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  • ハオチー飯店で“本格中華×アラカルト”——翌日の尿酸値と中性脂肪もチェック

    10/13夜

    前半:ハオチー飯店のアラカルト、本格中華顔負けの香り

    コースの縛りから解放され、食べたい皿を自分の順番で。そんな気分の夜に向かったのは「ハオチー飯店」。席に着き、まずは冷菜で舌を整えるところからスタートです。

    1、最初は「前菜の盛り合わせ」

    「じゃがいもの千切り」は軽い酸味と油のコーティングでシャキシャキ感が際立ち、口内がリフレッシュ。

    「エビの紹興酒づけ」は紹興酒の芳香がふっと立ちのぼり、生の甘さを残す身質がしっとり。小さなひと口の中に“熟成した旨み”が詰まっています。

    「大根餅」は、表面がカリッ、中はとろん。大根の風味がじわりと広がり、噛むごとにうま味の層が重なります。

    冷菜系のハイライトは「真鯛とパクチーとニンニク」。淡白な鯛に、パクチーとにんにくの刺激が清冽な輪郭を与え、辛味に進む前の“序章”として完璧。

    2、温菜の口火を切ったのは「秋刀魚の春巻き」。薄い春巻きの皮の内側で秋刀魚の脂がほどよく溶け、噛むと香ばしさと魚の旨みが同時爆発。

    3、次いで「トマト卵炒め」。熟したトマトの酸味と卵の半熟感がふわっと重なり、辛味の前の小休止にぴったり。

    主役級の辛旨ゾーンへ。

    4、「とまん牛の水煮牛肉片」は花椒の痺れと唐辛子の辛味が何層にも重なる旨みを引き立てる四川の王道みたいな印象。唐辛子の海に浮かぶ薄切り牛肉はやわらかく、スープをまとって旨辛の沼へ誘います。

    5、「毛沢東スペアリブ」はザクザクとしたスパイスが特徴的。いろんなスパイスや唐辛子の香りの複雑さが、スペアリブの肉と脂を昇華させる。中毒性のある味わい。

    6、締めの「麻婆豆腐」は豆鼓と豆板醤のコク、花椒の余韻、油のキレの三拍子。滑らかな豆腐が舌の上でほどけ、幸福な痺れだけが静かに残ります。

    全体構成は、冷菜→軽い温菜→魚の香ばしさ→まろやか系→四川辛旨の山、というメリハリ。“町中華”の気軽さと“本格派”の香りの奥行きが、アラカルトゆえに自分のテンポで積み上がるのが最高です。「本格的な中華を気軽にアラカルトで食べたい」「コースに縛られず、自分の好きなものを選びたい」という夜に、この店はちょうどいい答えをくれます。

    後半:採血データの変化を読む(UA 8.6→8.8、TG 234→126)

    尿酸値(UA)8.6→8.8:わずかに上昇の背景

    この日の皿構成には、秋刀魚やエビなど、相対的にプリン体が多めの魚介が含まれています。公的資料の食品表では、秋刀魚は約208.8 mg/100gと「多い」カテゴリー、エビも「多い」群に入る代表例として挙げられます。 

    加えて、アルコールは肝での尿酸産生を促し腎からの排泄を抑える作用があり(紹興酒“漬け”でも摂取量はゼロではありません)、総合的にUAを押し上げやすい条件でした。 

    もっとも、0.2上昇は検査条件(水分量、運動、採血のタイミング)で揺れ得る範囲でもあります。単回の変化は“傾向の芽”として捉え、辛旨・魚介・アルコールの組み合わせが続く時期は水分摂取と量の調整でバッファを張る、くらいの運用が現実的です。

    中性脂肪(TG)234→126:大幅低下の理由候補

    TGは食後3–4時間でピーク、10時間前後で空腹時レベルへ戻るのが一般的。空腹時間の長さや前夜の糖質量で大きく上下します。 

    今回の大幅低下は、(1)主食を控えめにして“おかず中心”だった可能性、(2)空腹時間が十分だった可能性、の二つがまず有力です。空腹時採血が推奨されるのも、TGが食事影響を強く受けるため。 

    さらに補助線として、青魚の脂(EPA/DHA)には継続摂取でTG低下エビデンスが多数。単回で劇的に下がるわけではないものの、魚皿(秋刀魚、真鯛)を選ぶ食習慣は“中期的なTG改善”の土台になります。 

    きょうの“おいしく整える”実践メモ

    • 尿酸対策(我慢しない版)
      • 魚介・内臓系が重なる日は水を多めに(目安:食中・食後にコップ1–2杯)。
      • 煮汁・スープは完飲しない選択肢も(プリン体は水溶性)。
      • アルコールが続く日は“もう1杯”をソーダや中国茶に置換。
    • 中性脂肪対策(楽しみを削らない版)
      • 辛旨メインの日は主食を半分に、代わりに千切りじゃがいもや前菜の野菜で満足度をキープ。
      • 食後~就寝前に15分のゆる有酸素(散歩でOK)。
      • 魚皿を1品→2品への“置換”を習慣化(中期的なTG低下の下支え)。

    まとめ

    本格派の香り高さと、アラカルトの自由度。その両方を同時に満たしてくれるのがハオチー飯店の魅力でした。翌朝のデータはUAがわずかに上振れ、TGは大きく改善。辛旨・魚介・アルコールという“おいしい組み立て”は、水分・主食の量・空腹時間の三点を工夫すれば、数値とも折り合いがつきやすいと確認できました。**「健康でいたい、でも我慢は最小限」**を合言葉に、次回も香りの山を楽しく登りましょう。

    点数 4点

    点数の意味

    5—人生最後の日はこのお店❗️

    4—人に勧めても間違いない

    3—何度も通いたくなるお店

    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ

    1—あんまり…かな

    0—もう行かない