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  • ランチにおすすめ!「牛かつ ながさき」で体験する二段階調理の牛かつ

    9/9

    牛かつ ながさきでランチをいただいてきました。
    実はこのお店を訪れるきっかけになったのは、映画のワンシーン。スクリーンの中で美味しそうに牛かつを頬張る姿を見た瞬間、「あ、これは今すぐにでも食べたい!」と心を動かされ、気づけば足が自然とお店に向かっていました。食欲と映像体験のリンクって、本当に不思議で面白いものですね。


    牛かつは「揚げる+焼く」の二段階調理

    注文したのは「国産牛 牛かつ定食 中」。価格は2178円。トレーの上には牛かつを中心に、キャベツの千切り、小鉢、ご飯、赤だしの味噌汁が整然と並び、いかにも定食らしい安心感を漂わせています。

    店員さんからは「当店の牛かつはレアで揚げていますので、最後に焼き石でお好みの加減まで火を入れて召し上がってください」との説明。なるほど、豚カツのように揚げ切って提供されるのではなく、牛ならではの楽しみ方ができるのですね。

    最初は「牛かつってレアで食べるものじゃないの?」と少し戸惑いましたが、これは新鮮な国産牛だからこその調理法。安全性を確保しつつ、肉の旨味を最大限に活かすために、この「二段階調理」が考案されているのだと思います。表面はさっくりとした衣、中心はほんのり赤身を残す絶妙な火入れ。これに自分好みの加減を加えて仕上げる過程は、まるで鉄板焼きを自分のテーブルで体験しているような感覚でした。


    三種類の味わい方

    牛かつといえば、ソースで食べるイメージが強いですが、こちらのお店では三種類の食べ方を推奨されています。まずは「塩」。衣の香ばしさと赤身肉の旨味を最もダイレクトに引き出してくれます。噛みしめるごとに肉の甘みがふわりと広がり、シンプルながら飽きがこない。

    次に「わさび醤油」。これがまた素晴らしい。鼻に抜けるツンとした辛味が脂の重さを抑え、赤身との相性が抜群。お寿司のような感覚で楽しめるのが面白いところです。

    そして今回、特に印象に残ったのが「玉ねぎソース」。甘みと酸味が絶妙に調和し、柔らかい牛かつの風味を包み込むように引き立ててくれます。ありきたりなソースではなく、野菜の旨味が感じられる優しい味わい。思わず何度もソースに箸を伸ばしてしまいました。個人的には、この玉ねぎソースがベストマッチだったかもしれません。


    牛かつと豚カツ、どちらが好み?

    私は普段、豚カツをよくいただきます。衣の香ばしさとジューシーな肉汁、そしてソースとの相性がやはり王道の美味しさだからです。しかし、久々に牛かつを食べてみて、その違いを改めて感じました。

    豚カツが「豪快で力強い」印象だとすれば、牛かつは「繊細で上品」。衣の中に閉じ込められた赤身肉の旨味がじわっと広がり、脂のしつこさが少ないため、意外と軽やかに食べ進められます。重さを感じにくいので、定食を食べ終えた後も爽やかさが残るのが特徴的です。

    もちろん、豚カツには豚カツの良さがありますが、牛かつは「ご馳走感」と「非日常感」を演出してくれる料理だと実感しました。普段は豚カツ派の私でも、「たまには牛かつもいいな」と素直に思える体験でした。


    食べる体験そのものを楽しむ

    この「ながさき」の牛かつは、ただ食べるだけでなく「自分で仕上げる」という体験が加わる点が特にユニーク。焼き石にジュッと肉をのせ、香ばしい音とともに立ち上る煙や香りを楽しむ瞬間は、料理を「味わう」以上に「遊ぶ」感覚がありました。食事という時間をより豊かにしてくれる演出に、ちょっとした特別感を覚えます。

    そして何より、国産牛ならではの安心感と、肉そのものの上質さ。これだけのクオリティで2178円という価格は、コストパフォーマンス的にも納得感がありました。ランチとして訪れるにも十分満足度が高く、夜にお酒と一緒に楽しんでも面白いと思います。


    まとめ

    映画で見た牛かつが食欲を刺激し、その勢いで訪れた「牛かつ ながさき」。レアで提供され、焼き石で仕上げる二段階調理のスタイルは、ただの食事を「体験」に変えてくれるものでした。塩、わさび醤油、玉ねぎソースと味わいのバリエーションも豊かで、特に玉ねぎソースの美味しさは心に残りました。

    普段は豚カツ派の私ですが、久々に食べた牛かつの上品な味わいに「また来たい」と思わせられたのも事実。食べ歩きの楽しさを再認識させてくれる一皿でした。

    点数 2点

    点数の意味

    5—人生最後の日はこのお店❗️

    4—人に勧めても間違いない

    3—何度も通いたくなるお店

    2—人にお勧めする時には選択肢に上がらないけど普通に美味しいよ

    1—あんまり…かな

    0—もう行かない