8を超える方へ

    今回の私の数値は7.7。これは決して低くはありませんし、健診で「8以上」と出る方にとってはおなじみの領域だと思います。鮨のように魚介を中心に美味しいものを食べれば、ほぼ間違いなくプリン体は摂取過多になります。

    「自分がどれだけプリン体を取っているか」を知るには、こうして毎日の食事と採血データを記録していくのが一番です。健診で8以上が続いている方は、外食や飲酒の習慣と照らし合わせてみると「なるほど」と納得できるはず。


    まとめ

    鮨はやはりプリン体の宝庫。今回の「鮨かみむら」も例外ではなく、尿酸値は7.4から7.7へ上昇しました。ただし予想よりも控えめで、魚介系のプリン体の特徴が現れた結果とも言えます。一方、中性脂肪は127から121へ減少。酢飯を食べても数値が上がらなかったのは意外でした。

    美味しいものは総じてプリン体が多い。それでも食事を楽しみたい私たちにとって、食べ方や生活習慣の工夫こそが大切です。数値を見ながらバランスを取りつつ、「鮨も楽しみ、健康も守る」——そんなスタンスで今後も食べ歩きを続けていきたいと思います。

  • 牛かつ&自炊アヒージョ後の採血データ|尿酸値と中性脂肪の意外な変化

    9/10

    昨日の昼は外食で「牛かつ ながさき」の国産牛かつ定食を楽しみ、夜は自炊でちょっとお洒落な献立に挑戦しました。スイス料理の「ロスティ」と、スペイン発祥の「アヒージョ」。なんでそんな国際色豊かなメニューになったかというと、カルディでの買い物に影響されたからです(笑)。輸入食品店に行くと、ついつい普段なら選ばないような食材や調味料に心を動かされ、気づけば夕食が旅気分のテーブルに変わってしまうのだから面白いものです。

    ロスティはジャガイモを細かく刻み、フライパンでこんがり焼き上げるシンプルな料理。外はカリッと、中はほくほくとした食感が楽しめます。見た目はハッシュドポテトのようで、日本人にもなじみやすい味わいでした。アヒージョはオリーブオイルとニンニクで具材を煮込む一品で、今回はタコとマッシュルームを使用。ワインにも合いそうな芳醇な香りが立ち上がり、食卓に少し贅沢な雰囲気を添えてくれました。


    翌日の採血データ

    そんな食事の翌朝に測定した数値は以下の通りです。

    • 尿酸値(UA):7.5 → 7.4
    • 中性脂肪(TG):158 → 127

    数値を見てまず驚いたのは、中性脂肪がむしろ下がっていたこと。ジャガイモをしっかり食べたので「これは上がるかもしれない」と予想していましたが、結果は逆。やはりお米由来の糖質の方が中性脂肪を上げやすい、という自分の体感が裏付けられた形になりました。

    尿酸値はわずかに低下。ただし依然として基準値(おおよそ7.0未満)には届いていません。


    食材と数値の関係を考察

    尿酸値に関しては、今回の献立ではプリン体の多い食材はごく少量でした。アヒージョに使ったタコとマッシュルームは確かにプリン体を含んでいますが、分量はそれほど多くありません。また、昼に食べた牛かつも「牛肉=高プリン体」という印象を持たれがちですが、実際には豚肉や魚の内臓類に比べると含有量は中程度。したがって、「一食でドンと上がる」というよりは、日々の積み重ねが効いていると考えられます。

    実際、尿酸値が基準値をなかなか下回らないのは、ここ最近ほぼ毎日プリン体を摂取しているためだと推測できます。体はある程度の排泄能力を持っているため、若いうちは食べ続けても緩やかに下がることがあります。しかし、加齢とともに腎臓の尿酸排泄機能は低下しやすく、今のように「少しずつでも下がっている」状況が「横ばい」や「上昇傾向」に変わっていくことが予想されます。


    中性脂肪が下がった理由

    では、なぜジャガイモをしっかり食べても中性脂肪が上がらなかったのか。ここにはいくつかの可能性が考えられます。

    まず第一に、ジャガイモの糖質は血糖値を急激に上げにくいという特徴があります。お米やパンの精製された炭水化物に比べ、ジャガイモはでんぷんの構造や食物繊維の影響で血糖値の上昇が緩やか。そのため、中性脂肪の合成に直結しにくいのです。

    第二に、アヒージョに使ったオリーブオイルの影響も考えられます。オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸を豊富に含み、血中の中性脂肪やLDLコレステロールを改善する作用が知られています。脂質を摂取したにもかかわらず中性脂肪が下がった背景には、この「良質な油」の働きもあるのかもしれません。

    第三に、前日の牛かつも関係している可能性があります。牛肉は高タンパク質で満足感が高く、食べ過ぎを防ぐ効果がある一方、揚げ物でありながら衣が薄めで脂質の摂取量は豚カツより軽めだった可能性があります。結果的に「食べ過ぎないバランスの取れた食事」になったことも、中性脂肪の改善につながったと推測されます。


    数値をどう捉えるか

    尿酸値に関しては、確かに「下がってはいるけれど、まだ高め」。この状況は「毎日少しずつの積み重ね」の表れと言えます。ただし、基準値を超える日が続くと、それ自体が将来のリスク因子になり得ます。若いうちは「排泄能力が勝っている」からまだ耐えられますが、今のうちに体質の傾向を知り、できる範囲で工夫をしておくことが将来の安心につながります。

    中性脂肪については、今回の結果から「糖質の種類によって影響が異なる」ことが再確認できました。お米や精製炭水化物を減らし、芋類や野菜、良質な油を組み合わせることで、中性脂肪を安定させやすいのかもしれません。


    まとめ

    前日の牛かつランチと、自炊のロスティ&アヒージョという少し贅沢な献立。結果として尿酸値は7.5から7.4へ微減、中性脂肪は158から127へ大きく改善しました。

    尿酸値がなかなか基準値まで下がらないのは、毎日のプリン体摂取の積み重ねが要因。ただしまだ排泄能力が優位なため、少しずつ下降傾向にあります。将来的には加齢とともにこのバランスが変化することを考えると、今のうちに「無理なくできる習慣」を見つけておくことが大切です。

    中性脂肪については、ジャガイモを食べてもむしろ下がったという意外な結果。精製された糖質よりも血糖値を穏やかにする炭水化物、そして良質な脂質をうまく取り入れることで、健康的に楽しむ食生活が実現できると感じました。

    「美味しいものを我慢せず、工夫して楽しむ」——今回の食事と数値は、そのスタンスを後押ししてくれる結果になったように思います。