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  • 【尿酸値検証】ケンタッキーを食べても上がらない?翌日の血液データを公開

    9/13

    先日の採血で尿酸値がついに過去最高の8.5を記録し、危機感を覚えたばかりでした。それなのに、不思議と食べたくなるのは揚げ物やファストフード。人間の欲望というのは本当に面白いものです。今回はどうしても食べたくなり、ケンタッキーの「月見チーズフィレバーガー」を選びました。


    ケンタッキーで月見チーズフィレバーガー

    季節限定の「月見シリーズ」は、この時期ならではの楽しみ。サクッと揚がったチキンフィレに、とろりとしたチーズと卵が重なり、バンズに包まれた瞬間から食欲を刺激します。脂っこいのに、なぜか飽きがこない。濃厚なのにどこか軽やかに感じるのは、チキンフィレの肉質と衣のバランスのおかげかもしれません。

    ファストフードを食べると「体に悪そう」と思われがちですが、これまでの経験上、実は尿酸値や中性脂肪が大きく悪化することはあまりありません。理由のひとつは、肉の種類と量。鶏むねや鶏もも肉はプリン体量が中程度で、レバーや魚卵、青魚ほどではありません。加えてファストフードは一食で摂る量が限定的。結果的にプリン体摂取はそこまで多くならないのです。


    採血データの結果

    さて、今回の翌朝の採血結果です。

    • 尿酸値(UA):8.5 → 8.4
    • 中性脂肪(TG):177 → 126

    まず注目したいのは中性脂肪。フライドチキンを食べたにもかかわらず、むしろ大幅に低下しました。脂質や揚げ物を摂ったからといって、必ずしも数値が跳ね上がるわけではないことがよく分かります。体内での代謝や、食べた量・時間帯、前日の摂取内容などが複雑に絡み合っており、「ファストフード=中性脂肪が上がる」とは単純に言えないのです。

    一方、尿酸値は8.4。確かに前日の8.5よりは下がっていますが、ほぼ横ばい。以前であれば「プリン体の少ない食事をすれば翌日にはぐっと下がる」というパターンが多かったのですが、今回は下がりきらない。これが少し気になるところです。

    尿酸値が下がらなくなってきた理由

    尿酸値は体内でプリン体が分解されて生じる老廃物であり、本来は尿として排泄されます。ところが、加齢や腎機能の低下、生活習慣の影響によって「排泄能」が落ちると、蓄積して下がりにくくなります。

    今回のケースでは、食事内容だけでなく「運動不足」が影響している可能性が高いです。体を動かさないと血流や腎臓の働きが鈍り、尿酸の排泄が滞りやすくなります。逆に軽い運動や十分な水分摂取を心がけると、尿酸の排泄が促されやすいことが知られています。

    つまり、食事のプリン体量だけでなく、「体がどれだけ尿酸を処理できる状態か」という条件が大きく関わっているのです。


    肝腎・脂質の検査もクリア

    週末ということもあり、肝機能・腎機能も併せて検査しました。結果は問題なし。コレステロールや中性脂肪も基準値内で、大きな異常は見られませんでした。数値だけを見れば「危険水域」に近づいている尿酸値が気になりますが、他の臓器機能はしっかり保たれているというのは安心材料です。


    これからの工夫

    とはいえ、尿酸値8.4は明らかに高値。放置していい数字ではありません。痛風発作のリスクはもちろん、長期的には腎障害や動脈硬化のリスクを高めることも分かっています。

    ただ、「好きな食事を我慢する」というのは現実的ではありませんし、このブログのスタンスにも反します。そこで注目すべきは「運動と水分」。ウォーキングのような軽い有酸素運動を取り入れるだけで、尿酸の排泄は改善されやすくなります。また、こまめに水分を摂ることで尿量を増やし、尿酸を体外へ出すサイクルを整えることも大切です。

    「節制」ではなく「工夫」。これなら美味しいものを食べながらでも実践できそうです。


    まとめ

    ケンタッキーの月見チーズフィレバーガーを食べた翌日の採血結果は、尿酸値8.5→8.4、中性脂肪177→126。中性脂肪は改善した一方、尿酸値はほぼ横ばいで「下がりにくくなっている」ことが分かりました。

    食事のプリン体量だけでは説明できない数値の動きには、運動不足や水分摂取不足といった生活習慣の影響が大きく関わっています。今後はウォーキングなどの軽い運動を取り入れ、体の排泄能力をサポートすることが鍵になりそうです。

    「節制はしたくないけれど、工夫はする」——そんなスタンスで、美味しいものを楽しみながら健康と付き合っていきたいと思います。