タグ: 中国料理川

  • 宮崎の本格中華といえば『中国料理 川sen』

    9/28夜

    久しぶりに足を運びました。宮崎を代表する中華料理店「川」。
    やはり「中華のコースをじっくり楽しみたい」と思った時、この店以外は考えられません。

    最近は食べログからネット予約も可能になり、スマホからポチっと手軽に予約できるようになったのも嬉しいポイント。行きたい時に気軽にアクセスできるのはありがたい限りです。


    コースの楽しみ方

    「川」のコースは、魚料理4種、肉料理3種の中からそれぞれ一品を選ぶスタイル。ベースは決まっているのに、その日の気分や好みに合わせて構成を変えられるのが楽しいところです。さらに余裕があれば、〆に担々麺や炒飯を追加できるという遊び心ある仕組みも嬉しい。


    今回いただいたコース

    この日のラインナップは以下の通りでした。

    • かつおと冬瓜の青山椒和え
       初手から鮮烈。かつおの力強い旨味に、青山椒の痺れるような清涼感が重なり、冬瓜の優しい食感が全体をまとめる。口の中で複数の香りと味が波のように押し寄せ、食欲を一気に引き上げます。
    • 名物よだれ鶏
       定番にして必食の一皿。しっとり柔らかな鶏肉に、花椒の痺れと甘辛ダレが絡み、後を引く美味しさ。何度食べても「やっぱりこれが川の味」と思わせる完成度です。
    • 秋刀魚と茄子の春巻き
       香ばしい皮の中から、脂ののった秋刀魚ととろける茄子。秋の旨味を閉じ込めた贅沢な春巻きは、かじる瞬間から幸せな香りが広がります。
    • 菊芋の饅頭(肉味噌とサーチャー醬)
       菊芋の自然な甘みに、肉味噌の濃厚さ、サーチャー醬の香りが重なって、奥行きのある味わい。見た目は素朴なのに、口に運ぶと手間ひまのかかった滋味深さが広がります。
    • アカハタのトウチ蒸し
       ふっくらとした白身に、トウチの発酵感ある塩気と旨味がじんわり染み込む。蒸しならではの優しさと奥深さで、箸を進めるたびに魚の甘さを再確認させられます。
    • さかもと牛のシンシン 火鍋仕立て
       上質な赤身肉を、スパイス香る火鍋仕立てで。シンシン特有のしっとりした柔らかさが辛味と合わさり、力強い中にも品のある味わい。四川料理のエッセンスを、日本の牛肉で楽しむ贅沢さに圧倒されました。
    • 追加:カラスミチャーハン
       これはもう説明不要の美味しさ。パラリと仕上げられたご飯に、カラスミのコクと塩気が絡み、噛むほどに旨味が広がる。コースの流れをしっかり受け止めつつ、最高の〆となりました。
    • デザート盛り合わせ
       串間「夢の塩」を使った杏仁豆腐、自家製渋皮煮アイス、4種の豆とタピオカのココナッツ仕立て。どれも甘さ控えめで後口が軽やか。最後まで香りと食感の妙を楽しませてくれます。

    お酒との相性

    合わせたのは紹興酒8年を2合。熟成由来の深みある香りとまろやかな旨味が、スパイスや発酵調味料を多用する「川」の料理と見事に調和します。特にアカハタのトウチ蒸しとの相性は抜群で、思わず杯が進みました。


    まとめ

    「川」の料理は、どれも一皿一皿に手間ひまがかかっており、香りと旨味が層になって広がっていくのが特徴です。今回のコースも例外ではなく、前菜からデザートまで隙のない構成。追加したカラスミチャーハンも期待以上で、締めにふさわしい存在でした。

    やはり「川」は間違いない。特別な夜を、確かな満足感とともに締めくくってくれる中華の名店です。

    点数 4.3点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

    人気ブログランキングのバナー↓

    記事が参考になったら応援クリックお願いします😊

    ↓↓ 人気ブログランキング ↓↓

    食べ歩きランキング
    食べ歩きランキング