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  • けんちゃんステーキ翌日の採血結果

    採血条件について

    私は普段、朝ごはんは食べません
    朝は「R-1」の飲むヨーグルトを1本飲み、その後に内服薬を服用して診察が始まります。

    採血は外来が落ち着いたタイミングで行うため、大体11時前後のデータになります。
    今回もその条件で測定しました。

    普段の数値の傾向

    まず、私の通常の数値について整理しておきます。

    • 尿酸値(UA):正常ギリギリ〜少し高め(7〜8台)
    • 中性脂肪(TG):だいたい正常値内

    5月のデータは全て正常範囲でした。
    6月は忙しくて採血できず。
    7月30日は体調不良で採血したところ、尿酸値8.1、中性脂肪147、腎機能の数値もやや上昇していました。
    おそらく脱水気味だった影響と考えています。

    このように、普段は尿酸値がやや高め、中性脂肪はまずまず正常、というのが私の「基準ライン」です。

    けんちゃんステーキ翌日の採血結果(8月11日)

    さて本題、けんちゃんステーキを食べた翌日のデータです。

    • 尿酸値(UA):7.1 mg/dL(基準範囲を少し超える程度)
    • 中性脂肪(TG):202 mg/dL(基準値 30〜149 を超えて上昇)

    尿酸値の変化

    今回は「赤身肉(ミスジ)」をメインで食べました。
    牛肉赤身のプリン体含有量は 約120mg/100g と、レバーや魚卵に比べると決して高くはありません。
    そのため、予想通り尿酸値は大きくは上がらず、むしろ基準より少し高い「私の普段の範囲」にとどまりました。

    中性脂肪の変化

    一方で、中性脂肪はしっかり上がりました。
    原因は明らかで――ご飯をおかわりして茶碗2杯食べたことです。

    白米は消化吸収が速く、すぐにブドウ糖として血液に取り込まれます。
    余った糖質は肝臓で中性脂肪に変換され、血中濃度を押し上げます。
    今回の「TG 202」という数字は、まさにその結果を物語っています。

    まとめ

    けんちゃんステーキ翌日の採血では、尿酸値は大きな変化はなく、普段どおりの“高め安定”。
    一方で中性脂肪は、ご飯2杯の威力を見事に証明する結果となりました。

    「ご飯茶碗2杯でここまで上がるのか」
    改めて、データで確かめてみる価値は大きいと実感しました。

    次回は、また違う外食メニューでどんな変動が出るかを報告していきます。
    美味しく食べて、翌日の血液データで“リアルな体の声”を聞く――。
    この実験を続けていきたいと思います。

  • ブログ初回の外食!けんちゃんステーキで“わんぱく外食”

    どうせ最初の外食✖採血チャレンジをやるなら、普通の食事ではつまらない。
    「これだけ食べたらさすがに数値は悪化するだろう」というくらいのわんぱく外食でスタートしたい――そう思って選んだのが、宮崎の名物店 けんちゃんステーキです。

    けんちゃんステーキといえば、ご飯おかわり自由。さらにラーメンの替え玉ならぬ「替え肉」システムがあり、100gずつ肉を追加できるという豪快さ。
    肉好き、炭水化物好きにはたまらないこの店は、私にとって外食✖採血企画のスタートにふさわしい場所でした。

    実食レポート

    久々に訪れたけんちゃんステーキ🥩
    「安い肉を豪快にご飯でかき込みたい!」という気分を満たしてくれるのが、このお店の醍醐味です。

    ところが……。
    正直に言うと、昔の方が美味しかったという印象を受けました。

    • 肉の質がやや落ちてしまったのか、胡椒の効いた味付けでごまかしている感じがする
    • 人気部位だったイチボ、ハラミ、ラムはすべて品切れ
    • 豊富だったタレの種類も、今では3種類のみ

    このご時世、牛肉の仕入れはかなり厳しいはず。そう思えば仕方のない部分もあります。
    それでも以前は「お肉そのものが美味しくて、ご飯がどんどん進む!」という満足感があっただけに、昔を知る者としては少し残念でした。

    とはいえ、ニンニクの効いたタレは健在
    そして、ご飯おかわり自由のサービスも変わらず残っていました。
    結局のところ、つい箸が止まらずお腹いっぱい食べてしまったのは言うまでもありません。

    お会計は 1,850円
    ステーキをしっかり食べてこの値段なら、やはりコスパは健在です。

    栄養と数値への影響を予想する

    ここからは医師らしく、少し栄養学的な視点を加えてみましょう。

    ステーキの主成分はたんぱく質と脂質。
    赤身肉にはプリン体も含まれるため、**尿酸値(UA)**の上昇要因になります。
    また脂質と炭水化物(ご飯のおかわり!)を組み合わせた食事は、**中性脂肪(TG)**を大きく変動させる可能性があります。

    健診の現場でも「前日飲み過ぎた」「夕食が脂っこかった」という人の中性脂肪が普段の倍以上に跳ね上がっていることは珍しくありません。
    つまり今回のような“肉+ご飯わんぱくセット”は、まさにTG測定にはうってつけのメニューなのです。

    一方で、ASTやALTなど肝機能の数値は「一晩の暴食」で大きくは変動しません。
    むしろ継続的な飲酒や脂肪肝の進行でじわじわ上がってくる項目。
    ですから、今回の注目はやはり UAとTGの変化に絞られるでしょう。

    採血は翌日へ

    さて、本題はここから。
    「このわんぱくステーキ外食が、翌日の採血データにどう表れるのか?」

    食べたその場での満腹感はしっかりと得られました。
    次にやってくるのは、翌朝の採血という“現実の数値”。

    • 尿酸値(UA)は、果たしてプリン体の影響を受けて上がるのか?
    • 中性脂肪(TG)は、ご飯おかわりと肉の脂でどこまで跳ね上がるのか?

    医学的には「上がるはず」と予測できます。
    でも、実際に自分の体で確かめてみないとわからない。
    これこそがこのブログの面白さだと思っています。

    まとめ

    記念すべき最初の外食採血チャレンジは、宮崎の けんちゃんステーキでした。
    味については正直、昔の方が良かったという感想。けれどもニンニクタレとご飯おかわり自由は健在で、結果的にお腹いっぱい楽しめました。

    次回はいよいよ採血データを公開します。
    「やっぱり数値が跳ね上がるのか?」
    それとも「意外と変わらないのか?」

    初回の実験結果、ぜひ楽しみにしていてください。