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  • 【血液データ公開】福岡グルメ旅の翌日の尿酸値と中性脂肪の意外な動き

    9/15

    福岡への食べ歩き旅行。イタリアンからクラシックな洋食まで、魅力的なお店を訪ね歩き、胃袋も心も存分に満たされた2日間でした。普段から尿酸値が高めで推移している私にとって、「旅行中に数値がどう変化するか」はちょっとした実験のようなもの。旅行の翌朝は、期待と不安を抱きつつ採血に臨みました。


    今回の採血結果

    さて、今回の数値は以下の通りです。

    • 尿酸値(UA):8.4 → 7.1
    • 中性脂肪(TG):126 → 205

    驚きの結果となりました。なんと、尿酸値は大きく下がり、7.1まで低下。一方で、中性脂肪は200を超えてしまいました。


    尿酸値が下がった理由は?

    通常、教科書的な知識では「プリン体を摂取すると半日から翌日に尿酸値が上がる」とされています。魚介や肉類、日本酒やビールなどプリン体を多く含む食品を摂ると、翌日の数値に直結するはず。ところが今回、旅行中は洋食が中心で、決して「控えめな食事」とは言えなかったにも関わらず、尿酸値は下がりました。

    なぜか。ここにはいくつかの可能性が考えられます。

    まず一つは「時間差の影響」。プリン体の摂取と尿酸値の変動は必ずしも1日単位で完結するものではなく、体内での代謝や排泄のリズムにより、数日後に反映されるケースもあります。つまり「2日経ってから影響が出る」可能性が十分にあるわけです。

    次に考えられるのは「旅行中の生活リズム」。普段より歩く距離が増え、代謝が活発になったことで、尿酸の排泄が促進されたのかもしれません。外食で多少プリン体が多かったとしても、体が処理能力を発揮すれば、尿酸値が下がることはあり得ます。

    さらに、旅行中は水分摂取が増えていた可能性も。外を歩き回る分、水分補給を意識的にしていたのかもしれません。尿酸は水に溶けて排泄されるため、水分摂取量が増えれば下がりやすくなります。


    中性脂肪が上昇した理由

    一方で、中性脂肪は大きく上昇。原因を振り返ると、思い当たるのは「車での移動中にパンをおやつ代わりに食べていたこと」。菓子パンや惣菜パンは糖質と脂質の塊。しかも移動中で体を動かしていなければ、そのまま中性脂肪として蓄積されやすくなります。

    つまり、旅行中の歩き回りで尿酸値は下がったものの、車移動中のおやつが中性脂肪に直撃した、という構図が浮かび上がります。


    食事制限ではなく「排泄能」を上げる工夫を

    今回のデータを見て改めて感じたのは、「食事だけでコントロールしようとしても限界がある」ということです。プリン体摂取を厳しく制限すれば一時的に下がるかもしれませんが、それでは食べる楽しみを失ってしまいます。

    大切なのは「体の排泄能を高めること」。運動や水分摂取で尿酸の排泄を促し、数値を安定させる方が現実的です。特に有効なのが有酸素運動。ウォーキングやジョギングを日課にすることで、腎臓の働きを助け、尿酸を効率よく排泄できます。

    「涼しくなってきたし、朝ジョギングを始めようかな」という気持ちは、まさに正解。節制よりも習慣で数値をコントロールする方が、食事を楽しみながら健康を守るベストな方法です。


    まとめ

    福岡食べ歩き旅行後の採血は、尿酸値が8.4から7.1へ大幅に低下し、中性脂肪は126から205へ上昇するという意外な結果となりました。

    尿酸値は必ずしも翌日に反映されるわけではなく、体内の代謝リズムや運動・水分摂取の有無によって数値が変化することを実感しました。一方、中性脂肪は移動中のおやつパンが原因でしっかり上昇。糖質と脂質の摂り方には注意が必要です。

    これからは「食事制限ではなく工夫」。朝のジョギングや水分補給を習慣化し、排泄能を高めることで、美味しい食事を我慢せずに楽しみながら健康と付き合っていきたいと思います。

  • 【尿酸値検証】ケンタッキーを食べても上がらない?翌日の血液データを公開

    9/13

    先日の採血で尿酸値がついに過去最高の8.5を記録し、危機感を覚えたばかりでした。それなのに、不思議と食べたくなるのは揚げ物やファストフード。人間の欲望というのは本当に面白いものです。今回はどうしても食べたくなり、ケンタッキーの「月見チーズフィレバーガー」を選びました。


    ケンタッキーで月見チーズフィレバーガー

    季節限定の「月見シリーズ」は、この時期ならではの楽しみ。サクッと揚がったチキンフィレに、とろりとしたチーズと卵が重なり、バンズに包まれた瞬間から食欲を刺激します。脂っこいのに、なぜか飽きがこない。濃厚なのにどこか軽やかに感じるのは、チキンフィレの肉質と衣のバランスのおかげかもしれません。

    ファストフードを食べると「体に悪そう」と思われがちですが、これまでの経験上、実は尿酸値や中性脂肪が大きく悪化することはあまりありません。理由のひとつは、肉の種類と量。鶏むねや鶏もも肉はプリン体量が中程度で、レバーや魚卵、青魚ほどではありません。加えてファストフードは一食で摂る量が限定的。結果的にプリン体摂取はそこまで多くならないのです。


    採血データの結果

    さて、今回の翌朝の採血結果です。

    • 尿酸値(UA):8.5 → 8.4
    • 中性脂肪(TG):177 → 126

    まず注目したいのは中性脂肪。フライドチキンを食べたにもかかわらず、むしろ大幅に低下しました。脂質や揚げ物を摂ったからといって、必ずしも数値が跳ね上がるわけではないことがよく分かります。体内での代謝や、食べた量・時間帯、前日の摂取内容などが複雑に絡み合っており、「ファストフード=中性脂肪が上がる」とは単純に言えないのです。

    一方、尿酸値は8.4。確かに前日の8.5よりは下がっていますが、ほぼ横ばい。以前であれば「プリン体の少ない食事をすれば翌日にはぐっと下がる」というパターンが多かったのですが、今回は下がりきらない。これが少し気になるところです。

    尿酸値が下がらなくなってきた理由

    尿酸値は体内でプリン体が分解されて生じる老廃物であり、本来は尿として排泄されます。ところが、加齢や腎機能の低下、生活習慣の影響によって「排泄能」が落ちると、蓄積して下がりにくくなります。

    今回のケースでは、食事内容だけでなく「運動不足」が影響している可能性が高いです。体を動かさないと血流や腎臓の働きが鈍り、尿酸の排泄が滞りやすくなります。逆に軽い運動や十分な水分摂取を心がけると、尿酸の排泄が促されやすいことが知られています。

    つまり、食事のプリン体量だけでなく、「体がどれだけ尿酸を処理できる状態か」という条件が大きく関わっているのです。


    肝腎・脂質の検査もクリア

    週末ということもあり、肝機能・腎機能も併せて検査しました。結果は問題なし。コレステロールや中性脂肪も基準値内で、大きな異常は見られませんでした。数値だけを見れば「危険水域」に近づいている尿酸値が気になりますが、他の臓器機能はしっかり保たれているというのは安心材料です。


    これからの工夫

    とはいえ、尿酸値8.4は明らかに高値。放置していい数字ではありません。痛風発作のリスクはもちろん、長期的には腎障害や動脈硬化のリスクを高めることも分かっています。

    ただ、「好きな食事を我慢する」というのは現実的ではありませんし、このブログのスタンスにも反します。そこで注目すべきは「運動と水分」。ウォーキングのような軽い有酸素運動を取り入れるだけで、尿酸の排泄は改善されやすくなります。また、こまめに水分を摂ることで尿量を増やし、尿酸を体外へ出すサイクルを整えることも大切です。

    「節制」ではなく「工夫」。これなら美味しいものを食べながらでも実践できそうです。


    まとめ

    ケンタッキーの月見チーズフィレバーガーを食べた翌日の採血結果は、尿酸値8.5→8.4、中性脂肪177→126。中性脂肪は改善した一方、尿酸値はほぼ横ばいで「下がりにくくなっている」ことが分かりました。

    食事のプリン体量だけでは説明できない数値の動きには、運動不足や水分摂取不足といった生活習慣の影響が大きく関わっています。今後はウォーキングなどの軽い運動を取り入れ、体の排泄能力をサポートすることが鍵になりそうです。

    「節制はしたくないけれど、工夫はする」——そんなスタンスで、美味しいものを楽しみながら健康と付き合っていきたいと思います。

  • 鮨はプリン体の宝庫!鮨かみむらの翌日の採血

    9/11

    「鮨はプリン体の宝庫」——鮨好きな方にとっては耳が痛い言葉かもしれませんが、これは事実。鮨を構成する魚介類は基本的にプリン体を多く含みますし、日本酒と一緒に楽しめばさらに尿酸値を押し上げやすい組み合わせになります。酒呑みの立場からすると「美味しいもの=プリン体が多い」という認識でほぼ正解、と言ってしまって良いでしょう。


    宮崎「鮨かみむら」での夜

    今回は宮崎市ニシタチにある「鮨かみむら」でおまかせコースをいただきました。南蛮エビの天ぷら、鮎の塩焼きと団子仕立て、煮はまぐり、茶碗蒸しに冬瓜と松茸、このわたまで登場し、旬をぎゅっと閉じ込めた一品料理に心が躍ります。

    握りも圧巻でした。鱒の浅漬けに始まり、筋子、スマガツオ、牡蠣、鯨漬け、真鯛、ヤリイカ、穴子、太刀魚、玉子焼き……。どの一貫もシャリの温度と酸味が絶妙に決まり、魚介の旨味を最大限に引き出していました。日本酒4合とともに過ごす至福の時間。お会計は26,000円と贅沢でしたが、満足度はそれ以上でした。


    翌日の採血データ

    さて、問題の翌日の採血結果です。

    • 尿酸値(UA):7.4 → 7.7
    • 中性脂肪(TG):127 → 121

    予想では「鮨=魚介=プリン体の山」なので、尿酸値は大きく上がるのではと身構えていました。しかし実際には7.4から7.7への上昇と、思ったより控えめな増加。もちろん基準値(7.0未満)を超えていることに変わりはありませんが、「爆発的に跳ね上がる」というほどではありませんでした。

    一方、中性脂肪はむしろ127から121へ低下。酢飯由来の糖質で上がるのではと予測していましたが、良い意味で裏切られる結果となりました。最近の流れを見ても、中性脂肪は安定して低めに推移しており、生活全体のリズムが良い方向に作用しているのかもしれません。


    鮨と尿酸値の関係

    では、なぜ鮨を食べても尿酸値が「爆発的には」上がらなかったのか。

    魚介類のプリン体は、同じプリン体でも「水溶性で体外に排泄されやすい」という特徴があります。内臓系(レバーや白子、あん肝など)に比べれば、数値への直結度がやや緩やか。鮨で使われる魚介は確かにプリン体を含みますが、「排泄されやすいプリン体」が多いため、思ったよりも数値に反映されにくかったと考えられます。

    ただし、問題は「持続性」です。魚介のプリン体は体外に出やすいとはいえ、連日食べ続ければ当然のことながら蓄積し、尿酸値が下がりきらない状態になります。今回も7.7と基準値を超えているため、「思ったより上がらなかったから大丈夫」と油断は禁物。あくまで「継続して食べれば高止まりする」という現実を忘れないことが大切です。


    中性脂肪が下がった理由

    中性脂肪については、酢飯由来の糖質で上昇することを予想していましたが、結果はむしろ減少。これにはいくつかの要因が考えられます。

    第一に、魚介類そのものは高タンパク質で低脂肪。揚げ物や脂っこい肉料理に比べれば、中性脂肪を直接的に上げにくい食材群です。

    第二に、日本酒の摂取量。確かにアルコールは中性脂肪を上げやすいのですが、食事全体のバランスや、前後の日の摂取内容との兼ね合いで数値が抑えられた可能性があります。

    第三に、最近の生活リズム。睡眠や運動習慣、食事の全体像などが良い影響を与えていると考えられます。体質改善は一食単位ではなく、日々の積み重ねによって現れるもの。今回の「下がった」という結果は、継続してきた生活習慣の成果かもしれません。


    健診で尿酸値が8を超える方へ

    今回の私の数値は7.7。これは決して低くはありませんし、健診で「8以上」と出る方にとってはおなじみの領域だと思います。鮨のように魚介を中心に美味しいものを食べれば、ほぼ間違いなくプリン体は摂取過多になります。

    「自分がどれだけプリン体を取っているか」を知るには、こうして毎日の食事と採血データを記録していくのが一番です。健診で8以上が続いている方は、外食や飲酒の習慣と照らし合わせてみると「なるほど」と納得できるはず。


    まとめ

    鮨はやはりプリン体の宝庫。今回の「鮨かみむら」も例外ではなく、尿酸値は7.4から7.7へ上昇しました。ただし予想よりも控えめで、魚介系のプリン体の特徴が現れた結果とも言えます。一方、中性脂肪は127から121へ減少。酢飯を食べても数値が上がらなかったのは意外でした。

    美味しいものは総じてプリン体が多い。それでも食事を楽しみたい私たちにとって、食べ方や生活習慣の工夫こそが大切です。数値を見ながらバランスを取りつつ、「鮨も楽しみ、健康も守る」——そんなスタンスで今後も食べ歩きを続けていきたいと思います。

  • 宮崎「鮨かみむら」で楽しむ季節の握りとおまかせ料理

    9/10夜

    宮崎の繁華街「ニシタチ」。夜になると灯りがともり、多くの飲食店で賑わうエリアですが、意外とお鮨屋さんが水曜日に休みを取るところが多く、鮨好きにとっては少し困る曜日でもあります。そんな中で「鮨難民」にならずに済むのは、「かみむら」という一軒のおかげ。今回も足を運び、至福の時間を堪能してきました。

    一品料理で広がる世界

    おまかせの流れは、まず一品料理からスタート。

    最初に供されたのは鹿児島の南蛮エビの天ぷら。カリッとした衣の中に閉じ込められた海老の甘みがじゅわっと広がり、思わず最初の日本酒に手を伸ばしたくなる味わいです。

    続いては鮎の塩焼き。ここで驚かされたのは、鮎の身も骨も肝もすべて捏ねて団子に仕立ててあったこと。繋ぎを一切使わず、魚そのものの旨味だけで形を作り上げる職人技に感服しました。周囲を覆う岩のりが香ばしく、鮎のほろ苦さと重なり合って複雑な余韻を残します。

    次は煮はまぐりとジャンボピーナッツ。大粒の蛤の旨味が口いっぱいに広がり、そこにコリッとしたピーナッツの食感が加わるユニークな組み合わせ。予想外ながら相性の良さに驚かされました。

    茶碗蒸しは、まさに季節の移ろいを表現した一品。名残りの冬瓜と、走りの松茸が同居し、その中にこのわたが忍ばされています。冬と秋の境界を感じさせる構成に、「旬を食べる」という鮨屋ならではの哲学を感じ取ることができました。

    そして秋刀魚の焼き物。脂がしっかりとのった秋刀魚は、炭火で焼かれることで旨味が凝縮し、皮の香ばしさと共に楽しめました。さらに登場したのは鯨の刺身(漬け)。正直、鯨と聞くと独特の匂いを想像する方も多いかもしれません。しかしこちらは全く臭みがなく、すっきりとした脂が舌の上でとろける逸品。抜群の美味しさで、印象に強く残りました。


    握りの部

    ここからはいよいよ鮨の時間。シャリには大分の「ひのひかり」が使用されており、ほどよい甘みと粒立ちが特徴です。酸味と温度のバランスも見事で、ネタの魅力を引き立てていました。

    まずは鱒の漬け。しっとりとした身にほんのりとした醤油の旨みが加わり、序盤にふさわしい軽やかな一貫です。

    筋子は口の中でぷちっと弾け、濃厚な旨味が広がります。続いて登場したスマガツオは、宮崎ならではの地の魚。脂がしっかりありながらも爽やかで、シャリとの相性が抜群でした。

    釧路から届いた牡蠣は今期ラスト。濃厚なミルキーさを熱々のシャリが包み込み、冬の訪れを告げるような一貫でした。

    そして再び鯨。今度は「漬け」にした身を握りでいただきました。刺身の時とは違い、温かいシャリと合わさることでまったく別物の味わいに。旨味がさらに際立ち、思わず唸ってしまうほどでした。

    メヒカリの焼き物は、宮崎らしい魚。ほろりと崩れる身が香ばしく、握りの合間に絶妙なアクセントとなります。

    真鯛は澄んだ味わいで、シャリの酸味と調和。ヤリイカはねっとりとした食感に甘みが重なり、噛むほどに旨味が増していきます。

    穴子は、この日初めて「納得のいくものが入った」と大将が語ってくれました。ふわっとした口当たりと、濃厚ながら上品なタレが見事。開店以来初めて使うほど厳選された穴子の登場に、場が少し沸いたのも印象的でした。

    たちうおの焼き物は香ばしさと旨味のコントラストがあり、締めにはふわふわの玉子。最後に赤出汁の味噌汁が供され、コースをしっかりと締めくくってくれました。


    日本酒と共に

    この日は日本酒を4合。料理や握りに合わせて異なる銘柄を楽しみましたが、どれも相性が良く、食事の流れをさらに豊かにしてくれました。鮨屋でいただく日本酒は、単なる飲み物ではなく「料理の一部」。酢飯の酸味や魚の旨味と交わり合い、全体の調和を形づくってくれます。


    まとめ

    お会計は26,000円。決して安い金額ではありませんが、内容を振り返ると納得感しかありませんでした。今回も「酢飯がバッチリ決まっていた」という大将の技が光り、どの一貫も記憶に残る味わい。宮崎という街は本当に美味しい鮨屋が多く、ここで暮らす幸せを噛みしめずにはいられません。

    鮮魚の魅力を存分に引き出し、季節感を大切にした「かみむら」での時間。鮨好きにとって、これ以上の贅沢はないのかもしれません。

    点数 4.5点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない

  • 牛かつ&自炊アヒージョ後の採血データ|尿酸値と中性脂肪の意外な変化

    9/10

    昨日の昼は外食で「牛かつ ながさき」の国産牛かつ定食を楽しみ、夜は自炊でちょっとお洒落な献立に挑戦しました。スイス料理の「ロスティ」と、スペイン発祥の「アヒージョ」。なんでそんな国際色豊かなメニューになったかというと、カルディでの買い物に影響されたからです(笑)。輸入食品店に行くと、ついつい普段なら選ばないような食材や調味料に心を動かされ、気づけば夕食が旅気分のテーブルに変わってしまうのだから面白いものです。

    ロスティはジャガイモを細かく刻み、フライパンでこんがり焼き上げるシンプルな料理。外はカリッと、中はほくほくとした食感が楽しめます。見た目はハッシュドポテトのようで、日本人にもなじみやすい味わいでした。アヒージョはオリーブオイルとニンニクで具材を煮込む一品で、今回はタコとマッシュルームを使用。ワインにも合いそうな芳醇な香りが立ち上がり、食卓に少し贅沢な雰囲気を添えてくれました。


    翌日の採血データ

    そんな食事の翌朝に測定した数値は以下の通りです。

    • 尿酸値(UA):7.5 → 7.4
    • 中性脂肪(TG):158 → 127

    数値を見てまず驚いたのは、中性脂肪がむしろ下がっていたこと。ジャガイモをしっかり食べたので「これは上がるかもしれない」と予想していましたが、結果は逆。やはりお米由来の糖質の方が中性脂肪を上げやすい、という自分の体感が裏付けられた形になりました。

    尿酸値はわずかに低下。ただし依然として基準値(おおよそ7.0未満)には届いていません。


    食材と数値の関係を考察

    尿酸値に関しては、今回の献立ではプリン体の多い食材はごく少量でした。アヒージョに使ったタコとマッシュルームは確かにプリン体を含んでいますが、分量はそれほど多くありません。また、昼に食べた牛かつも「牛肉=高プリン体」という印象を持たれがちですが、実際には豚肉や魚の内臓類に比べると含有量は中程度。したがって、「一食でドンと上がる」というよりは、日々の積み重ねが効いていると考えられます。

    実際、尿酸値が基準値をなかなか下回らないのは、ここ最近ほぼ毎日プリン体を摂取しているためだと推測できます。体はある程度の排泄能力を持っているため、若いうちは食べ続けても緩やかに下がることがあります。しかし、加齢とともに腎臓の尿酸排泄機能は低下しやすく、今のように「少しずつでも下がっている」状況が「横ばい」や「上昇傾向」に変わっていくことが予想されます。


    中性脂肪が下がった理由

    では、なぜジャガイモをしっかり食べても中性脂肪が上がらなかったのか。ここにはいくつかの可能性が考えられます。

    まず第一に、ジャガイモの糖質は血糖値を急激に上げにくいという特徴があります。お米やパンの精製された炭水化物に比べ、ジャガイモはでんぷんの構造や食物繊維の影響で血糖値の上昇が緩やか。そのため、中性脂肪の合成に直結しにくいのです。

    第二に、アヒージョに使ったオリーブオイルの影響も考えられます。オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸を豊富に含み、血中の中性脂肪やLDLコレステロールを改善する作用が知られています。脂質を摂取したにもかかわらず中性脂肪が下がった背景には、この「良質な油」の働きもあるのかもしれません。

    第三に、前日の牛かつも関係している可能性があります。牛肉は高タンパク質で満足感が高く、食べ過ぎを防ぐ効果がある一方、揚げ物でありながら衣が薄めで脂質の摂取量は豚カツより軽めだった可能性があります。結果的に「食べ過ぎないバランスの取れた食事」になったことも、中性脂肪の改善につながったと推測されます。


    数値をどう捉えるか

    尿酸値に関しては、確かに「下がってはいるけれど、まだ高め」。この状況は「毎日少しずつの積み重ね」の表れと言えます。ただし、基準値を超える日が続くと、それ自体が将来のリスク因子になり得ます。若いうちは「排泄能力が勝っている」からまだ耐えられますが、今のうちに体質の傾向を知り、できる範囲で工夫をしておくことが将来の安心につながります。

    中性脂肪については、今回の結果から「糖質の種類によって影響が異なる」ことが再確認できました。お米や精製炭水化物を減らし、芋類や野菜、良質な油を組み合わせることで、中性脂肪を安定させやすいのかもしれません。


    まとめ

    前日の牛かつランチと、自炊のロスティ&アヒージョという少し贅沢な献立。結果として尿酸値は7.5から7.4へ微減、中性脂肪は158から127へ大きく改善しました。

    尿酸値がなかなか基準値まで下がらないのは、毎日のプリン体摂取の積み重ねが要因。ただしまだ排泄能力が優位なため、少しずつ下降傾向にあります。将来的には加齢とともにこのバランスが変化することを考えると、今のうちに「無理なくできる習慣」を見つけておくことが大切です。

    中性脂肪については、ジャガイモを食べてもむしろ下がったという意外な結果。精製された糖質よりも血糖値を穏やかにする炭水化物、そして良質な脂質をうまく取り入れることで、健康的に楽しむ食生活が実現できると感じました。

    「美味しいものを我慢せず、工夫して楽しむ」——今回の食事と数値は、そのスタンスを後押ししてくれる結果になったように思います。

  • ランチにおすすめ!「牛かつ ながさき」で体験する二段階調理の牛かつ

    9/9

    牛かつ ながさきでランチをいただいてきました。
    実はこのお店を訪れるきっかけになったのは、映画のワンシーン。スクリーンの中で美味しそうに牛かつを頬張る姿を見た瞬間、「あ、これは今すぐにでも食べたい!」と心を動かされ、気づけば足が自然とお店に向かっていました。食欲と映像体験のリンクって、本当に不思議で面白いものですね。


    牛かつは「揚げる+焼く」の二段階調理

    注文したのは「国産牛 牛かつ定食 中」。価格は2178円。トレーの上には牛かつを中心に、キャベツの千切り、小鉢、ご飯、赤だしの味噌汁が整然と並び、いかにも定食らしい安心感を漂わせています。

    店員さんからは「当店の牛かつはレアで揚げていますので、最後に焼き石でお好みの加減まで火を入れて召し上がってください」との説明。なるほど、豚カツのように揚げ切って提供されるのではなく、牛ならではの楽しみ方ができるのですね。

    最初は「牛かつってレアで食べるものじゃないの?」と少し戸惑いましたが、これは新鮮な国産牛だからこその調理法。安全性を確保しつつ、肉の旨味を最大限に活かすために、この「二段階調理」が考案されているのだと思います。表面はさっくりとした衣、中心はほんのり赤身を残す絶妙な火入れ。これに自分好みの加減を加えて仕上げる過程は、まるで鉄板焼きを自分のテーブルで体験しているような感覚でした。


    三種類の味わい方

    牛かつといえば、ソースで食べるイメージが強いですが、こちらのお店では三種類の食べ方を推奨されています。まずは「塩」。衣の香ばしさと赤身肉の旨味を最もダイレクトに引き出してくれます。噛みしめるごとに肉の甘みがふわりと広がり、シンプルながら飽きがこない。

    次に「わさび醤油」。これがまた素晴らしい。鼻に抜けるツンとした辛味が脂の重さを抑え、赤身との相性が抜群。お寿司のような感覚で楽しめるのが面白いところです。

    そして今回、特に印象に残ったのが「玉ねぎソース」。甘みと酸味が絶妙に調和し、柔らかい牛かつの風味を包み込むように引き立ててくれます。ありきたりなソースではなく、野菜の旨味が感じられる優しい味わい。思わず何度もソースに箸を伸ばしてしまいました。個人的には、この玉ねぎソースがベストマッチだったかもしれません。


    牛かつと豚カツ、どちらが好み?

    私は普段、豚カツをよくいただきます。衣の香ばしさとジューシーな肉汁、そしてソースとの相性がやはり王道の美味しさだからです。しかし、久々に牛かつを食べてみて、その違いを改めて感じました。

    豚カツが「豪快で力強い」印象だとすれば、牛かつは「繊細で上品」。衣の中に閉じ込められた赤身肉の旨味がじわっと広がり、脂のしつこさが少ないため、意外と軽やかに食べ進められます。重さを感じにくいので、定食を食べ終えた後も爽やかさが残るのが特徴的です。

    もちろん、豚カツには豚カツの良さがありますが、牛かつは「ご馳走感」と「非日常感」を演出してくれる料理だと実感しました。普段は豚カツ派の私でも、「たまには牛かつもいいな」と素直に思える体験でした。


    食べる体験そのものを楽しむ

    この「ながさき」の牛かつは、ただ食べるだけでなく「自分で仕上げる」という体験が加わる点が特にユニーク。焼き石にジュッと肉をのせ、香ばしい音とともに立ち上る煙や香りを楽しむ瞬間は、料理を「味わう」以上に「遊ぶ」感覚がありました。食事という時間をより豊かにしてくれる演出に、ちょっとした特別感を覚えます。

    そして何より、国産牛ならではの安心感と、肉そのものの上質さ。これだけのクオリティで2178円という価格は、コストパフォーマンス的にも納得感がありました。ランチとして訪れるにも十分満足度が高く、夜にお酒と一緒に楽しんでも面白いと思います。


    まとめ

    映画で見た牛かつが食欲を刺激し、その勢いで訪れた「牛かつ ながさき」。レアで提供され、焼き石で仕上げる二段階調理のスタイルは、ただの食事を「体験」に変えてくれるものでした。塩、わさび醤油、玉ねぎソースと味わいのバリエーションも豊かで、特に玉ねぎソースの美味しさは心に残りました。

    普段は豚カツ派の私ですが、久々に食べた牛かつの上品な味わいに「また来たい」と思わせられたのも事実。食べ歩きの楽しさを再認識させてくれる一皿でした。

    点数 2点

    点数の意味

    5—人生最後の日はこのお店❗️

    4—人に勧めても間違いない

    3—何度も通いたくなるお店

    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ

    1—あんまり…かな

    0—もう行かない

  • オムレツ(自炊)後の採血

    9/9

    最近どうも尿酸値が高止まりしていて、「正常値に戻った日ってあったっけ?」と自問してしまうような日々が続いています。そんな中で選んだ食事は、野菜をたっぷり使ったオムレツ。シンプルですが、プリン体が比較的少なく、ビタミンや食物繊維も摂れるため、尿酸値対策としては悪くない選択肢です。もしこれで尿酸値が上がるようなら、「もう外食を我慢するのはやめようかな」と思ってしまうくらいの気持ちで臨みました。

    さて、今回の採血結果は以下の通りでした。

    • 尿酸値(UA):7.9 → 7.5 mg/dL
    • 中性脂肪(TG):117 → 158 mg/dL

    尿酸値はわずかに下がったものの、中性脂肪はやや上昇。前回はピザやガーリックライスといった高カロリー食でも中性脂肪が大きく動かなかったのに、今回は茶碗1杯のご飯を食べただけで数値が上がっているのが不思議なところです。こうした結果を見ると、「食事の内容そのもの」だけでなく、「採血のタイミング」が影響しているのではないか、という仮説が浮かびます。

    尿酸値のグラフ

    実際、9月8日は昼12時過ぎに採血、翌日の9月9日は10時半頃に採血を行いました。朝食は摂らずに働いていたため、この1時間半の差で数値が変化した可能性が考えられます。中性脂肪は特に食後の時間経過に左右されやすく、食後数時間は数値が高めに出やすいのが特徴です。したがって、同じ条件で測定しない限り、単純な食事内容との比較だけでは説明できない部分が出てきます。

    尿酸値については、今回少し下がったことでひと安心。ただし下がり方には日ごとに大きな違いがあり、ぐっと下がる日と緩やかにしか下がらない日があるのが不思議です。たとえば、8月26日から27日にかけて尿酸値がしっかり下がった時には、昼にケンタッキー、夜はゴーヤチャンプルという決して「健康志向」とは言えない食事をしていました。頑張って節制している日よりも、むしろ気楽に食べた日の方が下がっていることもあるのです。

    日本痛風・核酸代謝学会の資料によると、尿酸値には「食事」「運動」「アルコール」といった要因が強く影響するとされています。これは間違いなく大切なポイントですが、実際の数値の動きを見ていると、それだけでは説明できない波があるように思えます。例えば、前日の水分摂取量や睡眠の質、あるいは仕事のストレス、体内のホルモンバランスといった要因も関わっているのではないでしょうか。医学的に証明されている部分はまだ限定的ですが、少なくとも「単純に食事内容=数値変動」ではない複雑な背景がありそうです。

    今回の結果をどう捉えるべきかといえば、「数値の小さな上下動に一喜一憂しないこと」が一番大切だと思います。確かに尿酸値や中性脂肪は健康リスクに直結する重要なデータですが、日ごとの変動はあくまで短期的な揺らぎにすぎません。むしろ数週間から数ヶ月という単位で、全体として高止まりしているのか、あるいは改善の傾向が見えているのかを冷静に見極めることが重要です。

    私自身は「美味しいものを食べたい」という気持ちを軸にしながら、日々のデータを積み重ねて観察することを楽しむようにしています。食事制限でストレスを抱えるよりも、少し運動を増やしたり、水分を意識的に摂ったりといった工夫でバランスを取る方が、自分には合っていると感じています。今後もこうした「ちょっとした工夫」と「数値の観察」を繰り返しながら、自分なりに健康と食の楽しみを両立させていきたいと思います。

  • 1軒目Tボーンステーキを食べ、2軒目にガーリックライス、そんな日の翌日の採血

    9/9

    昨日はちょっと贅沢な外食のはしごをしてきた。まず1軒目では豪快なTボーンステーキ。骨付きで分厚く焼かれた肉をナイフで切り分けると、肉汁がじゅわっと溢れ出してくる。外は香ばしく、中はしっとりとした赤身。脂身の甘さと赤身の旨みのコントラストが素晴らしく、シンプルに塩だけで食べても十分な満足感があった。ワインを合わせれば、まさに至福のひとときだ。

    そして2軒目では締めにガーリックライス。ニンニクの香りが食欲を再び呼び覚まし、バターと醤油の香ばしさがたまらない。お酒も進み、結局かなりしっかり食べて飲んでしまった。翌日の採血が少し怖くなるような夜だった。

    さて、その翌朝に実施した採血の結果である。

    尿酸値(UA)は 7.5 → 7.9 mg/dL と上昇。
    一方で中性脂肪(TG)は 150 → 117 mg/dL とむしろ低下していた。

    正直なところ、ピザやライスといった炭水化物も摂っていたため、中性脂肪はもっと上がるかと思っていた。ところが意外にも数値は下がっていた。これはやはり服用している中性脂肪を下げる薬「パルモディア(ペマフィブラート)」の効果が大きいのだろう。薬の力を実感するとともに、日々の食生活の影響だけでは測れない体の反応に改めて驚かされる。

    一方で尿酸値はやはり上昇していた。昨日のメニューを振り返ると、ステーキやガーリックライスに加え、つぶ貝、秋刀魚、ヤリイカといったプリン体を多く含む食品をちょこちょこつまんでいた。量自体は決して多くなかったものの、プリン体は毎日の積み重ねで体内に蓄積しやすい。特に海産物は旨み成分とともにプリン体も豊富で、尿酸値に影響を与えることが多い。

    尿酸値が持続的に高い状態が続くと、痛風発作や腎障害のリスクが高まることは医学的にも明らかになっている。ただし、食事を極端に制限して楽しみを奪うのは現実的ではない。大切なのは「工夫してリスクを減らす」ことだと思う。例えば、アルコール摂取の際には水分をしっかり取り、尿量を増やすことで尿酸の排泄を促すことができる。ビールやワインを飲んだら、同じくらいの量の水や炭酸水を一緒に飲むように心がけるだけでも違ってくる。

    また、運動も尿酸値に良い影響を与える。特に有酸素運動は体内の代謝を改善し、尿酸排泄を助けるとされている。ただし激しい運動は逆に尿酸を一時的に上げてしまう可能性があるため、ウォーキングや軽いジョギング程度の継続が望ましい。

    食事に関しては「プリン体ゼロ」を目指す必要はない。むしろ美味しいものを適度に楽しみつつ、その分を水分補給や運動で調整するほうが、長く続けられる生活習慣につながるはずだ。私自身も「健康でいたいけれど、美味しいものを我慢してまで数値を下げたいわけではない」という立場なので、どうバランスを取るかを日々模索している。

    今回の採血結果を振り返ると、中性脂肪は薬のおかげで安定していた一方、尿酸値は確実に上昇していた。これはやはり「プリン体の摂取量」と「水分不足」が影響したのだろう。今後は美味しいものを楽しむためにも、もう少し水分補給を意識していきたいと感じた。

  • 2軒目に迷ったら「らんぷ亭」

    9/7夜②

    2軒目に迷ったららんぷ亭🥰

    一軒目でしっかり食べて飲んだ後でも、「もう少し美味しいものを口にしたい」と思ってしまう夜があります。そんなときに迷わず選ぶお店が、私にとっては「らんぷ亭」。味、雰囲気、そして安心感。そのどれをとっても、2軒目としての満足度が非常に高い一軒です。


    ①食べたもの紹介

    秋刀魚とじゃがいものテリーヌ 肝ソース添え
    最初に登場したのは、見た目にも美しい秋刀魚とじゃがいものテリーヌ。上にはイチジクと葡萄がのっていて、ちょっと意外な組み合わせ。でもひと口食べて驚きました。秋刀魚の旨味とじゃがいものほくほく感に、フルーツの甘酸っぱさが見事に調和しているのです。さらに濃厚な肝ソースが全体を包み込み、ワインと合わせると一気に世界が広がるような感覚。季節感も感じられる絶妙な一皿でした。

    ヤリイカの冷製パスタ
    らんぷ亭といえば冷製パスタ。今回の主役はヤリイカ、そこに白茄子とトマトが加わり、さっぱりとしながらも奥深い味わい。冷製パスタはただ「冷たいだけ」で終わってしまうことも多いのですが、こちらは素材一つひとつの旨味をしっかりと引き出していて、食べ進めるほどに「やっぱり冷製パスタはらんぷ亭に限る」と思わせてくれる完成度でした。

    ポテトフライ
    どんなに凝った料理を楽しんでいても、なぜか恋しくなるのがポテトフライ。カリッとした衣とホクホク感が絶妙で、シンプルだからこそお店の力量が出るメニュー。ここでも期待を裏切らない美味しさでした。2軒目で少しジャンクな一皿を挟むと、逆に贅沢さが増すような気がします。

    ガーリックライス
    そして締めにはやっぱりガーリックライス。香ばしい匂いに包まれながら、しっとりしたご飯を頬張ると、一日の疲れも吹き飛ぶよう。ワインで軽く酔った体にちょうどいいボリューム感で、「あぁ、今日はいい日だった」と心の底から思える瞬間でした。

    グラスワイン 4杯
    料理に合わせて赤・白をそれぞれ選びながら4杯。お店のセレクトが絶妙で、重すぎず軽すぎず、料理と自然に寄り添ってくれる味わいでした。気づけばグラスを重ねてしまうのも納得です。

    お会計は 16,200円。決して安いわけではありませんが、料理の質、心地よい時間、そして満足感を考えれば、十分に価値のある金額です。


    ②らんぷ亭の魅力を考える

    らんぷ亭の魅力は、単に料理が美味しいだけではありません。季節感を取り入れた食材の使い方、盛り付けの美しさ、そして一皿ごとのバランス感覚。食べていると「この組み合わせ、家では思いつかないな」と感心させられることが多いのです。

    また、2軒目で訪れるからこその楽しさもあります。お腹がそこそこ満たされている状態だからこそ、より純粋に味をじっくり堪能できる。軽めの一皿を選んだり、シメにご飯を頼んだり、自由度の高さも魅力の一つです。

    ワインのセレクトにも毎回驚かされます。飲み疲れしない軽やかさと、料理を引き立てる奥行き。お店全体としての完成度が高いからこそ、どの料理を選んでも後悔しない安心感があるのです。


    ③まとめ

    「2軒目に迷ったららんぷ亭」。これは私の中で揺るぎない鉄板ルール。秋刀魚とじゃがいものテリーヌのような驚きのある一皿から、ヤリイカの冷製パスタのような安定感のある逸品、さらにはポテトフライやガーリックライスのような心地よい定番メニューまで、どれも外れがありません。最後に美味しいものを食べて締めくくれば、その日一日が全て良いものに感じられる。らんぷ亭は、そんな幸せを与えてくれる大切なお店です。

    ご馳走様でした。


    点数 4.3点

    点数の意味

    5—人生最後の日はこのお店❗️

    4—人に勧めても間違いない

    3—何度も通いたくなるお店

    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ

    1—あんまり…かな

    0—もう行かない

  • Tボーンステーキを食べられる AUBE.cafe CUATRO

    9/7夜①

    宮崎で「Tボーンステーキを食べられるお店はないかな」と探していて見つけたのが、AUBE.cafe CUATRO。街中にありながら少し落ち着いた雰囲気で、イタリアンとワインをゆっくり楽しめる空間です。店内は暗すぎず明るすぎず、温かみのある照明で、カジュアルと上品さのバランスがちょうどいい。女性同士のグループやカップルが多く、特別な夜に選びたくなるお店でした。

    この日の目的はもちろん、仔牛のTボーンステーキ。宮崎でTボーンを扱う店はなかなか少ないので、出会えただけでもうれしい気持ち。レアでお願いしたお肉はしっとりと柔らかく、骨付きならではの旨味がじわっと広がります。添えられたステーキソースは香ばしさと甘みがあり、肉の味を引き立てるバランス型。赤身の力強さと脂の軽やかさの両方を楽しめるのがTボーンの醍醐味ですね。

    欲を言えば、せっかくのTボーンだからもう少し大きいと迫力が出て、食べる楽しさがさらに増したかも。とはいえ、肉質や焼き加減はとても満足度が高く、ワインとの相性も良くて「また食べたい」と思える一皿でした。☺️

    メインの前に注文したグリーンサラダは、シャキシャキとした野菜に酸味の効いたドレッシングが絡み、口をリフレッシュさせてくれます。さらに印象的だったのがつぶ貝とエリンギのエスカルゴ風。バターとガーリックの香りが食欲をそそり、つぶ貝のコリコリした食感とエリンギのジューシーさが重なり合う。ワインを進めるにはぴったりの前菜でした。

    そしてもう一つのおすすめが、プレーンピザにラクレットチーズをかけたもの。生地は薄めで軽い食感。そこに熱々のラクレットチーズがたっぷりかかり、シンプルながらも濃厚でコクのある一皿に変身。見た目のインパクトもあり、チーズ好きにはたまらないメニューです。

    この日はグラスワインを2杯、そしてビールを一杯。料理との相性を考えながら飲み進める時間は、やはりイタリアンならではの楽しみ。ステーキには赤ワインを合わせましたが、タンニンの強すぎないタイプを選んだことで肉の旨味を邪魔せず、むしろ引き立ててくれました。

    お会計は10,923円。内容を考えれば納得の価格帯です。Tボーンステーキという特別感のあるメニューを楽しみつつ、前菜やピザも含めてしっかり堪能できるので、コストパフォーマンスは悪くありません。

    ちょうどこの日は女子バレーの3位決定戦が店内で流れていて、スポーツ観戦をしながらワイン片手に料理を楽しむという贅沢な夜になりました。料理の満足感と空間の居心地の良さ、そしてスポーツ観戦の臨場感が合わさって、充実感のある時間。こういうシチュエーションも外食の醍醐味だなと改めて感じました。🌉

    ちなみに、医師として少し栄養面にも触れると、Tボーンステーキは部位の関係でプリン体量がやや多めです。牛肉の赤身は100gあたり約100mg前後のプリン体を含み、骨周りの旨味成分も影響してか、食べすぎると尿酸値が上昇する可能性があります。もっとも、プリン体だけが問題ではなく、アルコールや糖質の摂り方も関係します。この日はワインとビールを合わせて飲んだので、もし翌日の尿酸値を測ったら、少し高めに出るかもしれません。ただし「美味しいものを楽しむ」ことは健康にとっても精神的に良い影響を与えるはず。翌日は水分をしっかり摂ったり軽い運動を心がけたりして、数字とうまく付き合うのが現実的だと思います。

    まとめると――

    • 宮崎でTボーンステーキを食べられる希少なお店。
    • AUBE.cafe CUATROは雰囲気がよく、デートや女子会に最適。
    • 仔牛のTボーンステーキは柔らかくソースとの相性抜群。
    • ピザ+ラクレットチーズはチーズ好きにおすすめ。
    • 前菜やサラダ、つぶ貝のエスカルゴ風もクオリティ高め。
    • グラスワインとビールで料理とのマリアージュを堪能。
    • お会計は1万円強で、内容を考えれば納得感あり。
    • 栄養的にはプリン体やアルコールに注意が必要。

    雰囲気も料理も満足できた夜ごはん。美味しい料理にスポーツ観戦まで重なり、「今日は特別な夜だったな」と思える時間を過ごせました。

    点数 2点

    点数の意味
    5—人生最後の日はこのお店❗️
    4—人に勧めても間違いない
    3—何度も通いたくなるお店
    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ
    1—あんまり…かな
    0—もう行かない